アイアンとの最後の激突に挑んだミリィは、必殺技の連発でアイアンを撃破する事に成功する。だが、それと同時にメイデンを殺す際の虚無感に襲われていたのだった………
その後、ミリィ達は『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』のアジトへと戻った。ミリィはソファーに腰かけており、疲れを隠せない様子だった。
「随分疲れているみたいだな」
そしてそんな彼女の様子を見ていたUは、心配になったのかミリィの対面にあるソファーに腰掛けながら彼女に声をかける。
「うん………この鍵の力、とても凄かったんだけど同時にいつもよりも疲れちゃって………」
ミリィは、先程シャイニングヒーローイックフォームに変身するのに使っていた鍵を手にしながらそう呟く。どうやらこの鍵で変身する事による代償もそれなりに存在するようだった。
「そうか………そうなると使う場面はよく考える必要があるな」
それを聞いたUはミリィに対し、使い所を見極めるよう口にする。それを聞いたミリィは無言でこれに頷いた。
「………まあでも、ミリィが元気になったみたいで安心したよ」
その直後、ミリィが元気を取り戻した事に嬉しそうな様子を見せたU。そしてそのままソファーを立とうとするが………
「ねぇ、Uさん………さっき、メイデンを殺す事を悲しいと思うようになっちゃったんだけど………これっておかしい事なのかな………?」
その時にミリィは先程アイアンを倒した時の事を思い出しており、Uにその事を相談した。それを聞いたUは少し考える様子を見せると………
「………どうだろうな。でもメイデンを殺す事に悲しさを感じる事はおかしい事じゃないと思う。アイツが生命を弄んでいる事には違いないからな」
そう言って、ミリィの考えをおかしいとは考えていない様子を見せた。
「どうしてあの人はこんなゲームの為に私達を作ったのかな………」
ミリィはメルヘン総帥の意図が読めない様子でそう呟いた。
「さあな。でもこんな馬鹿げたゲームは絶対に止める。そうでなきゃ、これまで倒してきたメイデン達の死が意味を失う」
Uはそれでもメイデンゲームを終わらせる事を決意しており、そうでなければこれまでのメイデン達の死の意味が無くなると考えていた。
「………そうだね。私もこの戦いをなんとしても終わらせる。そのつもりだよ」
それを聞いたミリィはUの言葉に頷きながらそう呟いた。それを聞いたUは小さく笑い声を漏らしながらソファーを立つと………
「………強くなったな、ミリィ」
そう言ってミリィの成長を認める様子を見せたのであった………
メイデンゲームにおいて、メイデン同士の殺し合いへ疑問を感じるミリィ。Uとの対話を経て、彼女の想いは改めてメイデンゲームを終わらせる事へと動いたのであった………
To Be Continued………
次回予告
メイデンゲームで生き残っているのはメイデンとポイズの残り2人となった。ポイズの捜索に動いていたミリィ達の前に、メイデンゲームの勝利を狙うポイズが現れたのだった………
次回「最後の1人を決める争い」