メルヘン総帥の本拠地と思わしき城へ到着したミリィ達の元へUから無線が入る。彼はメイデンの真実をミリィ達へ共有し、彼女の遺志を継ぐ形で戦う決意を固めたのであった………
ミリィとリヴィスがメイデンの為に戦う決意を固める中、無線機はUの声を拾い………
「………2人とも、僕はもう少ししたらそっちに向かう。メイデンとの戦いでベルトが壊れたが………まあなんとかなるだろうしな」
無線機からは、Uがミリィ達の元へ加勢する予定である音声が聞こえた。
「………大丈夫なの、Uさん? 今のUさんは声の感じからして普通じゃなさそうだよ………?」
ミリィはUを心配するようにそう問いかけた。
「………かもな。でも僕に逃げる事は許されないと思う………メイデンが作ってくれたチャンスは………無駄にできない」
だがUは、メイデンが作ってくれたこのチャンスを無駄にはできなかった。それを聞いたミリィとリヴィスは互いに驚いていたが………
「………すまん。無理をしているのは事実なんだが………逃げる訳にはいかない。僕は………メイデンの想いを無駄にしたくないんだ………」
Uはメイデンの想いを無駄にしたくないという本音を語った。それを聞いたリヴィスは………
「U………」
Uの苦悩を読み取り、思わず彼に同情する様子を見せた。ミリィもそれは同じだったが、少し考える様子を見せると………
「………分かった。Uさんの判断に任せるよ」
そう言って、あくまでこのまま戦い続けるかは彼の意志に委ねる様子を見せた。
「………すまないな」
それを聞いたUは、自身を気遣ってくれたミリィに向けてそう呟くと、そのまま無線を切った。ミリィがどこか悲しげな様子を見せながら無線機をしまう中、リヴィスは顔を俯かせると………
「………彼も悲しんでいるのね。歴戦の戦士には………無縁の話だと思ってた」
そう言って、Uが現状でメイデンの死に悲しんでいる事についてそう呟いた。
「………悩むはずだよ………Uさんだって心があるんだから………それに、私は前にUさんの戦う理由を聞いて………Uさんって、普段の冷静かつ圧倒的な強さに反して………意外と心は脆い人なんだよ………だから今回の事は相当傷付いているはず………でも、百戦錬磨の戦士だからこそ………心を押し殺しているんだ………私には出来ないし………やったら悲しいだろうね」
ミリィはUの心情を察してそう呟いた。それを聞いたリヴィスは………
「………やるせない話ね………」
Uの心の内を知り、思わずそう呟くのであった………
Uが精神的に傷つきながらも戦う事を選択する様子を無線越しに知るミリィ達。彼女達はUが無理をしてでも戦う様子に、悲しげな様子を見せたのであった………
To Be Continued………
次回予告
少ししてミリィ達は戦いへ意識を戻し、メルヘン総帥の城の中への侵入する。だが、中に入ってから少しして、ミリィ達は意外な人物と対面する事となったのであった………
次回「城の中の番人」