アイアンへの反撃の為に連携する形で迎え撃つミリィ達。それによってアイアンを追い込む事に成功したものの、その直後に黒いローブの人物が現れたのだった………
メイデンは自身の名を呼ぶ黒いローブの人物に対して首を傾げる様子を見せると………
「私の名前を知っている………? 貴方、何者?」
そう言って黒いローブの人物に疑問を問いかける。黒いローブの人物は笑いを零した後、顔のフードを外す。その中に隠れていた顔に、メイデンとアイアンは驚く様子を見せた。
「っ………!? お父様!?」
ローブの人物はメルヘン総帥であり、リヴィスも例の鍵を渡してきたのはメルヘン総帥であった事をここで知る事となった。
「嘘でしょ………!? あの人がメルヘン総帥だったの………!?」
本人の想定よりも早く因縁が存在していた事に動揺するリヴィス。ミリィもメルヘン総帥の顔を目にし、不思議と初めて見たようにな思えない違和感を感じていた。
「親父………何しに来た? これは私とコイツ等の戦いだ。邪魔はして欲しくない」
そしてアイアンは、勝負を止められたと感じており、自身の要求を口にする。するとメルヘン総帥は突如として笑いだし………
「フッ、忘れたのかNo.5。このメイデンゲームを統括しているのは私だ。それは私の命令が絶対である事を意味している」
アイアンに対して横暴とも取れる言葉を口にした。
「ちっ………興が冷めちまった」
アイアンはメルヘン総帥の命令が絶対という姿勢に不満を零し、萎える様子を見せた。そして………
「………悪いなゴシック。勝負はお預けだ」
勝負を切り上げるかのようにその場から逃げ出してしまった。
「ま、待ちなさい!!」
リヴィスはアイアンを追いかけようとしたが、その直後にメルヘン総帥がリヴィスの前に立ち………
「………お前達がゴシックと共に戦っていた戦士………確かモンスターウォリアーとか言う奴か………ゴシックが貴様等の何を気に入ったのかは知らんが………私が測ってやろう」
ミリィ達を試すと言わんばかりの言葉を口にした後、自身の身体から光を放出する。すると彼の体内から腰にベルトが出現する。
『マスタードライバー………!』
そのベルトはメイデン達が使うメルヘンドライバーと比較して禍々しいデザインのものであった。
「ベルト………!? なんで私と同じような出し方を………!?」
ミリィはメルヘン総帥が自身と同じ方法でベルトを出現させた事に動揺する。そしてメルヘン総帥は紫色のゼンマイを取り出し、これをベルト左部にセットする。
『マスター!』
これにより待機音が起動する。メルヘン総帥は左手で握り拳を作ると………
「………変身」
そう言ってゼンマイを回した。
「メイデンドールマスター!! マスターメルヘン!!」
これにより、紫色の禍々しい鎧を身に纏った戦士の姿へと変化するのであった………
ミリィ達の前に現れたメルヘン総帥は、ミリィ達の実力を測ろうとモンスターウォリアーに似た戦士へと変身した。果たして、その実力は如何なるものであろうか………!?
To Be Continued………
次回予告
マスターメルヘンと自称するメルヘン総帥が変身した戦士と戦うミリィ達。しかしその強さは、ミリィ達が持つ現時点最強の力すら上回るものであった………
次回「幻想を支配する王者」