鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
新たな力を持ってメイデンに挑むリヴィスだったが、実力差により圧倒されてしまう。更に新たな力のデメリットにより、絶体絶命の状況となる中、ミリィ達の登場で事無きを得る。しかし、リヴィスにとってはUことソードマンがミリィと手を組んでいる現状に動揺を隠せない様子を見せていたのであった………


第44話 呼応するコンビの息

リヴィスが混乱している最中、Uが先に動き出すと、右手に装備されたソードマンセイバーによる斬撃を放つ。メイデンはこれを回避し、空中で回し蹴りを放つが、Uは左手で彼女の右足を掴み、そのまま姿勢を崩させると………

 

「ミリィちゃん!」

 

ミリィへ声をかける。ミリィはメイデンに接近しながら、ベルト上部炎のアクリルが付いた鍵をベルト上部にセットする。

 

『エンチャント!』

 

ミリィはそのまま鍵を回した。

 

「バーニング! エンチャント!!」

 

するとミリィの右拳に炎が着火。そのまま右拳によるパンチを放ち、メイデンを吹き飛ばした。

 

「うあっ!?」

 

メイデンは地面に倒れて間もなく受け身を取ったが、2人のコンビ力に驚いていた。一方、Uはミリィの戦い方に目を向けており………

 

「なんというか、前より戦い方が変わってきてるな、ミリィちゃん」

 

属性攻撃を今までの放出するだけだった戦い方から一転し、自身の攻撃のバフに転用するという戦い方に思わず関心の目を向けていた。

 

「Uさんの戦い方を真似したんだ」

 

ミリィはUからこの発想を得た事を語る。それを聞いたUは………

 

「………嬉しい事言ってくれるな」

 

思わず嬉しそうな様子を見せていた。そんな中、メイデンは色の違うゼンマイを取り出し、ベルト左部にセットする。

 

『シンデレラ!』

 

メイデンは左手でベルトにセットされたゼンマイを回す。それにより、ベルトから球体のエネルギーが放出され、メイデンの身体に直撃。その直後にエネルギーは、シンデレラを模した鎧を生成し、メイデンの身体に装備される。

 

『マジックタイムレジェンド! シンデレラヒストリー!!』

 

これにより、メイデンの鎧が変化すると共にスペックも大きく向上し………

 

「流石のコンビネーションね………でも、これならどうかしら!?」

 

メイデンはそう言って、U以上の速さで2人に接近し、パンチを放つ。Uはソードマンセイバーでこれを耐えるが………

 

「うわあああっ!!」

 

ミリィは防御姿勢でも防ぎきれず、後ろへ吹き飛ばされる。

 

「くっ………! (スペック差を開いてきたか………! だが………!)」

 

Uは再びスペック差を痛感。しかし、ソードマンセイバーに竜巻のようなアクリルが付いた鍵をセットし、これを捻った。

 

『フィニッシュチャージ!』

 

これにより必殺技待機状態となり、ソードマンセイバーの刀身が嵐のエフェクトを纏わせる。そしてUはすかさずセイバーのトリガーを引き………

 

『ストームセイバー!!』

 

竜巻を纏った斬撃を飛ばす。メイデンはこれを両手で止めようとしており………

 

「無駄よ! この程度の嵐で私を倒せると思ってるの?」

 

Uの必殺の一撃を涼しい様子で受け流そうと考えていた。

 

「………思ってないさ。だからそれはブラフだ」

 

しかしUはそう言って、止められる事も計算づくと言わんばかりの様子を見せた。

 

「それはどういう………っ!?」

 

メイデンは首を傾げながらも竜巻を後ろへ受け流す………だがその直後、彼女の目の前には………

 

『アーマーオン!! ………ジャイアントウォーリアー! ギガン!!』

 

巨大な姿へと姿を変えたミリィが走ってきており、右拳でメイデンを天高く打ち上げた。

 

「ぐあっ!? (しまった………! Uは最初からこれを狙って………!!)」

 

メイデンは、ミリィとUの策にまんまと嵌められた事と、ミリィが吹き飛ばされてからの十数秒で強化フォームにチェンジして対応するという素早い対応に驚かされていた。ミリィはそのままベルト上部に刺さった鍵のボタンを押す。

 

『ギガンチャージ!』

 

これにより、ミリィの両足にエネルギーが集束する。そして、ミリィは再び鍵の上部のボタンを押しこんだ。

 

『ギガンティックエンド!!』

 

ミリィはまず左足で地面を蹴る。その際の勢いで大きく跳躍すると、残った右足のエネルギーで、メイデンに向けてキックを放った。

 

「うああああああっ!!」

 

空中の無防備な体勢のまま、必殺のキックを受けたメイデン。そのまま地面へと叩き付けられると、直後にメイデンの変身が解除されると同時に、リヴィスから奪取していたマテリアルがメイデンの元から吹き飛ばされた。ミリィが空中でこれをキャッチすると、マテリアルは盾のアクリルが付いた鍵へと変化。それから少ししてミリィが地面に降りてくると、ベルトの鍵を外して変身を解除する。ミリィ達が、地面に倒れるボロボロのメイデンに目を向けていると………

 

「ぐあっ………! ………2度目の対決とはいえこの力すら攻略するとはね………流石私が認めた男………それに………貴女も少しはやるみたいね………ミリィ」

 

メイデンは自身の認めたUの実力の高さを賞賛すると共に、この頃からミリィについても、ライバルとしてかなりの好感を抱くようになっていた。メイデンはその場で身体を起こすと………

 

「………やはり貴方達が私を楽しませてくれるわね………また会いましょう………!」

 

そう言って、2人との再会を望むかのようにその場を去った。

 

「なんとかメイデンちゃんを追い詰められたね、Uさん」

 

それから少ししてミリィは、メイデンを追い詰められた事に嬉しそうな様子を見せた。

 

「そうだな。君がいたお陰で上手く攻略が出来たよ、ミリィちゃん」

 

Uもミリィとの連携で勝利を掴んだ事を嬉しく感じていた。2人が混乱する中、リヴィスは身体を起こすと………

 

「………なんで。なんでそんな男と手を組んだの………!? どうして………なんでなの!? 」

 

Uと手を組んだミリィに対して困惑する様子を見せていた。

 

「それは………」

 

ミリィはどう答えるべきか混乱する様子を見せていた。そんな中、Uが彼女の前に立つと………

 

「ミリィちゃんが僕の真実を知ってもなお戦う事を選んでくれた………だから手を組んだ。それに………ただ手を組んだだけじゃない。メイデンやその裏にいると思われる怪人を生み出している張本人を炙り出す………その為に僕達は戦っているんだ」

 

そう言ってミリィと手を組むに至った経緯を語る。しかし、リヴィスにはそれが気に入らなかったのか………それとも理解出来なかったのか………

 

「………ふざけないで………ふざけないで!!」

 

声を荒らげるリヴィスはそう言って、シャドーガンスターに鍵をセット。そのまま変身し、未だ変身状態を維持するUに向かって襲いかかるのだった………

 

 

 

ミリィとUのコンビにより、メイデンを撤退に追い込む事に成功。しかし、それに納得出来ないリヴィスはUに襲いかかる。果たして、この2人の激突はどのような結果を生み出すのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
感情任せにぶつかるUにぶつかるリヴィス。Uは軽くいなす程度でしかなかったが、この状況に怒ったのは、意外にもミリィの方であった………
次回「困惑と怒り」
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