メイデンの裏切りは芝居であり、彼女は最初からUやミリィの為に動いていた。彼女の真意を知ると共に、メイデンが絶命した事に、Uは慟哭するのであった………
Uがメイデンを倒した頃、ミリィ達はGPS探知機を頼りに道を歩いており、最終的に大きな城へ到着した。
「ここ………でいいのかな?」
ミリィ達は目の前の城に首を傾げる様子を見せた。
「………でも反応はここだし………行ってみるしかないわね………」
リヴィスは疑問を感じつつもこの先へ進む事を決意する。だがその直後、ミリィの持つ無線機が鳴り響く。
「………僕だ、そっちの状況は?」
声の主はUであり、ミリィ達の状況を問いかける。
「今大きい城の前………機械の反応もそこから出てる」
ミリィはそれへ答える。それを聞いたUは………
「そうか、そいつは良かった」
そう言って喜ぶ様子を見せたが、その声はどこか震えたものであった。
「声が震えてるよ?」
ミリィも思わずUへそう問いかけた。
「………メイデンを倒した際に………真実を知ったんでな………」
Uは声が震えている理由を語る。それを聞いたミリィは………
「メイデンちゃん………真実って?」
Uの言葉に首を傾げながら真実について問いかけた。
「………あの子は最初から死ぬ気だった………メルヘン総帥の野望を止める為に………」
Uはメイデンが最初から死ぬ為に戦っていた事を語る。それを聞いたミリィ達は動揺の声を漏らす………
「………知ったのはあの子にトドメを刺した後だ………あの子は味方を欺いてまで僕達を助けてくれた………頭が上がらないよ………」
Uはメイデンに頭が上がらない事を語った。その直後、ミリィは………
「………メイデンちゃんは命懸けだったんだ………仲間の為に生命を賭けられるなんて………凄いよ」
メイデンの生命を賭けた戦いに感心する様子を見せた。
「………僕もそう感じている。初めて会った時のあの子から見て………とんでもなく成長しているとよく分かるよ」
Uもまた、メイデンに敬意を表する様子でそう呟いた。
「………でも、今考えたらメイデンが裏切ってなかった伏線もあったかもな………実は、メイデンが裏切る直前、あの子は何があっても自分を信じてほしいと言ってきた………それもメイデンが裏切り者を演じつつも、僕達の為に動こうとした事を示唆していたのかもな………」
それに加え、メイデンが最初から裏切る気など無かった事を示唆するようなメイデンの行動もあった事を思い出し、ミリィ達へ語った。それを聞いたミリィは少し考える様子を見せると………
「………そうだね。それに………メイデンちゃんの為にも戦い抜かないと………だね」
そう言って、メイデンの意志を継ぐ形で戦う事を決意するのであった………
メルヘン総帥の拠点に近付いたミリィ達の元へ伝達されたメイデンの死と真実。それを聞いたミリィ達はメイデンの想いを継ぐ為であるかのように、今後の激闘を制する為の決意を固めたのだった………
To Be Continued………
次回予告
メイデンの話を終えた後、Uはミリィ達の加勢に向かう事を語る。彼の事を気遣うミリィ達だったが、Uはメイデンの為にも戦線を離脱できない事を語るのだった………
次回「想いの引き継ぎ」