メルヘン総帥の野望を阻止した事で自身のやれる事を見失ったミリィ。そんな彼女に対し、Uはミリィ自身の幸せを探すよう諭す言葉をかけたのだった………
それから数日後、Uの手引きでミリィ達は元々リヴィスが暮らしていた小さな村モーグルで生活を始めていた。
「おい、リヴィス!! 今日は井戸の水汲みに行く当番お前だっただろ!? 何ミリィちゃんにやって貰ってるんだ、このバカタレ!!」
普通の生活に戻ったリヴィスは村人達とは相変わらずの関係であった。というか、一緒に暮らし始めたミリィが想像以上に働き者であった事から、リヴィスに対する小言は寧ろ増えているようだった。
「悪かったわね!! ミリィちゃんが気を使ってやってくれてるから思わず甘えちゃうのよ!!」
リヴィスは思わず反論を返していたが、以前までのように日々に退屈さを感じていなかった。そしてミリィも、今の生活を楽しく過ごしていた。
「おじさん、薬草沢山集めて来たよ!」
ミリィは新参者でありながら誰よりも働いており、それが好まれたのかたった数日で人気者になっていた。そんな彼女の様子を近くで見ていたUは………
「(ミリィ、とっても楽しそうだな)」
ミリィの楽しそうな生活を微笑ましく見ていた。そしてミリィもUの姿に気付くと、優しく微笑んだ。それを見たUはフッと笑いを零すと………
「(………これなら大丈夫だな。多分、もう僕が居なくても………)」
心の中でそんな事を考えていた。
「ミリィちゃん、次はこっち頼むよー!!」
そんな中、村人の1人がミリィに対して別の仕事を依頼する。
「うん、すぐ行くよ!」
ミリィは1度声をかけてきた村人の方へ視線を向けた後、すぐさまUへ視線を向ける………だが、そこにはもうUの姿は無かった。
「………Uさん?」
ミリィはUの姿が無い事に困惑する様子を見せていた………だが、そんな彼女の心はUが居なくなった事に困惑しつつも、Uの立っていた方向から背を向け………
「(………Uさん、私幸せになるよ。いつその幸せが見つかるかは分からないけど………また会える時までには………その答えを見つけておくよ………!!)」
もうその場にはいないUに対し、自身の幸せを見つける事を約束する事を心の中で誓う様子を見せた。そして、ミリィはその場から走り出すと………
「今日やりたい仕事もまだ沢山あるし………休んでられないかな………!!」
そう言って、普通の生活を楽しみながら日々を過ごす為に走り出すのであった………
Uの手引きで普通の生活をする事となったミリィ。そんな彼女の楽しそうな様子を見たUは忽然と彼女の前から姿を消した。だが、ミリィは自分の幸せを見つける為、前へ踏み出したのであった………
To Be Continued………
次回予告
一方、ミリィ達の前から姿を消したUは、自らの戦いはまだ終わっていない事を語る。その理由には、メルヘン総帥が生み出したメイデンシリーズに関して、まだ調べる必要がある事が関係していたのだった………
次回(最終回)「終わらないUの戦い」