Uの昔話を聞き、その中でそれが彼の昔話であると断定するミリィ。その中で彼女は絶望から脱却し始めており、そんな彼女を見たUは、ビリジアンが奪取した情報をミリィへ見せる事を決意するのであった………
U達に着いてくる形でピンクの部屋へ入ったミリィ。ピンクは部屋のパソコンを操作し、ビリジアンが奪取してきたメイデンにまつわるデータをミリィへ見せる。
「これは………メイデン達の情報………?」
ミリィは、パソコンに映されたデータを目にする事となった。
「ビリジアンが命懸けで取ってきたデータだ。中には7体のメイデンにまつわる情報が入っていたのに加えて、ミリィちゃんとエヴィちゃんにまつわる事が書いてあった。それとミリィちゃん、君の力は………君の中にマテリアルが入っている故の力だったとも………この中に記載されてあった」
Uはミリィに対し、データの内容とミリィの力に関する詳しい情報を説明する。
「うん………なんとなくそんな気はしてたかな」
それを聞いたミリィは薄々そんな予感を感じていたのか、今や平然とした様子でそう呟いた。
「………それを聞いて嫌になるとかはもう無いか?」
Uはミリィに対してそう問いかける事によって、彼女の精神状態を探る。それを聞いたミリィは………
「もう大丈夫………決して楽とかは無いけど、自分の正体とかについてははっきりと理解できて………今なら受け入れられそうな気がするよ………」
そう言って冷静に自分の中で事実を受け入れられる様子を見せた。それを見たUは………
「そうか………でももしまた迷いそうなら僕達を頼ってくれよ。君が何者だろうが………僕達は君自身を受け入れるから」
そう言って、ミリィに対して困った時に自分達へ頼るよう口にする。それを聞いたミリィは嬉しそうな様子を見せると共に………
「………ありがとう、Uさん。でも私の正体がなんだろうと、私は皆と共に戦いたい………その想いは今でも変わらないよ………!」
仲間達と共に戦う………その想いは揺るがない事を口にする。
「そうか………それは頼もしい限りだ」
Uはそう言って、立ち直ったミリィに対する安心感を感じていた。そしてその直後、Uが所持していたブランクの鍵から光が放出する。
「っ………!? なんだ………?」
Uは首を傾げながら鍵に目を向ける。するとその鍵は形が変化し、上部に2つのスロットが備えられた大型の鍵へと変化した。
「これは………そうか、ミリィの想いが………この鍵に強く反応したって事か………」
Uは鍵が変化した理由を自分なりに解釈し、これをミリィに向けて手渡した。
「その鍵は君が使え。メイデンだと分かってもなお自分の負を乗り越えられた君ならこの鍵を使える」
Uはそう言って鍵を託す様子を見せた。
「Uさん………行こう、今でもリヴィスさんとメイデンちゃんが戦っている………!」
そしてミリィは、今も戦う仲間達の元へ駆けつけるべく、Uと共にその先へ向かう事を口にするのだった………
Uの話と自身がメイデンであるという現実を乗り越えたミリィに呼応して新たな鍵が生み出された。果たして、覚悟を超えたミリィは今後の戦いに進む事が出来るのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
アイアンとの激闘に苦戦するリヴィス達の元へ漸く駆けつけるミリィ達。自身がメイデンである事を乗り越えたミリィは、新たな鍵の力で最強の戦士へと変身するのであった………
次回「絶望を越えた光」
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9月11日から7:30枠の投稿を再開します! そのタイトルは『幻想異次元冒険記』! 今回のメイン人物はUと真子の2人! 特に長い間戦線に立っていなかった真子にスポットが当てられつつも、U作品史上トップクラスのダークファンタジーが展開されていく予定なのでお楽しみに………!