Uとメイデンの対決が行われるが、Uは戦意を失っており、メイデンに圧倒される形となった。しかし、Uの心の内を知ったメイデンは戦闘中断を受け入れるかのように、ますますUへの興味を強めるのであった………
メイデンはメルヘンドライバーを外し、Uへ近付くと………
「貴方をもっと知るにはどうすればいい?」
そう言って、Uを知ろうとする様子を見せていた。
「そんなに僕を知りたいか………どうしたもんかね………」
Uは困った様子でそう呟いた。そんな中、U達の耳にまた別の足音が聞こえた。
「………こんな所で何をしているのよ………ゴシック」
それはゴシックの名を持つメイデンに向けた女性の言葉だった。Uが声の聞こえた方に視線を向けると、そこにはメイデンと異なるアンティークドールのような姿をした女性が立っていた。
「エレガン………」
メイデンはそこにいる人物に対してそう語った。
「………誰だ」
Uはその人物に対して、そう言い放つ。その表情は敵意のあるものであった。
「………私はエレガン=メイデン。メイデンシリーズの1つにして………メルヘンの名を持つ戦士」
その人物、エレガン=メイデンはメイデンの名を持ち、メイデンと同じメルヘンドライバーを持っていた。
「そのベルトは………」
Uはベルトを目にし、多少驚く様子を見せていた。
「………その様子だとゴシックに既に見せてもらっていたようね。これはゲームに参加する為の資格にして、私達がメルヘンの名を持つ証………」
エレガンはそう言うと、腰にメルヘンドライバーを装着する。
「ゲーム? ………何の話だ」
Uはエレガンの言葉から、ゲームという単語が引っかかったのか、反射的にそう問いかけた。
「………そう、知らないのね。私達メイデンシリーズは最強の1人を決めるゲームをしている。これこそが私達の行っているゲーム………メイデンゲームよ」
エレガンが語ったのは、メイデン達の行っているゲームが、最強の1人を決めるメイデンゲームなるものである事を語った。
「メイデンゲーム………メイデン、知ってた………いや、知らないとおかしいな」
Uはそれを聞き、メイデンに視線を向け、彼女が確実にエレガンの言う話を知っていた事を確信しながらそう問いかける。
「………ええ、知ってたわよ。しかし私はそんなゲームに興味は無かった………それに貴方とメイデンゲームは何ら関係が無い………それなら話す必要性も無いでしょう………?」
メイデンはそれに頷きつつも、Uとメイデンゲームは全く関連性が無いので話す必要性など全く無かった事を語る。
「それは………そうだな」
Uはメイデンの言葉を聞いて少し考える様子を見せたが、やはり関係は無いので話さないのは全く問題が無い事を理解した。そんな中、エレガンはメイデンに対して視線を向けると………
「………丁度いいわ、ここでゴシックを倒しておくとしましょうか……… 」
メイデンに向けてそう言うと、メイデンが持つ物とは異なるゼンマイを取り出し、ベルト左部にセットする。
『イバラヒメ!』
ベルトから音声が流れると、エレガンは右拳を胸へ当てると………
「………変身」
左手でベルトにセットされたゼンマイを回す。すると、ベルト内部に装備されたプロペラ型のモーターが回転。それにより、ベルトから茨のようなエネルギーが放出され、エレガンの身体を覆った。その直後にエネルギーは、いばら姫を模した刺々しい鎧を生成し、エレガンの身体に装備される。
『ソーンヒロインレジェンド! イバラヒメヒストリー!!』
そして、エレガンがメルヘンに変身したのを目にしたUは………
「2人目のメルヘン………」
2人目のメルヘンの登場に驚く様子を見せていたのだった………
メイデンの名を持つエレガン=メイデンは、メイデンと同じメルヘンへ変身する戦士だった。そして彼女から語られたメイデンゲームとは果たしてどのようなものであるのか………?
To Be Continued………
次回予告
メイデンゲームと称してメイデンを倒そうとするエレガンから、メイデンを守るU。そんな彼に怪人をけしかけるエレガンは、同時に解人が生み出される真実についてを語る。だが、それを聞いたUは怒りのボルテージを上げる事となったのだった………
次回「怪人の真実」