前回までのあらすじ
リヴィスの手によってなんとか脱出に成功するミリィ。U達の作戦でメルヘン総帥の城は爆破され、ミリィ達は必死に撤退をするのであった………
ミリィを抱えたリヴィスは懸命に走り続けた。やがて爆発の影響が届かない距離まで逃げ切った為、リヴィスは息を切らしながらもミリィを降ろし、変身を解除する。
「………やあ、何とか逃げれたみたいで良かったよ」
その直後、白々しい態度のU達がバイクで2人の後ろから現れる。
「アンタが本気で城を吹っ飛ばすとは思ってなかったからね………全く酷い目にあったわ………」
リヴィスは酷い目にあったとボヤきながらUへ苦言を呈する。
「悪かったよ。でももう過ぎた事だ、気にするな」
Uはそう言って、自身に非がある事を認めつつも過ぎた事だと流した。そんな中、ミリィは俯く様子を見せると………
「これでメルヘン総帥の野望は止められたんだよね? ………だとしたら、私にはもうやれる事は何も無い………のかな」
そう言って、メルヘン総帥の野望を止められた事に安堵しつつも、自身のやれる事はもう何も無いと呟いた。それを聞いたUはミリィの前で彼女の視線に合わせて腰を降ろすと………
「ミリィ、人生っていうのは戦うだけのものじゃない。人は皆、人生を楽しむ権利がある。君はもう充分苦しんだ………だから次は………自分の幸せを探せ」
そう言って、ミリィに対して幸せを求める言葉をかけた。
「私の………幸せ………」
ミリィは自身が自覚していなかった幸せについて考える様子を見せる。だがすぐにその答えが出る事は無く………
「………分からないよ、私の幸せなんて………」
Uに対して思わずそう語った。
「そりゃそうだ。幸せなんていつどこで見つけられるかなんて僕にすら分からん。だけどね………いつしか不意に幸せってものは見つかる………人生ってのはそんなもんさ」
Uは幸せがすぐに見つからないと語りつつ、幸せとはいつしか不意に見つかるものである事を語った。それを聞いたミリィはハッとした様子を見せながらUへ視線を向け………
「………見つかるかな、私の幸せ………?」
Uに対して自身の幸せが見つかるかを問いかける。
「見つかるさ………見つけられるとも」
Uはミリィなら見つけられると断言する言葉をかけた。それを聞いたミリィは………
「そう………そうだよね、私なら………見つけられるよね………!!」
そう言って、自身の未来へ希望を持つ様子を見せたのだった………
これからの自身の生き方に悩むミリィに対し、Uがかけた優しい言葉。ミリィはこの先、自身の幸せを捜し求めるべく生きる事を、この時に決意したのであった………
To Be Continued………
次回予告
それから数日、ミリィ達はUの手引きでリヴィスが元々住んでいた村で生活し始めていた。そんな中、ミリィ達が戦いとは無縁の世界で過ごし始めたのを見届けたUは密かに姿を消すのだった………
次回「普通の生活」