U達の戦う真実を知ったミリィは、初めて会った時の頃からUの目的は偽りのないものであった事を理解する。そしてUはミリィに対して共闘を持ちかけ、ミリィは全ての真実を教えてもらうという条件でこれに承諾する事となったのだった………
ミリィの要望を聞いたUは、自身が知る事を全て話す事となった。そして、Uは他の『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』の面々を召集した後、ミリィに自分達のやってきた事、リヴィスがもう1人のモンスターウォーリアーになった過程、そして………
「………改めて、そこの銃を持っている女性がブルーフレイムガンナー。ブルーはこの組織の中でもしっかりした人だ。対立した手前で気まずい気はするが………少なくともこの中では頼りになるよ」
Uはまずブルーの事を解説。Uは彼女がしっかり者であり、頼りになる人物である事を語る。
「次にそこの白衣の女性がピンクボンバー。僕の持ってるベルトや無線機の開発者だ。ちょっと性格が軽すぎるのが難点だが………まあ機械関係なら信用していいだろう………」
Uが次に語ったのは、ピンクの事だった。説明の後半で彼女を少し貶しており、ピンクも少しムッとした表情を浮かべていたが………
「次にそこにいる変なゴーグルを頭に着けているのがグレークリアラー。ちゃらんぽらんで適当な所はアレだがまあ………仲間としては信用できるよ………うん」
Uは次にグレーの事を語るが、やはり彼女の性格には少し難色を示しているのか、もう説明すればいいか分からない様子を見せていた。
「それってどういう事かな………Uくぅーん!?」
グレーはあまりにも自身の説明が適当すぎる事から、不満を漏らしながらUに詰め寄った。
「………まあ悪い奴ではないよ、それは君も分かっているはずだし………」
Uはそう言って、グレーは別に悪い人物では無い事を語る。
「それは分かってるよ………うん」
ミリィも別に悪い人物では無い事は理解している様子を見せていた。Uは1回咳払いを挟むと、次の人物に対して指さす。その人物はミリィが知らない子供の少女だった。
「………気を取り直して………そこにいる子がブラックデーモン………組織のリーダーだ。ああ見えてこの中だと強い。とにかく強い」
Uは最後に、その少女こそが『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』のリーダーである事を語った。
「えっ………えっ!?」
しかし、ミリィはそれが信じられないのか、動揺の声を漏らした。
「信じられないよね………うん、僕もそう思う………」
Uもこれには驚く様子を見せていた。
「むー! Uの馬鹿!! 今日はUだけおやつ抜きだから!!」
しかし、ブラックは頬を膨らませながらUを罵倒してきた。
「別にいらないけど………まあ………うん。それと後1人仲間がいるんだけど、別件で留守なんだ。彼女の方が落ち着いたらまた紹介する」
Uはそう言って、メンバーの解説を終えた。しかしミリィ本人は目が点になっており………
「後ろの2人の話適当じゃなかった………?」
特に後半のメンバーの雑な紹介には思わず首を傾げていた。
「………なんの事だか」
Uはすっとぼける様子を見せたが、これが起因したのか、ブラックとグレーはUにローキックをしてきた。
「痛っ!? 何するんだ馬鹿2人!!」
するとUは思わず声を荒げ、2人に対してそう言い放つ。
「あー!! 馬鹿って言ったね!? 馬鹿って言った方が馬鹿だもん!!」
するとブラックがUに罵倒し返してきた。
「ガキか!?」
しかし、あまりにも幼稚な罵倒にUも思わず呆れ混じりに言葉を返した。ミリィは困惑か呆れかはっきりしない表情を浮かべていたが、Uはそんなミリィを見て咳払いを挟むと………
「まあ、馬鹿ばっかりだが悪い連中じゃない。仲良くしてやってくれ」
そう言って、ミリィに安心感を与えようとする。しかし、ブラックとグレーがUに噛み付こうとするかのような剣幕だった為、ミリィも思わず困惑の声を漏らした………
「………あ、ああ………そういえば………リヴィスさんが変身出来る事、Uさん達も知ってるんだよね………?」
そんな中、ミリィはなんとか話題を変えられないか、思わずそんな話を問いかける。それを聞いたU達の空気は流石に真面目なものとなり………
「リヴィス………ああ、モンスターウォーリアーを自称する彼女か………というか、彼女が持ってるシャドーガンスターは僕から奪取したものだ。見込みそのものはあると思ったからそのまま彼女に譲渡する事にはなったが………その際にちょっと彼女の記憶に細工を施した関係で、彼女はその事を覚えてないだろうし………多分返せと言っても返してくれないだろう………」
そう言って、彼女が変身する力を得た理由を語る。それを聞いたミリィは………
「そうだったんだ………でも、私としてはあの人には戦って欲しくない………Uさんやメイデンちゃんとは違って………あんまり戦いの恐ろしさとか知らなさそうなのが怖くて………」
リヴィスが戦う事に拒否感を示している事をUに打ち明けた。それを聞いたUは………
「………それはすまなかった。あの時に呑気に彼女へ力を預けた僕の落ち度だ………もっとちゃんと考えておくべきだったと反省するよ………」
そう言って、そのまま放置してしまった事について責任を感じる様子を見せたのだった………
Uからの話で『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』の事を知る過程の中、リヴィスが変身出来るようになった顛末を知るミリィ。リヴィスに戦って欲しくない………そんな純粋の想いを抱えるミリィだったが、現実はリヴィスが目指す未来とは真逆のものであり、その道程は険しいものであった………
To Be Continued………
次回予告
その後ミリィは、Uの部下という建前で『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』に加わる事となった。そして今後の方針の中で、ミリィがまだ知らない最後のメンバーから無線がかかってきたのであった………
次回「組織最後のメンバー」