ミリィとUのコンビによる共闘でメイデンを撤退に追い込む事に成功する。しかし、リヴィスは2人が手を組んだ事に納得できず、Uに殴りかかるのであった………
勢いに任せて殴りかかるリヴィス。しかし、Uは左手で軽くいなした為、リヴィスは思わず足元がよろけてしまった。
「ぐうっ………馬鹿にしないで!!」
リヴィスは再びUに向けて拳を突き出すが、Uはこれをかわし………
「別に君と戦う気は無いんだが………」
そう言って、戦意は無い事を語った。
「………うるさい!」
しかし、リヴィスは聞く耳を持たず、Uに向けてシャドーガンスターの銃口を向けると、そのまま狙撃を行った。だが、Uには全く当たらなかった。
「………面倒だな。少し荒療治になるけど止むを得ん」
Uは呆れた様子を見せながら、リボルバー拳銃の形をしたアクリル付きの鍵を取り出し、これをベルト右部にセット、そのまま回した。
『キー、オン』
すると機械音声とともに右手にブラーストマグナムが生成され、Uはブラーストマグナムを1度回した後、正確な狙撃でリヴィスの身体に弾丸を当てた。
「うあああっ!?」
リヴィスはUの反撃によって姿勢を崩した。だが、それでもUへ銃口を向けており、諦めようとはしていなかった。
「(ダメだ………彼女、自分の都合の悪い事に蓋をしてやがる。聞く耳を持たねぇ………)」
Uはリヴィスの様子を見て完全に呆れてしまい、言葉を失っていた。だが、リヴィスが接近しようとする中、ここまでの流れを見ていたミリィが突如としてUを庇うように走り込むと………
「待ってリヴィスさん! Uさんは敵じゃない!!」
そう言って、リヴィスに説得を試みる。
「ミリィちゃんどいて!! そいつは前に私達に襲いかかった! モンスターウォーリアーの名を語った悪い奴なのよ!!」
しかし、リヴィスは最初の出会いの状況を未だに引き摺っており、聞く耳を持たなかった。
「………Uさんは………Uさんは悪い人じゃない! 今のリヴィスさんの方がよっぽど悪い人だよ!!」
それを聞いたミリィは我慢の限界に達し、Uではなく、寧ろリヴィスの方が悪だと言い放つ程にまで怒りを顕にしていた。
「ミリィちゃん………どうしてそんな事を言うの!? 私は貴女の為に戦う事を選んだんだよ!? なのにどうして!? どうして分かってくれないの!?」
しかしリヴィスは自身のやってきた事を否定された気持ちになってしまったかのように、そう反論する様子を見せた。
「そんなのリヴィスさんの一方的な思い込みだよ!! 私の為だからって言って………なんでもやっていい訳じゃない!!」
しかし、ミリィにとってそんなものは妄言にしか聞こえなかった。ミリィのこの言葉を聞いたリヴィスは動揺の声を漏らしながら、その場に座り込んでしまった。ミリィはUの手を掴むと………
「………帰ろう、Uさん。もうあんな人なんか知らない………!」
そう言って、リヴィスと縁を切ると言わんばかりの様子でその場を歩き出した。Uはミリィがここまで激怒した事に驚いていたが、ベルトから鍵を抜き取って変身を解除すると、彼女の手に引かれるままその場を去った。ミリィ達が立ち去って間も無くの頃はリヴィスの思考は止まっていたが、しばらくして、自身がミリィに拒絶されてしまった事を嫌でも理解してしまい………
「うっ、うっ………うああああああっ!!」
変身後の鎧の兜の下で、1人涙を流す事しかできなかった………
Uを敵視し、彼に襲いかかるリヴィスだったが、これが決定打となり、ミリィに拒絶されてしまう事態となってしまった。これにより、ミリィとリヴィスの関係は深くなる事無く、絶縁状態になってしまう結果となったのであった………
To Be Continued………
次回予告
『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』のアジトに戻ろうとするミリィ達。そんな中で、Uはミリィに対して自身の為に怒った事を意外そうに感じながら問いかけた。そこには、Uの実情を知った事による同情心が影響していたのだった………
次回「ミリィの同情」