メイデンとポイズの殴り合いは最早ゲームと呼べるか分からないものであった。だが2人の殴り合いは、メイデン側がポイズヘ致命的なダメージを叩き込む展開となったのであった………
メイデンは爆風をギリギリかわす形で影響を逃れた。そしてその直後、ポイズの変身が解かれた。彼女が使用していたゼンマイは地面を転がってメイデンの足にぶつかった。そして彼女が使用していた紫色の鍵はメイデンとは真逆の方角の地面を転がった。
「………私の勝ちね、ポイズ」
メイデンはそう言って地面に転がっていたゼンマイを手にする。
「そうね………けれど貴女が勝者となったその先に望む未来は無い………何度だって言ってやる………私は貴女とは相容れない存在………貴女の中で呪いとして生き続ける………!」
ポイズは最期まで恨みつらみをメイデンへと吐き捨てる。それを聞いたメイデンは僅かに沈黙の時間が生まれるが………
「………分かってる」
その間に何かを決意したかのようにそう言葉を返した。
「フフフ………アハハハ………!!」
その直後、ポイズは力尽きると共に身体が爆散した。メイデンは宿命のライバルの死を前にして、言葉を発せない様子だった。
「メイデンちゃん………」
ミリィ達がメイデンの内心を察する様子を見せる中、突如として足音と共に拍手をする音が聞こえた。
「少し遅くはなったが、遂にゴシックが勝者となったか………おめでとう」
するとミリィ達にとって聞き慣れた声が聞こえると共に、その声の主が姿を見せた。
「メルヘン総帥………!!」
ミリィ達はメルヘン総帥の登場を前に身構えた。メルヘン総帥は地面に転がっていた紫色の鍵を拾い上げると………
「さあ時は来た。ゴシックが勝者となった今、私の計画は次のフェイズへと移る!!」
そう言って高笑いする様子を見せた。
「………そんな事させないよ………!」
しかし、ミリィ達がメルヘン総帥の野望を認めるはずも無く、ミリィは身体に光を身に纏う事で腰にベルトを出現させ、リヴィスもシャドーガンスターを手にする形で身構える。だが次の瞬間、突如としてメイデンが2人の前に立つと………
「………ミリィ、リヴィス………悪いけど、今ここでお父様を倒させる訳には行かない………」
突如としてミリィ達に牙を剥くようにそう言い放った。
「メイデン!? 今はそいつの野望を止めるべきでしょう!? 貴女の父親とも言える存在かもしれないけど、見逃す訳には行かないのよ!?」
リヴィスはメイデンの行動が理解出来ない様子だった。しかしメイデンは先の戦いで吹き飛ばされ、地面に転がっていたメルヘンボウを拾い上げると、弦を引き身構えるのであった………
ポイズとの死闘を制したメイデンだったが、メルヘン総帥の出現と共に突如としてミリィ達に牙を剥く行為を見せた。果たして、彼女の中で何が起きているのだろうか………!?
To Be Continued………
次回予告
突如としてミリィ側を裏切り、敵対する道を進むメイデン。しかし、様子を見ていたUは、メイデンの様子がおかしい事を感じていたのだった………
次回「苦痛の裏切り」