進化したマスターメルヘンの力は凄まじい闇を放出するものとなぅていた。防戦一方のミリィは、マスターメルヘンの膨大な力に動揺を隠せない様子を見せたのだった………
メルヘン総帥は追撃をかけるように高速移動を行う。ミリィも素早い動きで走り出すものの、メルヘン総帥のスビードには追い付けず、ミリィは相変わらず防戦一方だった。
「No.2、やはりお前はその程度だ。お前では私を止める事など出来ないのだ!!」
メルヘン総帥はそう言うと同時に攻撃の勢いを強める。その勢いにとうとうジャスティングブレードを手放してしまい、両腕で防ぎ続けるばかりだった。
「ぐうっ! ああっ………!!」
ミリィは苦痛による声を漏らすばかりだった。メルヘン総帥は相変わらず自身の優位を疑わない様子であり、一方的にミリィへの攻撃を続け、遂にはメルヘン総帥が放った鋭いパンチでミリィを大きく吹き飛ばしてしまった。
「うわあああああっ!!」
ミリィは大きく吹き飛ばされた後に地面へ倒れる。メルヘン総帥は直後にゼンマイを回し始め………
『パーフェクトマスターメルヘンエンド!!』
メルヘン総帥は右手から強大な闇のエネルギーを放出する。ミリィは両腕でこれを防ごうとするが、耐えきれず………
「うわああああああああ!!」
大きく吹き飛ばされてしまった後に変身が解除され、近くの壁に激突。ミリィはそのまま地面へ倒れてしまった。
「………思い知ったかNo.2。お前では私には勝てん………」
メルヘン総帥は勝ち誇ったようにミリィに向けてそう言い放つ。しかし、ミリィは変身解除にまで追い込まれたにも関わらず、不思議とメルヘン総帥に対して屈辱の感情も恨みの感情も湧いてこなかった。
「そんな事しか言えないんだね………」
ミリィはメルヘン総帥に向けてそう言い放つ。
「何っ………?」
それを聞いたメルヘン総帥は困惑の声を漏らした。
「貴方は私の事を見下す言葉しか掛けてこない。いや、メイデンちゃん以外にもそれは言えるかな………貴方は新しい力で強くなったつもりなんだろうけど………心は何も変わっていない。そうやって力で誤魔化して………見下す事しか出来ないんだよ………!!」
ミリィは続けてメルヘン総帥の本質を突くような言葉を返した。それを聞いたメルヘン総帥は反論しようとするものの、これまでゴシック=メイデン以外のメイデンシリーズにすら道具として見下す様子しか見せていなかった彼にとって、その道具と見下し馬鹿にしていた存在から図星を突かれるのは屈辱以外の何者でもなかった。
「人形風情が………分かったような口を聞くなあぁぁ!!」
その結果、メルヘン総帥は感情任せにミリィに向かって走り出すだけだった………
メルヘン総帥の圧倒的な力を前に変身解除へ追い込まれるミリィ。しかし、同時に彼女はメルヘン総帥の本質を突く言葉を返した。そしてそれを聞いたメルヘン総帥は屈辱と共にミリィへ八つ当たりの如く追撃をかけようと動き出したのであった………
To Be Continued………
次回予告
メルヘン総帥は怒りに身を任せるようにミリィへ力を見せつける。だがミリィの心には何も響いて来ず、寧ろメルヘン総帥に対して哀れさの感情を抱き始めていたのだった………
次回「哀れられる闇」