メルヘン総帥は最期までミリィへ悪態をつく様子を見せた。だがリヴィスはそんな彼女を肯定する言葉をかけ、メルヘン総帥の最期をミリィと共に見届けたのだった………
ミリィが落ち着きを取り戻してから少し経った頃、ミリィはふと疑問を感じていた。
「………そういえば、リヴィスさん。ビリジアンさんは救えたの?」
それはリヴィスがこの場に現れた理由だった。リヴィスは最初こそ首を傾げたが、やがてUに言われた言葉を思い出し………
「………ああっ!! しまった!! 確かUの奴、この城を爆破するとか言ってたっけ!?」
慌てた様子を見せながら騒ぎ立てた。
「え………ええっ!? というか、Uさん本当に追いついてたの!?」
ミリィもこの状況には大きく動揺していた。因みにこの時点で残りタイムリミットは5分を切っており、今すぐ走っても間に合う可能性は限りなく低かった。
「と、とにかく脱出しないと………!!」
リヴィスは大慌てでシャドーガンスターを取り出すと、ガンスターキーをシャドーガンスターへセットし………
「変身!!」
すぐさまシャドーガンスターのトリガーを引いた。
『ガンスターオン! ガンスター!!』
リヴィスはガンスターフォームへと変身。すぐさまセットされたガンスターキーを縦に起こし、すぐさま再び回すとトリガーを引いた。
『ガンスターバースト!!』
これにより無数の光の弾丸を放ち、玉座の間の大扉を貫通。そのまま近くの壁を破壊し、外に穴を開けた。
「行くよ、ミリィちゃん!!」
リヴィスはミリィの身体を抱え、素早い動きで外へと飛び出した。外へ飛び出したミリィ達は城の方へ視線を向けていたのだが、城の外壁には既に無数の火薬が取り付けられていた。
「あの男………本気でやる気だったの………!?」
リヴィスは動揺の声を漏らしながら、その近くにいたUに視線を向ける。するとそこには『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』のメンバーであるビリジアンが大きな鞄を持って立っており………更にピンクが立っていた。
「ピンクさん………なんでこの場に………?」
ミリィはピンクがこの場にいる事に疑問を感じる様子を見せた。だが………
「博士、頼むぜ」
彼女の近くにいるUはピンクへ依頼する言葉をかける。ピンクは溜息を漏らすと………
「全く、こういうのは好きじゃないんだけどなぁ………」
そう言って両腕を挙げ、両の手からエネルギーを放出する。すると城の真上に巨大な爆薬が生成され、地面に落ちようとしていた。
「げっ!? に、逃げるよ!!」
リヴィスは地面に足をつけると慌てて逃げ出した。そしてそれはU達も同じであり、U達はそれぞれ近くに止めてあったバイクに乗りその場から離脱を始める。その直後にピンクが生み出した火薬は地面へ落下し、城は取り付けられていた火薬によって特大の爆発を起こしたのだった………
メルヘン総帥の城から何とか脱出したミリィ達。その直後、U達が仕込んでいた火薬を用いた城の爆破により、メルヘン総帥が引き起こした惨劇は跡形もなく灰となって消え去ったのであった………
To Be Continued………
次回予告
なんとか撤退したミリィ達は、同じく撤退していたU達と合流する。メルヘン総帥による惨劇が終わった事から、自分が今後どうすればいいか悩むミリィに対し、Uは声をかけるのだった………
次回「今後の生きる道」