ゴッドゴールデンフォームとなったUは、メイデンを相手に絶対的な強さを見せつける。だがメイデンはUのその絶対的な強さを喜ぶように、残るUとの対決を楽しんでいたのであった………
Uのベルトの負荷は限界が近づいており、メイデンもそれを理解しているが故にゼンマイを回す。
「………最後の必殺対決だ………僕も全力でぶつかる………!!」
Uはそう言うと、ベルトにセットされた鍵のパーツの一部を前へ倒す。
『ゴールデンタイム!!』
これにより、Uの全身から黄金の光が放出し、全身に纏われた。直後にUは地面を強く蹴って大きく跳躍し、メイデンも同タイミングで跳躍する。
「そうね………最高の瞬間になる事を願うわ………!!」
メイデンがそう言うと同時に右足へエネルギーを集束させ、キックの姿勢となる。Uは直後に先程倒したパーツを起こした。
『ゴールデンフィニッシャー!!』
これにより、Uの全身に纏われた光が右足に集束し、そのまま必殺のキックを放つ。
『アリスライトニングエンド!!』
そしてメイデンも必殺のキックを放つ。2人の右足が激突すると巨大な衝撃波が発生し、近くの木々をへし折った。
「はああああああっ!!」
メイデンは持てる全ての力を振り絞って押し切ろうとしていた。だがUも負ける気は無く………
「うおおおおっ!!」
メイデン以上に気合いの入った声で叫び、やがてメイデンを押し始めた。
「ぐうっ!?」
メイデンはUに押された事で動揺混じりの声を漏らした。だが、メイデンは押されているにも関わらずに笑いを零しており………
「………そう、それでいいの………U………!」
メイデンがそう言うと共に、Uのキックはメイデンのボディへと叩き込み、彼女の身体を貫通した。
「うああああああっ!!」
そのままメイデンは変身解除と共に地面へ落下する。その後にUは地面へ着地するが、直後Uのベルトの負荷が限界を迎え、変身が強制解除された。
「メイデン………!!」
だがUはそんな事そっちのけでメイデンの元へ駆け寄った。
「………流石。貴方が私にトドメを刺してくれた事、感謝しているわ………」
だがメイデンはUが自身へトドメを刺した事に喜び、感謝する様子を見せる。
「感謝………? 馬鹿な、僕がやった事は感謝されるべき事じゃない」
Uはメイデンに対し、自らの行為は正しいものではないと言い放った。それを聞いたメイデンは………
「………でも私はこうなる事を望んだ………だから敢えて裏切り者を演じたのよ………」
自身がこうなる事を望んでおり、その為に裏切り者を演じていた事を口にした。
「………どういう事だ………!?」
だがそれを聞いたUは動揺の声を漏らしながらそう問いかけるのであった………
Uvsメイデンの対決は、Uの勝利に終わった。だが、全てはメイデンの望んだ結末であった。果たして、裏切り者を演じていたとはどういう事なのか………?
To Be Continued………
次回予告
メイデンが裏切り者を演じていたのは、メルヘン総帥の野望を止める為であった。自身すら犠牲にするこの作戦を行っていた真実をUが知った時、彼の心は大きく揺さぶられるのであった………
次回「自己犠牲の思惑」