鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ブルーの圧倒的な力を前に為す術も無いミリィ。しかし、それでも1人で戦おうとするミリィに対し、ブルーは突然戦闘を放棄し、撤退する事を選択する。その際にミリィに対して頼りになる仲間を作るよう説得する様子を見せたが、ミリィにはその言葉の意味が理解出来ない様子であったのだった………


第34話 奇襲の知らせ

それから少しして、ミリィは漸く身体を起こせるようになったが、ブルーの言葉がいつまで経っても離れない様子を見せていた。

 

「仲間を作る………か。考えた事も無かったかな………覚えている限りじゃ自分はいつも1人だったし………」

 

ミリィは何処か意味深な言葉を語ると共に、縋るような思いで無線機を取り出し、周波数を180.46に合わせ、ボタンを押す。

 

「僕だ、どうした?」

 

すると少しして、ミリィが聞き慣れた男の声が聞こえた。

 

「Uさん、さっきブルーフレイムガンナー………って女の人と戦ったんだけど………」

 

ミリィはUに対し、ブルーと戦った事を語る。

 

「ブルーフレイムガンナー………確かリボルバー使いの中で最高の腕とセンスを持つ奴だな。僕も聞いた事がある」

 

Uはブルーを知っている様子を見せる。

 

「私よりずっと強い相手なんだけど………その人、私に頼りになる仲間を作れって言って逃げちゃったんだけど………」

 

ミリィは、ブルーとの戦いで起きた事を彼に共有した。

 

「………確か前に聞いた事がある話だが………ブルーフレイムガンナーは殺しについては最適解を取るタイプではあるが………仲間に対しては情に厚いタイプだとも聞いた事がある。君を見ている内にうっかり出ちゃったんじゃないかね」

 

するとUは、あくまで聞いた話と釘を打ちつつも、ブルーの情に厚い正確が思わず出てしまったのでは無いかと彼なりに考察する様子を見せた。

 

「そんな事あるのかな………?」

 

ミリィは首を傾げる様子を見せていた。

 

「ま、自分の好きに解釈すればいいさ………ん? 何だこの気配………ぐっ!?」

 

Uは解釈をミリィに委ねる事を語った。だがその直後、Uからの様子が直後におかしくなった。

 

「Uさん………? どうしたの………!?」

 

当然ミリィもこれには困惑する様子を見せた。

 

「すまん、ミリィちゃん! また後でかけ直す!!」

 

U側は何かトラブルが起きたのか、突然無線を切ってしまった。これにはミリィも大きく困惑していたのであった………

 

 

 

そしてU視点。彼は無線を切ると、突如として後ろへ背を向ける。するとそこには怪人がおり、どうやら彼に奇襲をかけてきた事が窺える。

 

「忙しい時に邪魔しないでもらいたいものだな」

 

Uはそう言って、ベルトを取り出すと腰へ装着。そして、鍵を取り出すと、ベルト右部へセットする。

 

『ビームソード!』

 

これにより、ベルトから待機音が流れる。Uは左手が広げられた状態で、1度顔に近付けた後、そのまま怪人に掌を向ける。 

 

「………変身」

 

そして、彼の青い目が輝くと同時に、右手でベルトに刺さった鍵を回した。 

 

『ホワイトソードインベーダー! ソードマン!!』

 

これにより、Uの身体や顔を覆う白い鎧がベルトから生成され、彼の身体に装着される。それと同時に鎧背部に白いマントが出現すると共に彼の右手にソードマンセイバーが生成される。怪人は唸り声を上げながら接近してくるが、Uは冷静に左拳のパンチで怪人を吹き飛ばす。

 

「脳の無い攻撃は意味が無いさ。少なくとも僕の前ではな」

 

Uはそう言うと、怪人を上回るスピードで接近すると共に、ソードマンセイバーで連続攻撃。これにより、怪人を再び吹き飛ばす。少しして怪人は両腕から冷気をUに向けて放出するが、Uには全く効いていなかった。そして、ベルトから鍵を取り出すと、これをセイバーにセットし、これを捻る。

 

『フィニッシュチャージ!』

 

これにより刀身にエネルギーが集束。Uはそのままトリガーを引き………

 

『ビームソードセイバー!!』

 

そしてそのまま怪人の身体を真っ二つに分断。直後に怪人の身体から取り憑かれていた人間が排出されると共に、内部からマテリアルが放出され爆発。地面に落下した後、マテリアルを拾い上げた。

 

「戦果は上々か………」

 

Uはそう言ってマテリアルに目を向ける。だがその直後、マテリアルへ映った人の姿を目にしたUは、その人物の放つUの背後へのパンチを、セイバーの刀身でノールックのまま受け止めた。

 

「………やはり君の差し金か………メイデン」

 

Uは呆れ混じりにそう言った。Uを背後から襲ったのは、メルヘンに変身した後のメイデンであり、彼女はすぐさま距離を取ると………

 

「………貴方も変身する力を手に入れたとはね………いいわ、この間の決着をつけましょう」

 

そう言って、Uとの対決を望む様子を見せた。それを聞いたUは溜息を漏らすと………

 

「………面倒だなあ。僕は君と戦うのは気が進まないんだが………」

 

面倒くさそうな様子でセイバーを構える様子を見せたのだった………

 

 

 

ミリィと連絡中に奇襲を受けたUだったが、冷静に怪人の撃破に成功する。その直後にメイデンが現れ、対決する空気となったが、果たして、どちらに軍配が上がるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
Uとメイデンは互いに激闘を繰り広げる事となった。しかし、互角に思えるこの勝負においても、Uの豊富な戦闘経験値が勝負の流れを左右する事となったのだった………
次回「圧倒的な経験値」
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