鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

142 / 201
前回までのあらすじ
ミリィがNo.2メイデンであり、本人もその合点がいってしまった為に絶望を感じる事しか出来なくなってしまう事態に。オマケにメルヘン総帥を止められる者はおらず、戦況も絶望的という最悪な状態となってしまうのであった………


第141話 絶望からの撤退打

そしてミリィ達視点。ミリィは絶望し動けず、メイデンは未だ光弾の呪縛から解放されず、リヴィスもダメージで立てずにいた。

 

「まずい………! このままじゃ………!!」

 

リヴィスが絶望的状況に動揺し、メルヘン総帥が3人の前へ歩き出している中、突如としてバイクによるエンジン音が近くから鳴り響いた。

 

「む………?」

 

メルヘン総帥は首を傾げながら、エンジン音の方へ視線を向けると、そこにはバイクに乗っていたUがバイクごと突進してきており、油断していたメルヘン総帥は轢かれてしまい、大きく吹き飛んだ。

 

「ぐおおおっ!?」

 

メルヘン総帥は動揺の声を漏らしながら地面に倒れる。

 

「U………!! どうしてここに………!?」

 

メイデンはUの突然の登場に驚きながら現れた理由を問いかける。

 

「ミリィちゃんに関する秘密が露呈したもので、嫌な予感を感じて来てみたらこの有様という訳だ」

 

Uはミリィがメイデンである事実から駆け出し、ようやくこの場に辿り着いた様子だったが、既に手遅れである事を、バイクから降りながらボヤいた。

 

「U………まさか貴方もミリィちゃんの真実を知ってたの………!?」

 

それを聞いたリヴィスは、ミリィがメイデンである事実をUも知っていた事に驚く様子を見せた。

 

「知ったのは遂さっきだがな」

 

Uはそれを聞き、知ったのは最近であると留意した。そしてメルヘン総帥は身体を起こすと………

 

「お前か………誰が来た所で私を止める事など出来ん」

 

そう言って、自らの強さに自信を持つかのようにそう言い放つ。しかしそれを聞いたUは冷静であり………

 

「………今はアンタの相手なんてする気ねぇよ………今やるべきは………変身」

 

そう言って腰にインベーダードライバーを装着し、持ち手が紫一色の鍵をベルトにセットする。

 

『ディメンションソードマスター! ディメンションソードマン!!』

 

Uはソードマンのディメンションフォームに変身すると、近くに止めておいたバイクを右足でメルヘン総帥に向けて蹴飛ばす。メルヘン総帥はバイクを前に反射的に防御姿勢を取ったが、同時にメルヘン総帥の視線がバイクに向いたその瞬間、即座に自身を中心にした足元の次元を捻じ曲げゲートを作り出す。その有効範囲にはミリィ達3人もおり、U達4人はそのゲートに落ちる形でその場から離脱し、すぐさまゲートが閉じられた。一方、メルヘン総帥は吹っ飛んで来たバイクを両腕で受け止め、これを地面に叩き落とす事でバイクを廃車とするが、Uの策による逃亡を許した事に舌を鳴らし………

 

「………姑息な真似を」

 

と、Uの策にしてやられた事に苛立ちを顕にしたのだった………

 

 

 

メルヘン総帥による絶望に襲われてしまうミリィ達を颯爽と救ったU。メルヘン総帥には実質的に敗れる結果となったものの、最悪の事態は回避する事に成功したのであった………

To Be Continued………




次回予告
メルヘン総帥に惨敗した上、精神的に戦意喪失してしまうミリィ。かける言葉が見つからないリヴィス達に対し、Uは一度そっとしておくべきであると口にするのであった………
次回「立ち上がれない絶望」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。