ポイズの捜索の為に動くミリィ達の前にポイズが現れる。ポイズはメルヘン総帥から奪取した紫色の鍵を使用し、禍々しい力を獲得したのであった………
メイデンとポイズの2人は最初こそお互い向き合うだけだったが、1歩ずつ前進する中で少しずつ早歩きをしていき、最終的には走り出す形で互いに拳を突き出す。
「「うああっ!!」」
これによって互いに後退る形となった。
「(………パワーが上がってる。あの紫の鍵の力によるものか………)」
メイデンはポイズの力が大きく上がった事を悟る。しかしポイズの身体には紫の電流が走り、同時にポイズは苦しむ様子を見せた。
「フフッ………アハハ………!! これでゴシックともやり合える………! 私が勝者となる時が目の前に迫っているのよ………!!」
ポイズは狂気じみた笑いでそう呟いた。それを見ていたミリィとリヴィスは戦慄し、Uは表情こそ変えずにいたがポイズの様子には内心引いた様子を見せていた。
「(………頭のネジがぶっ飛んでるな。それ程までにメイデンに対する執着は深い訳だ)」
Uがそんな事を感じている中、メイデンはメルヘンボウを構えると………
「そんなドーピングまがいな力で私に追い付いたと思っているなら滑稽ね。私が見てきた仲間達はそんなふざけた方法で強くなった訳じゃなかった………舐められたものね!!」
そう言って弦を引いて放つエネルギーの矢で連続攻撃を仕掛ける。ポイズは両腕でこれを受け止めながら接近すると、メイデンに向けてパンチを放つ。メイデンは咄嗟にメルヘンボウで彼女のパンチを受け止めると、メルヘンボウを吹き飛ばされる形で失うが、すかさずパンチを彼女の顔面に叩き付ける形で反撃した。その一撃によってポイズは地面に倒れた。
「………ゴシック、貴女はいつもそうだった………お父様の寵愛を受けて、いつも何かを悟っているような顔をしていたのが………ムカついて仕方が無かった………だからドーピング紛いだとしても関係は無い………貴女を越えればそれが正義なのよ………! アハ………! アハハハ!!」
しかし、ポイズは自身がメイデンと同じ域まで登ってきた事を狂気じみた様子で喜んでいた。だがメイデンはそんな彼女に対し溜息を漏らすと………
「ポイズ、貴女はそれでいいのかもしれない。けれどそんな事で強くなっても何の意味もない………強くなるという事は………自分の信じる想いを重ねて意味のあるものとなるのよ!!」
そう言って、彼女の得た強さを何の意味も無いと吐き捨てるのであった………
メイデンとポイズは互角の死闘を演じるが、狂気を感じさせるポイズに対してメイデンはとても冷静だった。果たして、対称的な2人が織り成す対決はどのような結末を迎えるのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
メイデンとポイズの対決は苛烈を極める展開となった。しかし、想いの面で差がある事から、メイデンによる渾身の一撃が、戦いの流れを徐々に彼女へ動かすきっかけとなったのであった………
次回「想いを乗せた拳」