鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

172 / 201
前回までのあらすじ
メルヘン総帥を止める為、先にミリィ達が向かったが、Uはメイデンとの対決が重く苦い結末になる事を『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』の面々から指摘されてしまう。Uはそれを理解しつつも、戦う道を選んだのであった………


第171話 メイデンの望む道

そして日の出が見える中、Uはバイクに乗ってメイデンの無線機のGPSを辿っていた。

 

「(………反応が近い、もうすぐか)」

 

Uは間も無くメイデンの元へ到着しようとしている事をひしひしと感じていた。そして反応が目の前に来た段階で、Uの視界にはメイデンが映っており、Uはバイクを止めると共にすぐさま降りてメイデンの前へと歩き出した。

 

「………来たわね、U」

 

メイデンはUの到着を待ち侘びていた様子でそう言い放つ。

 

「そうだな、望み通りにな………でも、ミリィ達が今同時にメルヘン総帥の元へと向かっている。それは放置でいいのか?」

 

Uはメイデンに対して、ミリィ達の現状を語る。だがメイデンはそれを意に介しておらず………

 

「私にとっては貴方との決着の方が大事なの。お父様の事を炊き付ければミリィ達が向かうのは分かってた。でも、それは同時に貴方をここで足止めしつつ、私個人も決着を付けられる………私にとってはこの上なく想定内の動きね」

 

寧ろ今の動きを想定内と評した。

 

「想定内………か。結局、僕には君の内心が読めなかったよ」

 

Uはそう言うと、メイデンの内心を理解出来ないままである事を吐露する。それを聞いたメイデンは………

 

「それは最期に全部分かるわ………でも、私が貴方と本気で戦ってメイデンゲームは終焉の時を迎える………!」

 

最期に全てが分かる………そう言い放つと共にメルヘンドライバーを取り出し、腰に装着する。

 

「………こんな馬鹿げたゲームはもう終わりにしましょう」

 

その際にメイデンは小さくそう呟いた。それを聞いたUは、やはりメイデンが並々ならぬ事情を抱えている事を察知すると………

 

「………分かった。ならせめて………今だけはお前のシナリオに付き合おう」

 

Uはメイデンの心に寄り添う様子でそう呟くと、インベーダードライバーを取り出し、腰に装着する。そしてUはビームソードのアクリルが付いた鍵を取り出し、ベルト右部にセット。一方でメイデンはゼンマイを取り出し、ベルト左部へセットする。2人は互いに視線を向け合うと………

 

「「………変身………!!」」

 

同時にその言葉を言い放ち、Uは鍵を、メイデンはゼンマイを回した。

 

『ホワイトソードインベーダー! ソードマン!!』

 

『ドリームレジェンド! アリスヒストリー!!』

 

これにより、2人はベルトから放出されるエネルギーで鎧を身に纏う。そして、変身完了と同時にUはソードマンセイバー、メイデンはメルヘンボウを手にすると………

 

「始めましょう………私と貴方の………最後の戦い(ラストワルツ)を!!」

 

メイデンのその言葉をきっかけに戦いへと走り出すのであった………

 

 

 

Uとメイデンの決着の時がいよいよ訪れた。メイデンの真意が分からないまま彼女の望みを果たす為に戦う道を選んだU。果たして、2人の最大にして最後の対決はどのような結末へと向かうのであろうか………?

To Be Continued………




次回予告
Uとメイデンは互いに持てる鍵の力を使ってぶつかり始めた。その中でもメイデンは、歴戦の戦士であるUに食らいつく程の戦闘センスを見せつけるのであった………
次回「英雄の隙を突く戦術」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。