Uの加勢を得たリヴィスは再度変身し、必殺の一撃を狙う。Uの力による協力から狙いが固定されたリヴィスは、見事に必殺の弾丸を怪人へ直撃させる事に成功したのだった………
怪人の身体から起きた大爆発。その直後、爆発が消えた直後にその場にはビリジアンの姿があり、彼女は気を失ったまま地面に倒れた。彼女の顔に着けられていた洗脳用の仮面も破壊され、地面に落ちた際に崩れ去った。それと同時にビリジアンにくっ付いていたマテリアルが地面に転がったが、Uはこのマテリアルを拾うと………
「メルヘン総帥め………人の仲間にこんな真似をしてくれるとはな………」
そう言ってそのままマテリアルを右手で握り潰した。リヴィスは変身解除と共に、Uの様子に思わず驚きの声を漏らしたが、その際にリヴィスは先程Uが見せた光の触手による拘束を思い出していた。
「………そういえばU、貴方さっき触手を出してなかった? あれ、人間には出来ない芸当なんだけど? ………変身もしていない貴方がどうしてそんな力を持っているの………?」
リヴィスはその疑問をUに問いかけた。Uはリヴィスの身体に起こさせ、近くの壁に背を着けさせながら考え事をしている際のような声を漏らし………
「………ミリィに似たようなものさ。自分の意思を通り越した過ぎた力だよ」
Uは自らを嘲笑うようにそう呟いた。それを聞いたリヴィスは………
「その超人離れした身体能力も………その力が関係しているの?」
続けてUの超人離れした身体能力についても問いかけた。実際、リヴィスはモンスターウォーリアーや怪人を相手にしても優位に立ち回れるUの実力に疑問を感じており、彼女としてはそれを聞かずにはいられなかった。それを聞いたUはリヴィスに見えない様子でどこか悲しげな表情を浮かべていたが、少しして笑いを零すと………
「まあその副次効果とも言えるかな。とはいえ、リヴィスは出来なくていい。普通の人間である方が多分幸せだ。変に力を持ちすぎる奴は一生戦いの世界から逃げられない。それがどんなに辛くて苦しい事か………多分リヴィスに分かる日は来ないよ………」
そう言ってリヴィスを突き放す様子を見せた。リヴィスは最初こそムッとする様子を見せたが、少ししてUの悲しげな表情を目にし………
「………分かったわよ。つまり私は幸せ者って事ね」
そう言って、Uの話に合わせる形でそう呟いた。
「………わかってくれて助かる」
彼女の気遣いを肌で感じたUは、どこか嬉しそうにそう呟くのであった………
ビリジアンを救う際に見せたUの人間離れした力。その力はUにとってやや悲劇とも取れる力であった。戦いの道を選んだリヴィスは、Uの苦悩の詳細を知る事は出来ずとも、彼にとっては楽な話ではない事を理解する様子を見せたのであった………
To Be Continued………
次回予告
直後にビリジアンが目を覚まし、Uとリヴィスの2人が助けてくれた事を察知する。自らのミスを謝罪するビリジアンに対し、Uは優しい言葉をかけるのだった………
次回「仲間の絆」