鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
Uとの特訓を行うミリィは、受け身などのスキルを物にしていた。しかし、オフェンス面についての向上心を見せ、その回答が幾つも存在する中、2人の特訓を見ていたブラックがその話し合いに関与してきたのであった………


第49話 組織最強の能力者

ミリィはブラックに対する疑いを見せる中、ブラックは軽くストレッチを行う様子を見せると………

 

「まあ、口で話すより実際に動いた方が分かりやすいかな………」

 

ブラックはそう呟くと………

 

「ミリィって言ったっけ。全力で来ていいよ」

 

ミリィに実践形式で対決する事を語った。

 

「えっ? でも………」

 

ミリィは生身の人間であるブラックとの戦いに首を傾げる様子を見せるが………

 

「ミリィ、やるなら全力で行った方がいい。リーダーはインベーダーズの中でも特異な能力に長けたタイプだ。1番強い」

 

Uは、ブラックが『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』の中でも1番に強い事を語った。

 

「それは貴方抜きでの話でしょう? ………まあ、貴方抜きなら多分1番強いのは私かな」

 

ブラックは、組織の中で1番に強いのはあくまでUを除いた前提である事を述べつつも、ミリィが以前戦ったブルーやグレー以上の実力者である事は自負している様子だった。ミリィはまだこの時点では半信半疑な様子を見せていたものの、ブラックが身体に闇のエネルギーを纏わせた後、人間離れしたスピードで接近してきたのを目にしたミリィは………

 

「っ………!」

 

思考より先に無意識に身体が動き、ブラックの攻撃をかわした。だが、ブラックが放ったパンチは地面を軽く抉る程の威力を持ち、彼女は既に変身した姿であるにも関わらず、怯える様子を見せていた。

 

「(今の動き………ブルーさんやグレーさんなんかとは比較にならない………本気でやらないと………殺される………!)」

 

本気でやらなければ死ぬ………生存本能が働いたのか、ミリィは刀身に電流のエフェクトが纏われた剣のアクリルが付いた鍵を取り出し、ベルト上部にセットし、すぐに捻った。

 

『アーマーオン!! ………サンダーソードウォーリアー! エレトリック!!』

 

するとミリィの身体を電流が走り、光の鎧が黄色の雷をイメージした鎧に変形すると共に、ミリィの手にエレトリックブレードが出現。ミリィはブラックに向けて電流を纏った斬撃を放つが、ブラックは闇のエネルギーを纏ったまま左手でミリィの斬撃を止めて見せた。普通ならブラックの左手の方が斬れてしまうはずが、逆に闇のエネルギーがエレトリックブレードを侵食。そのまま内側から粉砕してしまった。

 

「えっ!?」

 

これにはミリィも動揺していた。ブラックはすぐさま、ミリィの身体に素早い連続パンチを叩き込み、彼女を吹き飛ばした。

 

「うわあああああっ!?」

 

ミリィは近くの木にぶつかる寸前で受け身を取った為、ダメージを最小限に抑えられたものの、ブラックの異次元過ぎる強さに驚きを隠せない様子だった。一方のブラックは陽気な様子を見せており………

 

「ほらほら、この程度で全部の技を見せた訳じゃ無いでしょう?」

 

そう言ってミリィを煽る様子を見せた。それを聞いたミリィは反射的に大きなボタンが付いた鍵を取り出す。ミリィの鍵を持つ手は震えていたものの、意を決して鍵をセットし、これを回した。

 

『アーマーオン!! ………ジャイアントウォーリアー! ギガン!!』

 

これにより、巨大な姿に変化したミリィ。それを見たブラックは興奮する様子を見せ………

 

「巨大なヒーローか………その力、見せてもらうよ………!!」

 

そう言って両腕を広げながらミリィの攻撃を待ち構える様子を見せていた。

 

「(攻撃を誘っている………? だったら………!!)」

 

ミリィはこれに困惑しつつも、鍵のスイッチを押す。

 

『ギガンチャージ!』

 

これにより、ミリィの右拳にエネルギーが集束する。そして、ミリィは再び鍵の上部のボタンを押しこんだ。

 

『ギガンティックエンド!!』

 

ミリィは力強く地面を蹴ると、そのまま必殺のパンチを放つ。しかし、ブラックはこれを左手で受け止めようとしていた。

 

「………凄いパワー。ここまでのものは受けた事は無いかな………普段のUより凄いかも………でも結局は力だけ………そんなもので私やUには勝てないよ………!!」

 

ブラック本人は余裕綽々な様子でそう言うと、右手に闇のエネルギーを集束させる。ミリィはパワーで押し切ろうとしていたが、ブラックの左手を押し切れず………

 

「なんて技名にしようかな………あっ、そうだ! ………{ダークネススマッシュエンド}………!」

 

今放とうとしている技名を考える余裕を見せた後、右手で圧縮された拳をミリィの体に向けてぶつける。すると右拳に宿ったエネルギーがミリィの身体に大きなショックを与え、そのまま大きく吹き飛ばした。

 

「うわああああああああっ!!」

 

ミリィの身体は近くの木を数本貫通する威力を見せた。そして何本目かの木でようやくミリィの身体が受け止められ、ミリィは地面に倒れる。そしてオーバーダメージによってそのまま変身が解除されてしまった。

 

「ふふん………まだまだかな」

 

ミリィに向けて余裕な様子を見せるブラック。そして、様子を見ていたUはブラックの力に改めて驚いており………

 

「流石リーダー………容赦無い強さだよ、本当に………」

 

半分呆れ、半分褒めるようにブラックの強さを実感する様子を見せたのだった………

 

 

 

ミリィに実践形式で挑んだブラックの強さは、ミリィに恐怖を与える程の恐ろしさを秘めていた。果たして、果てしない力の差を見せつけられたミリィは、この敗北をどう感じるのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
ブラックとの特訓を経て、自身の強さはまだまだたかが知れている事を思い知らされるミリィ。しかし、ブラックはミリィに対して大きな可能性を感じた事を語るのだった………
次回「大きな可能性」
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