一人旅に戻ったミリィの前に怪人が現れ、ミリィは応戦。リヴィスも加わり、怪人を追い詰めるものの、2人の前に突如としてホワイトソードマンが出現。彼はそのまま新たなベルトと鍵により、モンスターウォーリアーソードマンを名乗る姿へと変身したのであった………
「また悪い方のモンスターウォーリアー………!?」
リヴィスはメイデンが敵である事実から、目の前にいる男もまた敵であり、悪だと認識した。
「………かもな」
複雑な心境を表すかのような声を漏らした。それを聞いたミリィは彼の様子に思わず首を傾げる様子を見せた。そんな中、リヴィスが銃撃でソードマンに向けて銃撃を行う。しかし、ソードマンは冷静にソードマンセイバーで弾を撃ち落とすと、素早い動きでリヴィスに接近し、連続斬撃を放った。
「うわあああっ!!」
リヴィスは大きく吹き飛ばされ、地面に倒れた。
「(考えている暇は無い………取り敢えずこの場を乗り切らないと………!!)」
ミリィはリヴィスの光景を目にすると、ブラーストマグナムを構え、ソードマンへ攻撃を仕掛ける。しかし、ソードマンはキックで弾丸を弾いた。この光景にはミリィも驚いていたものの………
「ならこれで………!」
すぐに落ち着きを取り戻し、ベルトに刺さった鍵を取り外すと、ブラーストマグナムへセットし、鍵を捻った。
『エネルギーチャージ!!』
これにより、ブラーストマグナムの銃口に黒のエネルギーが集束する。ミリィはそのままトリガーを引いた。
『ブラーストブラスト!!』
黒いエネルギー弾がブラーストマグナムから放出される………だがソードマンは次の瞬間、近くにいた怪人の後ろへ回り込むと、そのまま黒いエネルギー弾にぶつけてしまった。
「えっ………!?」
これにはミリィも驚きを隠せない様子を見せた。そのまま怪人の身体が崩壊し、取り憑かれていた男性が摘出されると同時に、マテリアルが爆発。その衝撃でマテリアルはソードマンの手元へと落下したが、ソードマンは何を思ったのか、ミリィに向けてマテリアルを投げ飛ばした。ミリィは困惑しつつも、手元に渡ってきたマテリアルは、戦車のアクリルが付いた鍵へと変化した。
「………なんで私にこれを………!?」
しかし、ソードマンの動きには流石のミリィも困惑の声を漏らした。ソードマンは冷静にミリィへ視線を向けると………
「………それは僕が持ってたとて無用の長物だ。なら君が鍵にすればいい………僕の興味は鍵だけなのでな」
そう言って、自身には無用の長物であったからこそ投げ渡した事を明かした。それを聞いたミリィは言葉を失っていたが………
「アンタの興味なんかどうでもいい………!!」
直後に体勢を立て直したリヴィスは、シャドーガンスターに刺さった鍵を一度立てる。
『フィニッシュコマンド!』
すぐさまリヴィスは鍵を捻り直すと、これにより銃口にエネルギーが集束し、リヴィスは狙いを定めてトリガーを引いた。
『ガンマスバースト!!』
シャドーガンスターから無数の弾丸が発射。しかし、ソードマンは大きく跳躍する事でこれを回避。そのまま冷静にベルトから鍵を取り外すと、ソードマンセイバーに搭載されたスロットに鍵を差し込み、そのまま鍵を捻った。
『フィニッシュチャージ!』
これにより、必殺技待機状態となり、ソードマンは冷静にソードマンセイバーのトリガーを引いた。
『ビームソードセイバー!!』
ソードマンは斬撃をリヴィスに向けて飛ばし、これを直撃させた。
「うわあああああ!!」
この攻撃を受けたリヴィスは変身が解除されてしまい、近くの木に激突する。そして、リヴィスが変身解除した際に、ミリィはリヴィスの姿に驚く様子を見せていた。
「えっ………!? (あ、あの人ってまさか………!!)」
ミリィは、リヴィスの姿に見覚えがあり、困惑する様子を見せていた。
「よそ見している場合か………!?」
しかし、ソードマンはその隙にミリィへ接近。彼女のブラーストマグナムを掴むと、そのままミリィにキックを放つ。ミリィはブラーストマグナムを奪われる形で吹き飛ばされ、近くの草原に倒れる。ソードマンはブラーストマグナムに刺さったままとなっていた鍵を抜き取り奪取した。
「他の鍵も渡してもらおうか」
ソードマンはそう言うと、ソードマンセイバーに差していた鍵をドライバーへ差し戻した後にソードマンセイバーを地面に突き立てる。それと同時にドライバーに差された鍵を一度立て直し、再び鍵を捻った。
『ソードマンアタック!!』
ソードマンは、身体を起こそうとしていたミリィへ接近。そのまま右拳にエネルギーを纏わせたパンチを叩き込んだ。
「うわあああああ!!」
ミリィも近くの木の方まで吹き飛ばされ、地面に倒れると同時に変身が解除されてしまった。また、吹っ飛ばされた際に銀色の鉱石のアクリルが付いた鍵、竜巻のようなアクリルが付いた鍵を落としてしまい、木に激突した際にも戦車のアクリルが付いた鍵を落としてしまった。ソードマンはこの内、前者2つの鍵を拾い上げる中、リヴィスは、変身を解除したミリィの姿に驚きを隠せない様子を見せていた。
「えっ………!? (そんな………まさか私を助けてくれた恩人の正体は………ミリィちゃん………!?)」
互いが変身前の正体を知る事態になる中、ソードマンは鍵に視線を向けると………
「………まだこの程度か。僕と渡り合うにはまだまだレベルが違うものだ」
そう言ってミリィ達に背を向ける。そんな中、近くで怪人に取り憑かれていた男性が目を覚まし、直後にソードマンに目を向けると………
「う………うわあああああっ!?」
ソードマンの姿に驚いてその場から逃げ出してしまった。しかし、ソードマンは追いかけるばかりか変身を解除し………
「………そうだ、逃げろ。戦場なんか見ても幸せなんて無いさ………」
そう言って、男性の行為を肯定する言葉を呟いた。それを聞いたミリィは、自身を敵だと語っていたはずのホワイトソードマンが見せた小さな優しさに混乱を覚えていた。その直後、ホワイトソードマンは帽子を右手で押さえ、目元を隠すと………
「………また会おう。次に会う時はもっと強くなっててくれよ………」
そう言って、ミリィ達の元を去るように歩き出した。地面に倒れるミリィ達は、そんな彼の背を見る事しか出来ないのであった………
ミリィとリヴィスの2人を圧倒するだけの強さを見せたモンスターウォーリアーソードマン。しかし、その行動はミリィに疑問を与えるものも多かった。果たして、彼の思惑はいったいどのようなものなのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ホワイトソードマンとの戦いにて、互いの正体を知る事となったミリィとリヴィス。リヴィスはミリィに協力関係を申し出るが、ミリィはリヴィスの提案に対して頷こうとはしなかった………
次回「戦う意味の違い」