鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
リヴィスが自身を助けてくれた人物を捜索する中、ミリィと怪人が戦闘を行う光景を目にし、ミリィの味方として戦闘に乱入する。2人で協力して怪人を撃破したものの、直後に巨大な怪人が現れる事態となったのだった………


第15話 体格差を崩すマグナム

ミリィ達は巨大な怪人との体格差に言葉を失っていたが、その直後、怪人側がミリィ達に気付いたのか、大きく拳を振りかぶって突き出してきた。

 

「………! 危ない!!」

 

ミリィ達は咄嗟にこれをかわしたものの、直後に地震が発生し、2人は転んでしまった。

 

「(パンチの距離が長い………これじゃ近付く前に踏み潰される………!!)」

 

ミリィは怪人の攻撃範囲を瞬時に察知するが、それは同時に迂闊に近付けない事を意味していた。

 

「なら、これでどう!?」

 

リヴィスはすぐさまシャドーガンスターの鍵を縦に戻す。

 

『フィニッシュコマンド!』

 

すぐさまリヴィスは鍵を捻り直す。これにより銃口にエネルギーが集束し、リヴィスは怪人へ狙いを定めると、そのままトリガーを引いた。

 

『ガンマスバースト!!』

 

シャドーガンスターから無数の弾丸が放たれ、怪人の身体に直撃する。ダメージこそ与えられたものの、致命傷にまでは至らなかったのか、怪人はリヴィスに対して拳を突き出し、リヴィスはまともにこれを受けてしまった。

 

「うわあああ!!」

 

変身後の鎧の耐久力でなんとかこれを耐えきったものの、幾らか吹き飛ばされた後に地面に倒れ、すぐには立てない様子を見せた。その際、リヴィスは以前自身が倒した怪人のマテリアルを落としてしまった。

 

「………! (マテリアル………! なんであの人が持っているの………!?)」

 

しかし、それを見たミリィはリヴィスがマテリアルを持っていた事に驚く様子を見せていた。怪人は直後にリヴィスに追撃をかけようとしていた。ミリィは咄嗟に地面に落ちたマテリアルに向かって走り出しこれを手にする。すると、マテリアルが光を放ち、リボルバー拳銃の形をしたアクリル付きの鍵へと変化した。リヴィスは痛みに苦しむ中、ミリィがマテリアルを鍵に変化する姿を再び目にし………

 

「また石を鍵に変えた………!?」

 

ミリィの力に再び疑念を抱いた。ミリィは新たな鍵を目にすると………

 

「………これに賭けるしかないよね」

 

新たな鍵をベルトにセットする。

 

『ブラスト!』

 

ミリィはすかさず鍵を回す。

 

『アーマーオン!! ………マグナムガンマンウォーリアー! ブラースト!!』

 

するとミリィの身体を黒いエネルギーが走り、黄色の鎧が黒の銃をイメージした鎧に変形すると共に、ミリィの手にリボルバー拳銃をモチーフとした大きな銃が出現する。

 

『ブラーストマグナム!!』

 

ミリィは銃型の武器に一瞬戸惑うが、リヴィスが使う武器と似た原理である事を察知すると………

 

「………これならなんとかなるかも! はあっ!」

 

ミリィはブラーストマグナムのトリガーを引く。これにより、シャドーガンスターのものより少し大きめなエネルギー弾が放たれ、怪人の左肩に穴を開けた。

 

「………! 凄い………!!」

 

リヴィスはこれを目にし、素直に感心する様子を見せていた。怪人はミリィを攻撃対象に定めるものの、ミリィは的確に銃撃を行い続け、怪人の身体に次々と穴を開けていき、怪人を押していた。そして、ミリィはベルトに差してあった鍵を外し、ブラーストマグナムにセットする。

 

『エネルギーチャージ!!』

 

これにより、ブラーストマグナムの銃口に黒のエネルギーが集束する。ミリィはそのままトリガーを引いた。

 

『ブラーストブラスト!!』

 

黒いエネルギー弾がブラーストマグナムから放出され、怪人の身体を貫いた。これにより怪人の身体は爆散。怪人の身体の中から取り憑かれていた男性が放出されると共に、マテリアルが爆発し地面へ落下する。

 

ミリィは男性を空中で受け止めると同時にマテリアルを回収。これにより、マテリアルは巨人のシルエットを模したアクリルが付いた鍵へと変化した。

 

「ふうっ………」

 

ミリィは安堵の声を漏らした。直後にリヴィスがミリィの傍に駆け寄ると………

 

「やったわね………!」

 

ミリィに対して勝利を喜ぶ言葉をかける。しかし、ミリィは冷静なままであり………

 

「………手を貸してくれたのはありがとう。でも、私は貴方を信用した訳じゃないから」

 

そう言って、素早い動きでその場を去ってしまった。

 

「あっ! ちょっと!!」

 

リヴィスは引き留めようとしたが、そのままミリィに逃げられてしまった。リヴィスは溜息を漏らしながらシャドーガンスターの鍵を縦に戻して引き抜くと、変身を解除した。

 

「………結局お礼は言えずじまいか………」

 

リヴィスはお礼を言えなかった事を残念がる様子を見せていた。そんな中、ミリィ達の共闘を見ていた人物が1人いた。

 

「あの巨人まで倒してしまったか………意図しないものだったとはいえ2人の戦士はかなりやるみたいね………どうしてあの子があんな鍵を使って自分の力に変えられているかは分からないけど………本気で潰しに行くべきだろうね………」

 

その人物はそう言うと、服の中からとあるものを取り出す。それは、何かのベルトと思わしきものであったのだった………

 

 

 

意図しない形にはなったものの、2人の戦士の力によってなんとか怪人2体の撃破に成功する。しかし、ミリィ達はまだ知らなかった。この戦いの流れを変えんとする、3人目の戦士が誕生しようとしていた事を………

To Be Continued………




次回予告
翌日、ミリィはリヴィスの変身した戦士の事について疑問を感じていた。そんな中、ミリィの前に突如としてメイデンが現れる。彼女はミリィが怪人を倒す戦士だと知った上で、彼女に戦いを挑んできた。彼女は、ミリィに対し戦士として戦う為のドライバーを見せたのだった………
次回「御伽噺の3人目」
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