ミリィはシャイニングヒーロイックの力をフルに活かす上、マスターメルヘンの支配を跳ね除ける事により圧倒する強さを見せる。そしてミリィは必殺の一撃を叩き込み、メルヘン総帥を変身解除へと追い込んだのだった………
ボロボロの姿で地面に伏したメルヘン総帥。自身が創造したメイデンに一方的に圧倒された事にはこの上なく動揺していた。
「馬鹿な………! 私が自身の生み出した人形に負けるなど………有り得ない………!!」
メルヘン総帥は動揺の声を漏らしながらミリィを睨みつける。ミリィ本人はジャスティングブレードの刀身をメルヘン総帥へ冷静に向けていた。メルヘン総帥は悔しそうな表情を浮かべるものの、その場は悪足掻きのように撤退を選択し、逃げ出した。その直後にポイズをその場に拘束していた青い光弾の効力も消え去ったが、ポイズ本人の戦意は完全に喪失していた。ミリィ達3人は変身を解除し、直後にメイデンはポイズへ近付くと………
「ポイズ………決着はお預けにさせてもらうわ………私はお父様の力を借りて勝つ道なんて選ばない………貴女がどうするかは自由だけど………次に会った時には決着をつけさせてもらうわ。帰るわよ、ミリィ、リヴィス」
そう言ってその場はポイズを見逃す選択を取り、その場から立ち去ろうとしていた。
「な、何よそれ………私に対する情けのつもり!?」
ポイズは自身が見逃される立場になっている事に動揺し、思わずそう言い放つ。だがメイデンは全く表情を変えておらず………
「私はくだらない勝ち方が嫌いなだけ………今の貴女を殺せば確かに私は勝者となれるかもしれない。けれどそれは私の望む勝利じゃない………私は貴女を自力で倒して初めて本当の勝者になると考えている………確かにこれは貴女にチャンスを与える行為かもしれない………けれど、私も負ける気は無いから」
そう言って自分の中に勝つ為の信念がある為に今回の選択を取った事を明かし、ポイズにもチャンスを与えている自覚をしつつも、自身も再度の対決に負ける気など全く無い事を語った。それを聞いたポイズは普段の調子なら言い返す事をしただろうが、この時ばかりは精神的に追い込まれていた為か、言い返す言葉が見つからなかった。そしてメイデンはそのままこの場から離脱し、ミリィとリヴィスもそんな彼女の背を追いかけるように立ち去った。自身が見逃される事態にポイズはしばらく言葉を失っていたが………
「………ゴシックのくせに………余計な事をしてくれちゃって………!!」
やがてその感情は屈辱的なものへと変化したのだった………
メルヘン総帥が撤退した事で勝負は一時的に終息したものの、まだメイデンゲームそのものは終息していなかった。果たして、お預けとなったメイデンゲームはどのような結末を迎えるのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』のアジトでは、メイデンがそう遠くない未来に訪れるポイズとの対決を待っていた。Uはメイデンへ声をかけるが、その際にメイデンはこの先何があっても自身を信じて欲しい事を依頼するのであった………
次回「少女の求める信用」