鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
リヴィスの前にメイデンが現れ、2人は戦闘を行う事に。戦闘はメイデンが圧倒的な力量を見せた為に決着が着いてしまったものの、メイデンは納得が出来ない様子を見せながら、リヴィスそっちのけで戦線を離脱してしまったのであった………


第21話 因縁を結ぶ対決

それから数時間程経った頃、Uはとある森の中におり、左耳に無線機を装備しながら連絡を取っていた。

 

「………そういう訳で、君に協力を頼みたいんだ………そう言うなって。君ならミリィちゃんを強くしてくれるって信用しているんだから………ああ、頼むよ」

 

Uはとある人物と連絡を行う事によって、次の動きを見せようとしていた。そんな中、彼に近付く足音が聞こえた。

 

「………メイデンか。しつこいね」

 

Uは足音から、誰が自分の元へやってきたのかを察知する。その人物はメイデンであった。

 

「連れないわね………私は貴方に興味があるの。貴方の強さは戦士として戦う力を得た私に匹敵する強さがある………貴方との戦い無くして、私の強さは証明出来ないのよ」

 

メイデンはそう言ってメルヘンドライバーを取り出し、腰に装着すると、そのままゼンマイのようなパーツを、Uから見てベルト右部………彼女から見て左部にセットする。

 

『アリス!』 

 

ベルトから音声が流れると、メイデンは右手の指を銃のような形へと変え………

 

「………変身」

 

左手でベルトにセットされたゼンマイを回す。すると、ベルト内部に装備されたプロペラ型のモーターが回転。それにより、ベルトからトランプ型のエネルギーが放出され、メイデンの身体に直撃する。その直後にエネルギーは不思議の国のアリスの主人公、アリスを模した鎧を生成し、メイデンの身体に装備される。

 

『ドリームレジェンド! アリスヒストリー!!』 

 

これにより、メイデンはアリスをイメージした鎧の戦士、モンスターウォーリアーメルヘンへと変身した。メイデンが戦闘態勢を見せる中、Uは溜息を漏らすと………

 

「………あんまりこういう戦いは好きじゃないんだけどな………」

 

そう言って懐からZEROセイバーを取り出す。

 

「………僕を倒すつもりなら容赦はしない」

 

Uはそう言って身構える様子を見せる。メイデンはUが身構える姿勢を見せてから少し経つと、素早い動きでUへ接近し、右手のパンチを放つが、Uはこれをギリギリでかわすと、右足による回し蹴りを放ってメイデンの身体を打ち上げた。

 

「ぐっ………!」

 

メイデンの身体を大きく打ち上げた直後、Uは目にも止まらぬ速さで跳躍し、メイデンに対して鋭い斬撃を放ち、メイデンを地面に叩きつけた。

 

「ううっ………! (やはり強い………けれど、私の強さを証明するのに、彼以上の存在はいない………私はこの勝負を求めていた………!!)」

 

メイデンは痛みに苦しみながらも、Uとの戦いを、求めていた戦いである事を察知していた。Uは追撃をかけようとするが、メイデンはベルト左部のゼンマイを回し、自身の右腕に光のエネルギーを集束させていく………そしてフルパワーとなったタイミングで右腕を突き出し………

 

『アリスメルヘンエンド!!』

 

エネルギーを纏わせたパンチをUに放つ。Uは攻撃を止め、メイデンのパンチをセイバーで受け止めるが、その威力は絶大であった事から、Uは無傷であったものの大きく吹き飛ばされ、近くの木に激突した。

 

「………やってくれるな………やはり変身している戦士の実力は規格外だ………」

 

Uはメイデンの変身したモンスターウォーリアーメルヘンの力の絶大さに思わずそう呟いた。Uは冷静に次の手を考えようと身体を起こし、メイデンも追撃をかけようと接近しようとした………その瞬間、大きな音と共に突如としてメイデンの身体に蒼炎のエネルギーが直撃する。

 

「ぐうっ………!?」

 

これにはメイデンもたじろぐ様子を見せた。

 

「蒼炎の弾丸………」

 

Uは攻撃が飛んできた方角に目を向ける。するとそこには、木の上の影から、リボルバー拳銃を手にした女性の姿があった。

 

「………どうやら邪魔が入ったみたいだな………また会おう」

 

Uはそう言うと、その場から撤退を選択しその場から走り出した。

 

「………! 逃がさないわ………!!」

 

メイデンはUを追いかけようとするが、直後にまたしても大きな発砲音と共に、蒼炎の弾丸がメイデンの身体に突き刺さった。

 

「ぐああっ!」

 

メイデンは攻撃のダメージによって地面に倒れてしまった。メイデンはすぐに身体を起こすが、メイデンに攻撃していたと思われる人物もその場から姿を消してしまっていた。

 

「………逃げられた」

 

メイデンは悔しそうな様子でそう呟いたのだった………

 

 

 

そして、戦闘から離脱したUは、セイバーを懐にしまうと共に、再び溜息を漏らした。

 

「貴方程の実力差が苦戦を強いられるとはね………よっぽど強い相手なのかしら?」

 

そんなUの様子に疑問を問いかけるかのように、先程の女性の声が聞こえた。Uは声の方に視線を向けると………

 

「強いと思うよ………長期戦になってたら分からなかったけど」

 

そう言って、メイデンの強さを素直に認める様子を見せた。しかし、Uの言葉を聞いた女性は………

 

「………それでも、勝負をするなら貴方が負けるとは到底思えないわ」

 

そう言って、Uの話が信じられない様子を見せたのだった………

 

 

 

Uはメイデンとの互角の死闘を繰り広げるものの、謎の女性の介入によって戦闘は有耶無耶となってしまった。女性はUの味方のようだが、果たして、何を考えてこの勝負に介入を行ったのであろうか………?

To Be Continued………




次回予告
メイデンに敗れた事と、Uに助けられた事から、彼のように更に強くなろうと考えていたミリィ。そんな彼女の前に、バイクを乗り回す謎の女性が現れたのだった………
次回「バイクを乗り回す灰色」
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