エレガンを相手に一方的な強さを見せつけたUは、エレガンを吹き飛ばす形で勝利した。その後、メイデンに対してメイデンゲームの真実を問いかけるU。観念したメイデンはメイデンゲームについて話す事をUに対して約束するのであった………
その後、Uはメイデンを連れて『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』のアジトへ帰還した。帰還した後、Uは壊れたインベーダードライバーをピンクへ渡し、修理を依頼。その後、メイデンの所持品を全て没収すると共に、組織の地下に設置されている牢獄へ彼女を閉じ込めたのだった………
そしてUは、牢獄内で座り込むメイデンを格子越しに見ていた。メイデンが持っていた所持品………もとい、メルヘンへ変身する為のアイテムはUの近くの机に置かれており、メイデンを逃がさない体勢を構築していた。だが、その様子を見に来たミリィは戦慄する様子を見せており………
「Uさん、これはやりすぎじゃないの………?」
Uに対して思わずそう問いかける程だった。
「………いいのよ。Uはこの組織の人間として正しい行動をしている。それに私も、Uが尋問官なら情報を話すって承諾しているし、特に不満は無いわ」
しかしメイデンは、自らの境遇を受け入れる様子を見せていた。それを聞いたミリィは複雑そうな様子を見せていたが………
「………それで、結局メイデンゲームとはなんだ?」
Uはミリィに対し、メイデンゲームの詳細を問いかける。
「………メイデンゲーム。それは私達メイデンシリーズがバトルロワイヤルを行い、最後の1人になるまで争うゲーム。私達がメルヘンの力を与えられたのも、全てはこのゲームのため。私はこのゲームが始まるより前にメルヘンの力を与えられたけど………エレガンがメルヘンに変身した事を考えると、今後他のメイデンが出てくる可能性も否定出来ないわ」
メイデンは、メイデンゲームとは何か説明を始めた。
「他のメイデン………それは何人くらいだ?」
Uはメイデンに対し、他のメイデンの名を持つ者の数を問いかける。
「………メイデンは私含めて7人いる。その7人については後で説明するけど、メイデンゲームは私達7人の殺し合いって事はまず抑えておいてもらいたいわ」
メイデンの口から人数が明かされた事で、メイデンゲームは7人のメイデンによる殺し合いのゲームであるという基本概要が明かされた。
「7人のメイデンの殺し合い………」
ミリィはメイデンゲームの概要を知り、暗い表情を見せた。
「………それを止める術は?」
Uはそれを止める手段を問いかける。
「皆無に等しいわね。第一、メイデンは普通の人間には殺せない」
しかしメイデンは、それを止める術は無いと言い切った。その理由には、メイデンが普通の人間には殺せないという点が関係していると語った。
「殺せない? どういう意味だ………?」
Uは首を傾げながら疑問を問いかける。
「………私達メイデンはそもそもメイデンゲームをやる前提で造られた人形に過ぎない。それもあって、私達メイデンはメイデンでしか殺せないようになっているの」
メイデンが語ったのは、メイデンの名を持つ少女達は、メイデンの名を持つ少女にしか殺す事の出来ない性質がある事であった。それを聞いたUは………
「………厄介な性質を持っているものだ」
そう言って、メイデンの性質の厄介さに頷く様子を見せた。
「もし私達の他にもメイデンがいるなら話は別だけど………奇跡に等しいわね。私も今いるメイデンは7人だって知っている訳だし………」
もし他にメイデンがいるなら状況を崩せるかもしれないが、そんな話はメイデンも知らない為、机上の空論とも言える策であった。それを聞いたUは考える様子を見せ………
「………まあいい、また対処法を考えるとしよう」
そう言って、対応策についてはまた後程考える事を呟いたのだった………
メイデンの口から明かされたメイデンゲームの詳細な概要と、メイデンの性質。普通の人間にはメイデンは殺せない。果たして、この性質を乗り越える方法はあるのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
メイデンから大方話を聞いたUは、メイデンに対し彼女のこれからの扱いについてブラックの前で語る。Uが語ったのは、メイデンにとってあまりにも破格な条件とも言えるものであった………
次回「メイデンの処遇」