メイデンの望みに困惑するUだったが、メイデンはUとの対決を望むあまり、メルヘン総帥の拠点など、メルヘン総帥にとって不利な情報まで流してきた。果たして、メイデンの真意とは………?
その後、『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』のアジトへ戻ったUは、ミリィ達にメイデンとの会話の事を話した。
「………メイデンちゃんがそんな事を………!?」
ミリィ達はメイデンの行動に驚く様子を見せる。Uは探知機を机の上に置くと………
「ああ………彼女が何を考えてこんな事をしてきたのかは分からない。でも、メルヘン総帥を倒す為の行動だとしたら………敢えて懐に潜り込んだ可能性が高い………2人を襲ったのも、メルヘン総帥からの信頼を勝ち取る為………」
そう言って、メイデンの狙いを予想する言葉を口にする。
「それなら………! 今それを使ってメルヘン総帥の本拠地に乗り込めれば………!!」
リヴィスはメルヘン総帥の本拠地に乗り込む意義に希望を持つ。それを聞いたUは頷き………
「そうだな、メイデン達の妨害が無くメルヘン総帥を倒せるかも………」
今ならメルヘン総帥本人と戦うハードルが低くなる可能性を語った。
「それなら皆で乗り込もう………!」
ミリィはそう言って、全員での突入を提案する。
「………それは出来ない」
しかし、Uはその提案に異を唱える。
「どうしてよ………!? メイデンの協力があるなら今がチャンスでしょう!?」
リヴィスはUが異を唱えた事に困惑する様子を見せた。だが、Uは僅かな沈黙の時間の後に口を開き………
「………確かに今はチャンスだ。でもそれはメイデンがメルヘン総帥へ幾らかの真実を証明した事で成立する話だ。つまり………僕がメイデンと戦う………それだけは本当にやらなきゃいけない」
Uがメイデンと戦う必要がある………それこそが全員突入を出来ない理由であると語った。
「そんなのダメだよ………! メイデンちゃんは私達の仲間なのに………!!」
ミリィはUの案を受け入れられない様子だった。だがUは右手で机を軽く叩き付けると………
「仲間だと信じているのなら………メイデンの作ってくれたチャンスを無駄にする事は出来ない………!」
強い口調でそう言い返した。ミリィ達は初めこそUの姿勢に反論を唱えようとしたが、Uの右腕が震えているのを目にし、彼も葛藤している事を察知した。ミリィは少し考えた後、自身が主に変身に使用する鍵4本を残して、机の上、それもUの目の前へ置くと………
「………分かったよ、なら私達が先にメルヘン総帥の元へ行く。Uさんは………メイデンちゃんの事をお願い」
そう言ってメイデンとの対決をUに任せる言葉をかけた。
「………すまない」
Uはミリィから託された鍵を手にすると共に、感謝と申し訳無さを合わせた言葉を返すのであった………
メイデンとの対決がメルヘン総帥の野望を挫く絶好のチャンスである事から、Uは葛藤の末にメイデンとの対決に挑む事を決める。果たして、メルヘン総帥を倒す事は出来るのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ミリィ達はメルヘン総帥の野望を止める為に一足先にアジトを旅立った。その直後、Uは『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』の仲間達に、現実はミリィ達に話したものよりも厳しい事を指摘されるのだった………
次回「非情過ぎる現実」