鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ミリィvsUの対決は、実力差がありつつもなんとか互角の範疇にまでミリィが勝負を戦いつつあった。だが、そこに新たな力を携えたメイデンが登場。ミリィには隠されていたホワイトソードマンの正体が、Uだとバレかかる状況となったのであった………


第37話 Uの証明

メイデンは、アリスヒストリーの時以上のスピードを見せると、メイデンに接近。ミリィに対しキックを放つと、巨体のミリィを吹き飛ばす程の強大な威力を見せ付け、彼女を吹き飛ばした。

 

「うわああっ!? (そんな………!? 前よりパワーもスピードも上がってる………!?)」

 

ミリィは、メイデンのパワーまでも上がっている事を察知し、驚く様子を見せた。Uはソードマンセイバーを手にメイデンへ接近し、セイバーを振り回すが、メイデンは素早い動きでこれを回避し、Uのボディにパンチを叩き込んだ。

 

「ぐっ………(スペックが前より高いタイプの形態か………たくっ、どこでこんな力を手に入れたのか………だが………!)」

 

Uはメイデンの新たな力に驚く様子を見せていたが、タダで転ぶ事はなく、すぐさま足払いをかける事でメイデンの足元をよろけさせる。

 

「っ………!」

 

メイデンが小さく声を漏らしたその一瞬に、Uはセイバーを振り回し、連続で斬撃をメイデンへ叩き込んだ。メイデンは軽く後退る様子を見せると………

 

「………やるじゃない、流石私が認めた男ね………!!」

 

そう言って、Uとの楽しむような発言と共に、鋭いパンチを放つ。Uはセイバーでこれを防ぐが、ミリィ以上のパワーを持つメイデンの攻撃は殺しきれず、幾らか後退るが………

 

「スペック差を付ければなんとかなると思うな………!!」

 

Uは冷静にそう言い返し、ソードマンセイバーのスロットに銀色の鉱石のアクリルが付いた鍵をセットし、これを捻る。

 

『フィニッシュチャージ!』

 

これにより必殺技待機状態となり、ソードマンセイバーの刀身が鋼鉄のようなものへと変化する。

 

「………いいわ、貴方の力が私を止められるか………試させてもらおうかしら………!!」

 

メイデンはそう言うと、ベルト左部のゼンマイを回し、右足にエネルギーをチャージする。そして、メイデンは左足で大きく跳躍した後、エネルギーをチャージした右足を突き出し………

 

『シンデレラメルヘンエンド!!』

 

Uに向けた必殺のキックを放つ。それに対してUはすかさずセイバーのトリガーを引き………

 

『メタルセイバー!!』

 

鋼鉄の刀身でメイデンのキックを受け止めようとする………しかし、スペックについては今のメイデンの方か高く、次々と刀身が破壊されようとしていた。その様子を見ていたミリィは………

 

「(このままじゃメイデンちゃんの方が押し勝っちゃう………!!)」

 

このまま行けばメイデンの方が押し勝つ事を察知していた。実際、メイデンも自身の方が押している事を感じており………

 

「流石のUもこれは受け止められないようね………!」

 

メイデンはそう言って、このままUを倒そうと考えていた。しかし、Uは冷静な様子を崩そうとはせず………

 

「………ああ、もしもこのままなら………な」

 

そう言い返すと、セイバーを握っていた内の片手、右手をベルト右部の鍵の方まで動かすと、素早く鍵を1回捻った。

 

『ソードマンアタック!!』

 

メイデンのキックが、ソードマンセイバーの鋼鉄の刀身を完全に破壊しようとするタイミングで、Uのソードマンセイバーの内側からとてつもないエネルギーが放出。すると、メイデンのキックの威力が相殺され、メイデンの身体を弾き返した。

 

「うああっ!!」

 

メイデンの身体は少し宙を舞った後に地面に倒れる。そしてUもタダでは済まなかったのか、息を荒らげながら地面に膝を着いていた。そして勝負を見ていたミリィは、不利的状況から相殺まで持ち込んだUの戦闘センスに言葉を失っていたのだが………

 

「(………あの状況からメイデンちゃんの攻撃を止めるなんて………でもそうだとすると………やっぱりUさん以外有り得ないのかな………メイデンちゃんを相手にあそこまで戦える人なんて………Uさん以外にいなかったはずだもん………)」

 

同時にミリィは、ホワイトソードマンの正体がUだと確信しかかっていた………そんな中、メイデンは身体を起こすと………

 

「驚いたわね………あそこまでの技量を見せつけるとは………でもまだまだ………!」

 

そう言って、Uの実力の高さを認めると共に、戦闘を続行しようとする………だがその直後、突如としてメイデンのベルトの方から鐘の音が鳴ると………

 

『タイムオーバー!』

 

その音声と共に強制的に変身が解除されてしまった。この状況には、その場にいる誰もが驚く事となったが………

 

「………時間切れか。この力もタダで使えるという訳じゃないという事ね………」

 

メイデンは事態を飲み込むと………

 

「………いいわ、私は今回ここで帰る。これでもう隠せないでしょう? 貴方がUだって事を………」

 

そう言って、満足したかの様子でその場を去った。メイデンがその場を去った事で、Uもベルト右部の鍵を外し変身を解除する。そして、何事も無かったかのようにその場を去ろうとするUだったが………

 

「待って………! ………貴方はUさん………だよね?」

 

ミリィは変身解除と同時に待ったをかけると、目の前のホワイトソードマンがUである事を確信するかのようにそう問いかけた。

 

「………何の話だ」

 

Uはこの期に及んでもしらばっくれようとしていたが………

 

「もう隠せないよ………あれだけの強さ、Uさん以外に知らないもん………」

 

Uの圧倒的な戦闘センスを見てしまったミリィは、最早ホワイトソードマンの仮面を隠す事など出来ない事を言い放った。Uは溜息を漏らすと共に帽子を外すと、懐から巻物を取り出す。そして、巻物を開くと同時に巻物は火がついたかのように焼失。すると次の瞬間には、Uの髪色はいつもの白に戻り………

 

「………メイデンめ、余計な事をしてくれたな………僕が君の敵役になっていれば、君をもっと強くすると共に………真実に近づけると思ってたんだが………それももう無理そうだ………」

 

Uはそう言って再び帽子を被ると共に、ミリィへ近付くと………

 

「………着いてきな、ミリィちゃん。全部話すよ」

 

そう言って、ミリィに全てを語る覚悟と共に、彼女に着いてくるよう言い放つのだった………

 

 

 

新たな力を手にしたメイデンの圧倒的なスペックに対しても、持ち前の戦闘センスでカバーし、撃退にまで追い込む事が成功したU。しかし、それはホワイトソードマンとしての仮面を失う事にも繋がってしまった。果たして、全てを曝け出す事に決めたUは、彼女に何を語るのか………?

To Be Continued………




次回予告
全ての事を話す覚悟のUは、ミリィを自分達のアジトまで連れて行った。そこでミリィはUからの謝罪と共に、Uが怪人達を追っていた真実を知る事となったのだった………
次回「Uの真実」
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