鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
メイデンからメイデンゲームの詳細について明かされる事となり、メイデン同士の殺し合いがメイデンゲームの概要である事が明らかとなった。そして、これを止める術も皆無に等しく、メイデンはメイデンにしか殺せないという課題が、メイデンゲームを止める事が難しい事に拍車をかけていたのであった………


第57話 メイデンの処遇

それから2日程かけて、Uはメイデンからあらゆる事を聞き終えたのか、彼女のいる牢獄の入口へ立つと………

 

「………出ろ、メイデン。話がある」

 

そう言って、メイデンに牢獄から出るよう言った。メイデンはその場から立ち上がると………

 

「………なんのつもり?」

 

Uに対してそう問いかけた。

 

「来れば分かる」

 

Uはそう言うと、メイデンに対して自身へついて行くよう語るのだった………

 

 

 

Uが連れてきたのは『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』のアジトの大広間へ出てきた。大広間ではブルー達、組織のメンバーが立っており、形式上総帥のブラックが玉座に座っていた。

 

「………リーダー、メイデンの処遇についての話をしてもいいな?」

 

Uはブラックの前に立つなり、メイデンの処遇についてメイデンへ明かす事の許可を求めた。

 

「いいよ、Uの好きにして」

 

ブラックはUの要求を受け入れた。メイデンはUが何を言い出すか不安な様子を見せていた………

 

「じゃあ言うぞ………ゴシック=メイデン。君は………」

 

許可を得たUはメイデンに対して口を開いた。ミリィも緊張する様子を見せていた………

 

「………僕達の協力者としてメイデンゲーム攻略に力を貸してもらう。リーダー、この処遇でいいな?」

 

しかしUが語ったのは、メイデンをメイデンゲーム攻略の為の協力者となってもらうものであった。それを聞いたメイデンやミリィは驚く様子を見せていたが………

 

「いいんじゃないかな。そのメイデンゲームが何かは分からないけど、Uがその子を管理するなら任せるよ。必要なものがあったらなんでも提供するし」

 

ブラックはUの言葉に頷き、メイデンゲームなどの対応や、メイデンの事をUに対して任せる事を語り、ブルー達もこれに頷いていた。だが………

 

「………どういうつもり? 私を協力者にするだなんて………」

 

メイデンはUの対応に首を傾げる様子を見せていた。Uはピンクに対して視線を向けると、ピンクは頷くと共にメルヘンドライバーを取り出し、Uに手渡した。

 

「そのままの意味だ。メイデンはメイデンでしか殺せない………なら君の力を借りるしか手は無い、僕はそれを最前と考えたから判断しただけだ」

 

Uはメイデンゲームを戦う為にメイデンの力が必要であると判断し、彼女の協力を求める様子を見せた。困惑するメイデンに対し、Uはメルヘンドライバーなど変身アイテム一式をメイデンへ返却した。

 

「そのドライバーのこと、色々調べて強化しといたよ! そのベルトでも鍵を使える事とか!」

 

ピンク曰く、このドライバーは強化されているらしく、ミリィやUが使っていた鍵が使える互換機能が追加されたようである。

 

「………何故こんな事をするのか理解に苦しむけど、これはいったい私にどんな利点があるのよ?」

 

メイデンはU達の思惑や、この協力が自身にどのような利点をもたらすのか疑問に感じる様子を見せていた。

 

「そうだな………終わったら君の頼みをなんでも聞いてやる。例えば………君との殺し合いの決着を着けるとか………な」

 

Uはメイデンに対して協力によるメリットを提案する。それは、メイデンにとってあまりにも良い条件であり、メイデンの中でupへの疑問を更に強める結果となった。

 

「………その条件、私にとって恐ろしすぎる程にいいものね。いいわ、目的を果たしたその時までにどうしてやろうか考えといてあげる」

 

しかし、メイデンにとってこれ程の美味しい話は無く、目的さえ果たせばUとの殺し合いに決着を着ける事さえ実現出来る。そのため、メイデンとしては一時休戦程度の形でこの話に乗る様子を見せていたが………

 

「………ミリィもいいな?」

 

ともあれメイデンからの合意が得られた事から、Uはミリィに対しても確認を取った。ミリィは少し考える様子を見せていたが、メイデンすら一時的に味方になるこの状況は、ミリィからしても大規模な状況となっている事を察知させるものであり、彼女は服のポケットの中から刀身に電流のエフェクトが纏われた剣のアクリルが付いてた鍵を取り出すと、それをメイデンに手渡し………

 

「まだ、少し信じられないけど………私はUさんの判断を信じるよ」

 

ミリィはUの判断を信じる形でこれを認める様子を見せた。とはいえ、ミリィとメイデン、どちらにとってもこの状況は混乱を隠せないものであった事から、2人ともすぐには受け入れられない様子を見せていた。

 

「決まりだな。よし、それじゃあこれから今後の事を考えてみるとするか………」

 

だがそんな中、Uだけは今後の事を考える事を語ったのだった………

 

 

 

メイデンゲーム攻略のため、メイデンの手を借りるという、ミリィにとってもかなり異常なものとなった。果たして、3人はメイデンゲームの攻略をする事が出来るのだろうか………?

To Be Continued………




次回予告
ミリィとメイデンはこれまで敵対していた関係から、互いに会話が出来ない状態となっていた。そんな中でもUは2人それぞれに対して2人に声をかけるため、2人の気まずさは更に深まる事となったのだった………
次回「仲間の仲間」
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