ミリィvsメルヘン総帥の対決は遂に必殺技同士のぶつかり合いに発展する。必殺技のぶつかり合いはミリィのキックが打ち勝ち、メルヘン総帥へ致命的なダメージを与える事となったのだった………
ミリィはメルヘン総帥に向けて視線を向けていたが、メルヘン総帥は突如として笑い始めると………
「私を未だに哀れむつもりか………? フン、愚かな人形如きが………お前はいずれ後悔する事になる………この私を倒した事を………自分が生まれてきた事を………!!」
そう言って尚も悪態をついてミリィを陥れようとしてきた。しかし、ミリィの表情は全くと言っていい程変わらず………
「………最期の最後までそんな事言うんだね………悲しいを通り越して………呆れちゃうかな」
寧ろ哀れむ事を通り越して呆れ果てていた。メルヘン総帥はミリィに対し自分の言葉が響いていない事に大きく動揺する中………
「本当にね………ミリィちゃんはこの先アンタを倒した事への後悔なんかしないわよ。自分が生まれてきた事もね」
突如としてミリィの事を肯定する女性の声が聞こえた。2人が声の聞こえた方に視線を向けると、そこにはリヴィスが立っていた。
「リヴィスさん………!」
ミリィはリヴィスが駆け付けた事に驚く様子を見せる中、リヴィスは見下ろす形でメルヘン総帥に視線を向けると………
「………私もアンタに乗せられた事のある女だからあまり偉そうな事は言えないけど………ミリィちゃんは人形なんかじゃない。自分の意思で反抗した………人間よ」
そう言って、ミリィの人としての存在を肯定する言葉をかけた。それを聞いたミリィは驚くと共に、目から涙を零していた。
「リヴィスさん………!」
それは生み出した張本人にひたすら人形と言われ続けてきたミリィだからこそ、対等な人間として見てくれているリヴィスに感動を覚えていたのであろう。
「貴様如きが………貴様如きが………」
最期の最後まで恨み節を吐き捨てようとするメルヘン総帥。だがその身体には限界が来ており、遂には事切れる形で絶命した。
「………全く、死ぬ時までこれとは恐れ入るわ………」
リヴィスは呆れた様子でメルヘン総帥の最期を見届けていた。ミリィは一瞬俯く様子を見せたが、リヴィスはミリィの頭を優しく撫でると………
「大丈夫。人としてのミリィちゃんの生き方はこれから決めていけばいいの。それに、困ったら私達を頼りなさいな。私達は仲間であり………友達でしょ?」
そう言ってミリィを励ます言葉をかけた。それを聞いたミリィは最初こそ困惑していたが、やがて笑顔を見せ………
「うん………!」
嬉しそうな声と共にリヴィスの言葉に頷くのであった………
メルヘン総帥は最期までミリィを陥れようとするものの、リヴィスの登場もあってその目論見は崩れ去ると共にメルヘン総帥は息絶えた。リヴィスの言葉もあって、ミリィはどこか救われた様子を見せたのであった………
To Be Continued………
次回予告
リヴィスの言葉でミリィが精神的に救われる中、Uから提示されていた時間のタイムリミットが5分を切っている状況となっていた。ミリィ達は脱出の為に慌てて外へ向かって走り出すのだった………
次回「幻想の城からの脱出」