鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
ミリィから言われた言葉に悩むリヴィスは、突如現れた怪人を新たな力を持って撃破する。しかし、直後としてメイデンが現れる。まだリヴィスの事を認めないメイデンと、リヴィスは対決する事となったのだった………


第43話 コマンディックの異変

リヴィスはシャドーガンスターのトリガーを引くと、メイデンに対して先制攻撃を仕掛ける。しかし、メイデンは冷静にこれをかわすと、素早い動きでリヴィスに接近し、連続でパンチを放つ。

 

「ぐうっ………! はあああっ!!」

 

リヴィスは気持ちに身を任せるように左拳のパンチを放つ。しかし、メイデンは右手でこれを掴むと………

 

「………まだこの程度か。Uやミリィって子程では無いわね………」

 

そう言って、リヴィスの左腕を掴んだまま彼女を持ち上げ、そのまま近くの木まで投げ飛ばした。リヴィスは近くの木にぶつかった際に最初こそ痛がっていたが………

 

「U………? 誰よそれ………?」

 

リヴィスはUという名にピンと来ない様子を見せていた。

 

「(………そうか。彼女はまだUが変身するのを知らないのか………)………そう、なら1つだけ教えてあげるわ。彼は私を実力面で凌駕する男………貴方とは比較にもならない最強の男だとは教えてあげるわ」

 

この時点ではまだリヴィスは、Uがソードマンの正体である事を知らないと勘づく様子を見せると、Uについて1つの情報を与えた。

 

「私と比較にならないですって………? 笑わせないで………!!」

 

リヴィスはメイデンの言葉が信じられない様子を見せながら、メイデンに向けて走り出すが、メイデンは冷静な回し蹴りでリヴィスを返り討ちにするように吹き飛ばした。

 

「うあっ!? ………な、なんで………大きく強くなったはずなのに………!?」

 

リヴィスは自身が手も足も出ない状況に混乱する様子を見せていた。するとメイデンは冷静な様子でリヴィスに視線を向けると………

 

「強くなった? フンッ、笑わせないで。本物の戦士を見た私からすれば、貴女なんてただ猿真似をやっているだけの馬鹿よ。そんな程度でこの先戦って行けると思っているなら………長くは生きられないかもしれないわよ」

 

そう言って、リヴィスが抱えていた自信を嘲笑うかのように言葉を返した。それを聞いたリヴィスは苛立ちを見せると………

 

「その言葉、取り消しなさいよ………うぐっ!?」

 

怒りに身を任せて反撃する………と思われていたが、突如としてリヴィスの動きに異変が生じた。

 

「………? どうしたのよ?」

 

これにはメイデンも驚きの声を漏らした。リヴィスが呻き声をあげる中、突如として地面に倒れて苦しみ出す様子を見せた。するとシャドーガンスターがエラー音と共に強制的にリヴィスの変身を解除した。

 

「変身が………!? どうして………!?」

 

リヴィスは満身創痍の様子を見せながら、何が起きたのか分からない様子を見せていた。メイデンも最初こそ目の前の光景に困惑していたが………

 

「………ああそうか。その姿、ただの人間の貴女には負荷が大き過ぎたのね………だから身体が耐えられなくなった………その程度の事だったって訳か」

 

冷静に事を把握しながらそう言い放った。

 

「そんな………そんな事知らないわよ………!!」

 

リヴィスは状況に耳を塞ぐようにそう言い放つと、メイデンに組み付いた。しかし、メイデンはそれを右足で突き飛ばす事によって文字通り一蹴。その際にリヴィスは先程倒した怪人のマテリアルを落としてしまった。メイデンはマテリアルを拾うと………

 

「………貴女に期待するだけ無駄ね。それならまだあの2人の方がいい………ここで貴女が消えてもなんの問題も無いわ………」

 

そう言って、リヴィスの必要性の無さを感じ、彼女にトドメを刺そうとする。だがその直後、メイデンは誰かが近付いてくる気配を感じた。

 

「そうやって無造作に殺すのもどうかと思うがな………」

 

そしてすぐさま男の声が聞こえると、その人物がメイデンに向けて飛び蹴りを放った。メイデンは咄嗟に防御姿勢を取ったものの、その人物の蹴りの威力によって、幾らか吹き飛ばされた。メイデンはすぐさま受身をとって体勢を立て直す。そして、先程までのつまらなそうな様子から一転。突如として笑いを零すと………

 

「こんな退屈な場面でタイミング良くやって来てくれたわね………U!!」

 

そう言って、自身を攻撃してきた人物の名を口にしながら声色を嬉しそうなものへと変化させた。実際そこにはUが立っており、その後ろからミリィが走ってきた。

 

「ミリィちゃん………!? なんで………!?」

 

しかしリヴィスは、ミリィがUと共に行動している事に理解が出来ない様子を見せていた。

 

「メイデンちゃん………今度こそ貴女を倒す! 行こう、Uさん!」

 

そうとは知らずにミリィはUに向けてそう言うと、身体から光を放出させ、ベルトを出現させる。そしてUもインベーダードライバーを腰に装着。そして2人はベルトに鍵をセットした。

 

『ヒーロー!』

 

『ビームソード!』

 

2つのベルトから待機音が鳴る中、2人は変身姿勢を取り………

 

「「変身!」」

 

それぞれ鍵を捻った。

 

『アーマーオン!! ………ジャスティスウォーリアー! ヒーロイック!!』

 

『ホワイトソードインベーダー! ソードマン!!』

 

これにより2人同時にそれぞれ鎧が装着され、変身が完了した。ミリィとUvsメイデンといった対決構図が完成する中、リヴィスはUの変身後の姿に驚いており………

 

「あの鎧………まさか、あの白髪の男がソードマン………!? どうしてミリィちゃんと一緒に戦おうとしているの………!?」

 

Uがソードマンの正体であり、何故ミリィと手を組んでいるのか理解が出来ない様子を見せたのだった………

 

 

 

新たな力を持ってしてもメイデンに勝てないばかりか、負担すら生じ、絶体絶命の危機に追いやられるリヴィス。ミリィ達の登場で最悪の事態は回避されたものの、リヴィスの困惑はより一層深まる事となったのであった………

To Be Continued………




次回予告
ミリィ・Uのコンビは連携し、メイデンと対決。2人が抜群のコンビネーションを見せる中で、リヴィスは複雑な胸中を抱く事となるのであった………
次回「呼応するコンビの息」
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