Uvsメイデンの必殺同士の一撃が激突。2人の対決はUの必殺技が押し切って決着したものの、メイデンは倒れた後に、自身が裏切り者を演じていた事を語ったのだった………
Uがメイデンの言葉に動揺をする中、メイデンはフッと笑いを零すと………
「………確かに私はあの時に貴方達を裏切るような動きを行ってお父様に付いた………でも最初から気づいていたのよ………お父様の目的は私を使った世界への復讐………元々お父様は自身の目的の為なら手段を選ばない御方。そもそもが出来レースとも言えるこの対決を制した先にあったお父様の行為は間違っている………そう思ったから私は周囲の目を欺く動きを取った………とはいえ、貴方達にはだいぶ手を貸したけどね………」
メイデンはそう言って、ここまでの動きについて詳しい概要を語る。それを聞いたUは………
「………この鍵やメルヘン総帥の居場所とか………か?」
Uはメイデンに対し、手を貸してもらった事について思い返していた。
「………そして、私自身の死もね………お父様は私が死ねば計画を叶えられなくなる………私はそれを読んで今回の思惑を仕組んだのよ………」
メイデンは補足するようにそう語った。それを聞いたUは………
「何故そんな事を………?」
メイデンに対し自らの疑問を問いかけた。
「決まってるじゃないの………お父様の計画は私が居たから故の悲劇………私が死ねば全ては終わる………それに、私が死んでも悲しむものもそうはいない………」
メイデンは自身が居たから故の悲劇に責任を感じており、その為に今回の計画を仕組んだ事を語る。メイデンの自己犠牲が作り出したこのシナリオは、自らが死んでも構わないという思考から成り立った事を語るメイデンだったが、直後にメイデンの頬へ涙が落ちた。メイデンは何が起きたか一瞬分からない様子を見せていたが、少ししてUが泣いているのを目にした。
「………何故泣くの、U………?」
メイデンはUが泣いている事が理解出来なかった。しかし、Uはメイデンの身体を抱きしめると………
「………馬鹿野郎、僕達が悲しむに決まってるだろ………ミリィもリヴィスも………君が死んで何も思わない薄情な子達じゃない………!!
Uはメイデンの考えについて、現実は違う事を訴えかけるようにそう呟いた。それを聞いたメイデンはそれに驚いていたが、直後、メイデンはここ数ヶ月の記憶を思い返していた。
「………私は、知らぬ間に幸せ者になっていたのね………嬉しい限り………だ………わ………」
メイデンは自身の最期において、自らが幸せものである事を呟いた。だがその直後、メイデン本人の意識は闇へと消えた。Uもメイデンが動かなくなって直後は彼女が死んだ事を受け入れられない様子を見せていたが………事切れた彼女を見続けていれば、彼女が死んでしまったかどうかなど………百戦錬磨の戦士であるUには嫌でも分かった。しかし………
「………メイデン? おい、メイデン………しっかりしてくれ………おい!! メイデン!!」
Uはその現実から目を背けるかのようにメイデンの名を呼ぶばかりであった………
メイデンはUやミリィ達のために自らの生命すら犠牲にした。Uはメイデンの真意を聞き、自らの行いを呪うかのように彼女の死を悲しむばかりであった………
To Be Continued………
次回予告
Uがメイデンを倒した直後、ミリィ達はメルヘン総帥の拠点に到着していた。その直後、Uは情報共有の為の無線をミリィ達へ送るのであった………
次回「別れ後の無線」