互いの正体を知る事となり、リヴィスはミリィに共闘を持ちかける。しかしミリィは、これまで一般人だったリヴィスが戦う事に拒絶する様子を見せると、彼女の申し出を蹴ってその場を去ってしまうのだった………
それから2、3時間程経ち、痛みがある程度和らいできたミリィは、最早歩くのにも支障が無くなってきていた。しかし、彼女の中ではリヴィスの事が気がかりだった。
「(………少し強く言い過ぎちゃったかな………確かに他の人が怪人とかと戦う光景はそんなに好きじゃないというか………あんまり見たくないけど………)」
ミリィは自身の想いをリヴィスに押し付けすぎたのではないかと心配する様子を見せていた。ミリィがそんな事を考える中、この自然の中で突如として銃声が鳴り響いた。
「っ………!?」
ミリィは反射的に真横へ跳躍する。それにより、ミリィは銃撃を回避した。
「誰………!?」
ミリィは身体に光を纏わせ、ベルトを出現させて身構える。するとその直後に足音が聞こえ、近くの木から青いマントを羽織り、銃を右手に持った女性が現れた。
「そのベルト………ホワイトが言っていた例の女の子は貴女ね」
女性はそう言って、目の前にいる少女がミリィである事を察知する様子を見せる。
「ホワイト………もしかしてホワイトソードマンのこと………!?」
ミリィはホワイトという聞いた事のあるワードから、彼女がホワイトソードマンと関係のある人物と察する様子を見せた。
「………ええ。彼は私達の仲間………そして私は秘密結社『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』の狙撃手………ブルーフレイムガンナー!!」
続けて女性………ブルーフレイムガンナーはホワイトソードマンが仲間である事と、自身の名を語る。それを聞いたミリィは大きく驚く様子を見せ………
「ブルーフレイムガンナー………!? (ホワイトソードマンの他にも仲間が………!?)」
1人でも自身より格上であるホワイトソードマンに仲間がいる事実を否が応にも知らされる事となった。
「さて、顔を合わせて早々で悪いけど………私と戦ってもらうわ。本当にホワイトが言うだけのポテンシャルがあるのか………試させてもらうわ………!」
ブルーはそう言うと、素早い早打ちでミリィに連射狙撃を行う。
「………! 変身!」
ミリィは咄嗟にマントのアクリルが付いた鍵をセットし、即座に捻った。
『アーマーオン!! ………ジャスティスウォーリアー! ヒーロイック!!』
これによりベルトの変身音と共に光の鎧が形成され、変身が完了。ブルーの弾丸を両腕の鎧でなんとか弾いた。
「………やはりただの弾丸じゃ効力は薄いか………」
ブルーはそう言って、銃のシリンダーを横へスライドさせると発射済みの薬莢を排莢する。
「………ならば私も自身の力を解禁せざるを得ないわね………私の愛銃、改造型コルトパイソンと………蒼炎の威力に耐えられるかしら………?」
ブルーはそう言うと、自身の身体に蒼炎を纏わせると共に、弾丸を入れ替えリロードを完了させると、愛銃の改造型コルト・パイソン357マグナムの銃口をミリィに向け、素早い射撃で蒼炎の弾丸を放った。ミリィは両腕でこれを防ごうとするが、弾丸が腕に直撃した途端、弾丸そのものは弾けたものの、弾丸に宿っていた蒼炎がミリィの身体に燃え移ってしまった。
「うわあああああっ!?」
ミリィは自分の身体が燃える状況に混乱していた。
「私の蒼炎は有機物に当たるまで燃え移る性質があるの。例え腕で防ごうが身体が燃えるだけよ」
ブルーは冷静に状況を説明する。少しして身体の蒼炎が消えたものの、ミリィにとってこの状況はマズイものであり、すぐに近くの木へ隠れる。しかし、ブルーは冷静にミリィが隠れる木に向けて発砲。蒼炎を纏った弾丸は正確にミリィの隠れる木に直撃し、そのまま蒼炎は木へ燃え移ってしまった。
「っ………!!」
ミリィは慌ててその場を離れ、近くの岩の陰に隠れたが………
「(あの感じだと弾丸に当たった時点でアウトかな………? でもあの人、とても正確な撃ち方をしている………木に隠れてから3秒も経って無いはずなのにあの正確さ………それに今の私は銃を使える鍵が無いから撃ち合いも無理………正直グレーさんとはまた違う形で厄介だね………)」
ブルーの厄介さについて分析しながら、彼女の恐ろしさを知る事となるのだった………
1人で戦う事を選んだミリィの前に突如としてミリィを強襲してきたブルーフレイムガンナー。彼女の圧倒的な強さを前に、ミリィが太刀打ちできる手立てはあるのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ブルーはミリィを圧倒する中、彼女に1人では自分に勝てない事を突き付ける。しかし、それでも1人で戦おうとするミリィに対し、ブルーはとある事を説き始めるのだった………
次回「1人と仲間」