鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
少女の前に現れる白髪の男。少女は彼の過去を聞き、自身の知り得る情報を共有する。しかし、そんな2人の前に新たなマテリアルビーストが現れたのだった………


第3話 常人離れの白髪男

変身した少女は、素早い動きで怪人に接近するが、怪人の身体は硬く、全くダメージを与えられなかった。

 

「痛っ!? 全然効かない………!?」

 

少女は防御力の高さに驚く様子を見せた。その隙を突いて怪人はパンチを放ってきた。少女は咄嗟に攻撃を腕で防いだが、腕が痺れる感触を与えられた。少女はめげずに攻撃を仕掛け続けるが、やはり怪人の身体が硬く、全く効いていない様子だった。そこへまた怪人が攻撃を放とうとしており………

 

「くっ………!?」

 

少女は防御の為にディフェンスを行う様子を見せた。だがその直後、白髪の男が目にも止まらぬ速さで接近し、少女を抱えて攻撃をかわした。

 

「えっ!? な、何してるんですか!?」

 

少女は動揺した様子を見せた。

 

「冷静に奴を見ろ! 奴の身体は確かに硬いが、それはあくまで装甲によるものだ!」

 

しかし、男は冷静な様子で怪人の特徴について語る。男の言う通り、怪人の身体は鎧のような装甲が存在していた。

 

「あっ………! 確かに………!!」

 

少女は冷静に怪人の身体を見ると、男の言葉に頷く様子を見せる。白髪の男は少女を降ろすと………

 

「………中身の人間を救えるのは君だけなんだろう? なら、僕が装甲をひっぺがす。頼むぞ」

 

そう言って、怪人の装甲は自分がなんとかする事を語って接近する。

 

「えっ! ちょっ!? ダメです!! 怪我をするなんてレベルじゃ………!!」

 

少女は慌てて男を止めようとする。しかし、男は素早い動きで接近すると共に、鋭い後ろ回し蹴りを放つ。するとたった一撃で装甲にヒビを入れ、破壊してしまった。

 

「ええっ………!?」

 

少女は動揺した様子を見せる。その直後、男は怪人の背を蹴ると………

 

「今だ!」

 

少女に対して攻撃するよう指示を放つ。

 

「う、うん………!!」

 

少女は慌てた様子を見せながらベルト上部に元々刺さっていた鍵を外し、炎のアクリルが付いた鍵をベルト上部にセットする。

 

『エンチャント!』

 

少女はそのまま鍵を回した。

 

「バーニング! エンチャント!!」

 

すると少女の右拳に炎が纏われる。そして、目の前に吹っ飛んできた怪人に向けて鋭いパンチを放った。

 

「ウアアア!?」

 

これにより怪人を吹き飛ばした。少女はそのまま左手でキーを戻し、ベルト左部分のボタンを押す。

 

『フィニッシュモード!!』

 

そして少女はそのまま左手でキーを再び回す。

 

『バーニングストライク!!』

 

少女は右手の炎の勢いを更に増した必殺のパンチを放つ。すると、怪人の身体を崩す事に成功し、中から取り憑かれていた男性の身体が現れ、地面に倒れる。そして吹き飛ばされた怪人の身体は白い鉱石となって爆発した。少女は黒焦げの石を手にすると、それは形を変え、銀色の鉱石のアクリルが付いた鍵へ変化した。

 

「鍵………? ………どういう原理でそれに変化したんだ?」

 

男は少女の手にした鍵を目にし、驚く様子を見せた。

 

「それは分からないけど………私がこの力に目覚めてからずっとこうなんだ」

 

少女も原理はよく分かっていないらしいが、これは変身出来るようになった時からそうなっていたらしい。

 

「そうか………」

 

男は首を傾げながらそう呟くのだった………

 

 

 

突如現れた怪人に苦戦する少女だったが、白髪の男のサポートで無事撃破に成功する。だが、この時に少女にサポート出来るだけのパワーを見せてきた謎の男。果たして、何故彼にこれだけの力があるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
男は、少女が手に入れた鍵を貸して欲しい意思を明かす。少女はこれを快く受け入れたが、男側にはある思惑が隠れていたのだった………
次回「白髪男の思惑」
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