鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ビリジアン救出に成功する中、Uの力に疑問を覚えるリヴィス。しかし、Uは突き放すような言葉を返し、彼の様子を察したリヴィスもそれに頷く様子を見せたのだった………


第188話 仲間の絆

Uとリヴィスの会話から間もなく、気を失っていたビリジアンが声を漏らした。

 

「………ううっ………」

 

それを聞いたUはビリジアンの前で膝を着き、彼女の様子を目に向ける。ビリジアンはUの顔を目にすると………

 

「………U殿?」

 

目を開いてすぐ、Uの名を口にした。

 

「………無事で何よりだ」

 

Uはビリジアンに対してそう語った。

 

「………ごめん。しくじっちゃった………」

 

だがビリジアンは自身が捕らえられ、剰え洗脳されてしまった事を悔いており、Uへ謝罪の言葉をかける。だがそれを聞いたUはフッと笑いを漏らすと………

 

「気にするなよ、僕達は仲間だ。味方のミス程度でキレるもんかよ」

 

そう言って、ビリジアンの感じる後悔を特に気にしていない様子だった。

 

「U殿………」

 

ビリジアンは涙目になりながらUの暖かい言葉に感動を覚えていた。

 

「泣くなって………ほら、まだ仕事は終わってないんだぞ?」

 

それを聞いたUは、ビリジアンの目元を指で優しく拭き取ると共に、彼女の肩を掴み、そのまま立たせた。

 

「仕事………分かった。泣くのはまた後で」

 

ビリジアンは1度仕事へ意識を戻し、泣くのをやめた。

 

「………ならいい。それとリヴィス、君にも一仕事してもらうぞ」

 

Uはビリジアンが集中力を取り戻したのを目にし、フッと笑いを零しつつも、リヴィスにも働いてもらう事を口にする。

 

「仕事………何かしら?」

 

リヴィスはそう言うと、Uの言う仕事へ首を傾げた。

 

「………ミリィを連れてここを脱出して欲しい。僕達はこの城を破壊する」

 

Uはリヴィスに対し、ミリィを連れた脱出を依頼する。

 

「城の破壊………? どうやって………」

 

リヴィスはUの言葉に首を傾げるが………

 

「………今ここに『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』の連中が来てる」

 

Uはそれを実行する為に他の『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』のメンバーが近づいてきている事を語った。

 

「聞いてないわよ………!?」

 

それを聞いたリヴィスは困惑の声を漏らすが………

 

「言ってないからな」

 

Uは開き直るようにそう言い返す。そしてUはリヴィスの背を軽く叩くと………

 

「………ミリィちゃんの無線機に付けられたGPSを探知する機械だ。コイツなら階層までちゃんと把握出来るだろう………但しリーダー達の到着時間から予測して………15分かな。それ以上は待てない」

 

Uはそう言うと、リヴィスに15分の猶予でミリィとの脱出を依頼した。常人には無茶な依頼とも思えるが………

 

「………任せてみせなさいよ………! 絶対ミリィちゃんを連れて生還してやるから!!」

 

リヴィスはそう言うと、意地でも生きて帰る事を宣言し、ミリィの後を追いかける。その様子を見たUは………

 

「………そうだ、必ず生きて帰れよ………さもないと、メイデンが喜ばないからな………」

 

そう言って、リヴィスがミリィを連れて生存する事を心の底から願うのだった………

 

 

 

ビリジアンを救出し、メルヘン総帥の居城を破壊する計画を実行しようとしていた。その猶予は15分。果たして、リヴィスはミリィを連れて脱出する事は出来るのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
一方、メルヘン総帥を追いかけていたミリィは、玉座の間においてメルヘン総帥と対峙する。メルヘン総帥の野望を打ち砕こうとするミリィに対し、メルヘン総帥はそれを潰すべく新たな姿へと変身するのであった………
次回「最強最大の支配者」
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