鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
残るメイデンはメイデンとポイズのみというこの状況にて、ポイズと対決する事となったミリィ達。そして2人の対決を待っていたかのように、ローブを身に纏った人物が様子を見ていたのであった………


第153話 最後の勝者を決める戦い

ミリィ達3人がポイズに向けて走り出す中、ポイズは不敵な笑いを零すと、直後に彼女の背後から大型のハサミを右腕に装備した怪人と、右腕にドリルを装備した怪人の2体が飛び出して来た。

 

「怪人………!?」

 

リヴィスは怪人が現れ、3vs3の構図となった事に動揺の声を漏らす。

 

「………リヴィスさん、メイデンちゃん、ここは私達もてわけして戦おう! 私とリヴィスさんがマテリアルビーストを相手するから、メイデンちゃんはポイズと決着をつけてきて!」

 

しかし、すぐさまミリィは自身とリヴィスの2人が怪人の対応に動き、ポイズはメイデンに任せる事を提案する。

 

「………ありがとう」

 

ミリィがさりげなく自身にポイズとの因縁をつける機会を与えてくれた事に感謝したメイデンはそう呟くと共に、メルヘンボウを手に、ポイズへと接近した。

 

「ミリィちゃん、頭の回転が速くて恐れ入るわね………」

 

ミリィの頭の回転の速さに関心の声を漏らすリヴィス。その直後に2体の怪人が2人に向かって襲いかかってくるが、ミリィが冷静にジャスティングブレードを振るい、怪人達を地面に叩き落とすと、すぐさまリヴィスが後ろから援護射撃を行い怪人達へ的確にダメージを与えていく。怪人達はすぐに身体を起こしたものの、そこへミリィがジャスティングブレードで冷静に怪人達へ斬撃を叩き込み、追い込んでいく。

 

「よし、私はその隙に………!」

 

リヴィスはその隙にシャドーガンスターに差さった鍵を1度立て、そのまま回した。

 

『ガンスターバースト!!』

 

これにより無数の光の弾丸が銃口から放たれる。ミリィはバク宙で後ろからの弾丸を回避し、弾丸は怪人達へと直撃する。更にミリィはその隙に大きなボタンが付いた鍵をジャスティングブレードへセットしこれを回すと、地面に着地すると共にトリガーを引いた。

 

『ギガンジャスティス!!』

 

これにより膨大な光のエネルギーを纏った斬撃が2体の怪人を襲い、中から取り憑かれていた人間が放出されると、怪人はまとめて爆散し、2つのマテリアルが放出。ミリィがこれを手にすると、マテリアルはハサミのアクリルが付いた鍵と、ドリルのアクリルが付いた鍵の2つへと変化したのだった………

 

 

 

一方、メイデンはメルヘンボウによる射撃を織り交ぜながら接近戦でポイズを相手取っていた。ポイズは徒手空拳による連続攻撃を仕掛けてくるが、メイデンは冷静にこれをかわしつつ、ポイズのボディに鋭いキックを叩き込んだ。

 

「ぐうっ!? ならこれでどうかしら!?」

 

ポイズは自身が押されている状況へ徐々に苛立ちを覚えると、ベルト左部にセットされたゼンマイを回す。

 

『シラユキヒメメルヘンエンド!!』

 

ポイズは右腕にエネルギーを集束させると、そのままパンチを行い、エネルギーを飛ばす。しかしメイデンは冷静にゼンマイを取り出すと、これをメルヘンボウにセットする。

 

『ウサギカメ!』

 

メイデンは冷静にメルヘンボウの弦を引く。

 

「ミューチュ、貴女の力を借りるわ………!」

 

メイデンはそう言うと同時に弦から手を離す。

 

『ウサギカメメルヘンシュート!!』

 

これにより、素早い速度でメイデンの前に亀の甲羅を模したエネルギーシールドが生成され、ポイズの攻撃を受け止める。その直後、メイデンはすぐにゼンマイを入れ替える。

 

『オノオノ!』

 

メイデンは再び弦を引く。

 

「今度はアイアン、貴女の力を借りるわ………!」

 

メイデンはアイアンに対しても敬意を表した言葉を口にすると、そのまま弦を手放した。

 

『オノオノメルヘンシュート!!』

 

これによりオノの形をイメージしたエネルギーが放出し、先程のエネルギーシールドを貫通する形でポイズの方へと飛んで行き、そのまま直撃した。

 

「うわああああ!!」

 

ポイズは姿勢を崩す形で横転する。ポイズは身体を起こそうとするが、メイデンは既にメルヘンボウを構えていた。

 

「………チェックメイトね、ポイズ」

 

メイデンはポイズに向けてそう言い放つ。しかしポイズは諦めようとはしておらず………

 

「私が負けるなんて有り得ない………! このゲームを勝つのは私よ! 私でなければいけないの!!」

 

メイデンゲームの勝者は自分でなければならないという傲慢とも言える言葉を口にした。

 

「ポイズ………」

 

メイデンからしてその姿は憐れ以外の何物でもなかったが、同時にポイズに向けた同情の感情も見せていた。しかし、その直後、近くから足音が聞こえると………

 

「往生際が悪いな、No.9。貴様の敗北は最早決まったも同然………それが分からぬ程に愚かか、貴様は?」

 

足音の聞こえた方にはローブの男が立っており、ポイズの敗北が明らかである事を口にする。

 

「なんですって………!? か、勝手な事を言わないで!!」

 

ポイズは自身が負けたなどとは考えておらず、その人物の言葉に異を唱える。しかし、ローブの人物は突如として笑い出すと………

 

「人形如きが………誰に意見しているのか分かっているのか………?」

 

そう言って、ローブで覆い隠していた顔を露出する。そしてその顔を見たポイズは動揺の声を漏らした。

 

「な、なんで………お父様がここに………!?」

 

何故ならそこにはメルヘン総帥の顔が隠れていたからだった………

 

 

 

ポイズ達を相手にしても冷静に戦うミリィ達はポイズを追い詰める。だが、勝負が完全にミリィ達優位になったタイミングにてメルヘン総帥が突如として顔を見せた。果たして、彼はどのような意図を持って顔を見せたのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
メルヘン総帥はこのメイデンゲームがメイデンの為にだけ行っていた事実をここでU以外にも明かした。それを聞いたポイズは自分達がただの道具である事を知り、絶望を隠せない様子を見せたのだった………
次回「真意の中の絶望」
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