鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
1人で戦う事を選択したミリィの前に、突如としてブルーフレイムガンナーを名乗る女性が奇襲をかけてきた。ミリィは変身するものの、ブルーの正確無比かつ、強力な蒼炎に翻弄される事となったのだった………


第33話 1人と仲間

それから、岩の影に隠れていたミリィだったが、ブルーは近くの草に狙いを定めると、蒼炎の弾丸を発射。これにより、ミリィの足元が燃え始めた。

 

「っ………! (これ以上隠れるのは無理………!)」

 

ミリィは隠れる事を止めると、ブルーの前に立つと共に水のアクリルが付いた鍵を取り出し、ベルト上部にセットする。

 

『エンチャント!』

 

ミリィはそのまま鍵を捻った。

 

『ウォーター! エンチャント!!』

 

するとミリィの両手から多量の水が放出される。

 

「(水か、考えたわね)………でも甘いわ………!」

 

ブルーはミリィの策に感心しつつも、その場から大きく跳躍し、ミリィが放出する水をかわした。そればかりか空中でシリンダーを横へスライドさせて薬莢を排莢。そのまま空中でリロードを行いシリンダーを戻す。この時のグレーは落下し始めたタイミングだったが、そのような中でも正確に狙撃を行い、ミリィの身体に蒼炎の弾丸を直撃させる。

 

「うわあああ!!」

 

蒼炎の弾丸をまともに受けたミリィは地面に膝を着く。直後にブルーが冷静に地面へ着地すると………

 

「………今ので分かったわ。恐らく今の貴女では私には勝てない………そうね、せめて仲間でも呼んだらいいんじゃない?」

 

現状のミリィでは自身に勝てず、仲間を呼んだ方が勝率が上がる可能性を突きつけた。しかし、ミリィはリヴィスの顔を思い出すと、首を横に振り………

 

「ダメ………ここは私の力でなんとかしないと………!!」

 

そう言って自力でこの場を切り抜けようとする言葉を漏らした。だが、それを聞いたブルーの表情は嘲笑うものではなく、寧ろどこか悲しげだった。

 

「………この子、こういう所は彼にそっくりなのね………」

 

ブルーは、1人で戦おうとするミリィの様子からとある人物の事を連想していた。ミリィは首を傾げる様子を見せていたが、直後にブルーは身体に纏わせた蒼炎を突如として解除。ミリィの足元に向けて普通の弾丸を放った。

 

「!? (蒼い炎を消した………!?)」

 

このブルーの行動には流石に困惑する様子を見せるミリィ。ブルーは突如として銃を降ろすと………

 

「………1人で戦うなんて言うものじゃないわよ。確かに1人なら傷付くのはその1人だけで済むかもしれない………でもそのリスクは計り知れない………私の仲間にもいたのよ。自分にしか止められないとか言って1人で強敵に立ち向かって………危うく死にかけた馬鹿な男が………」

 

そう言って、仲間の1人が過去にとった行動について、愚かとは思っていないものの、馬鹿な行為である事を言及した。それを聞いたミリィは話の意図が分からない様子を見せていたが………

 

「………確かミリィちゃんとか言ったわね………悪い事はいわない。頼りになる仲間は作っておくべきよ」

 

ブルーは突如としてそんな事を説いてきた。直前まで自分に銃を向けていた相手が突然ミリィに対してそのような事を語ってきた事に、ミリィはどう言葉を返して良いか分からなかった。ブルーはコルトパイソンを手元でグルグルと回すガンプレイをした後にミリィへ背を向けると………

 

「………また会いましょう、ミリィちゃん。次に会う時は果たして敵か味方か………」

 

そう言ってその場から走り去ってしまった。

 

「ま、待って………!」

 

ミリィは追いかけようとしたが、突如として疲労が襲ってきたのか、その場に座り込んでしまった。ブルーを追いかけられない事が確定したタイミングにて、ミリィは変身を解除すると………

 

「………なんだったんだろう、あの人………頼りになる仲間を作るって言ったって………」

 

ブルーは結局何がしたかったのかを疑問に思いながら、頼りになる仲間を作るべきという言葉の意味が分からない様子を見せていたのだった………

 

 

 

ミリィを圧倒するブルーフレイムガンナーの強さ。しかし、ブルーは突如としてミリィに仲間を作る事の重要さを説いてその場から立ち去ってしまった。果たして、ブルーは何を思ってそんな事を解いてきたのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
ブルーの言葉に困惑するミリィは、思わずUに無線をかける。Uがブルーの事について彼なりの考察を語る中、Uの方に突然奇襲をかける人物が現れたのだった………
次回「奇襲の知らせ」
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