メイデンの処遇についての話となる中、Uはメイデンゲームを攻略する為にメイデンの手を借りる考えを明かした。それにより、ミリィ達はメイデンと協力関係を結ぶ事になるのであった………
第58話 仲間の仲間
それから数日、『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』のアジト内ではUがミリィとメイデンの2人を呼び出した。この際、Uは意図的に2人を隣同士で座らせると………
「それじゃあ確認だけど………この7人が今いるメイデンって事で間違いないんだな、メイデン?」
Uはメイデンにそう言って資料を見せる。資料の中には7人のメイデンの情報が記載されていた。
「そうね、私を含めた7人のメイデンの情報は概ねこれで合ってるわ」
メイデンは資料の内容に頷く様子を見せる。
「よし、後で人数分コピーと組織のデータに書いとかないとな………ああ、後そういえば忘れてた事が2つあったんだった。ミリィ、この間怪人のマテリアルを手に入れたんだが、これを鍵に変えてくれないかな?」
Uはメイデンへの確認を終えた後、1つ目のやる事として、先日手に入れたマテリアルを取り出し、これをミリィへ手渡す。
「わかった」
ミリィは快諾しこれを受け取る。するとミリィの手元で形状が変化。黒いエネルギーのアクリルが付いた鍵が生成された。
「それとメイデン、これから活動して行くに当たってこれを持っておくといい」
続けてUは、メイデンに対して懐からある物を取り出す。
「………! それって、私のと同じ無線機………?」
それは、ミリィが所持する無線機と同タイプのものであった。
「持っておいて損は無いと思う。これから先一緒にやっていくんだ、持っておいてくれ」
Uはメイデンに対してそう言うと無線機を手渡す。メイデンは無線機をしばらく見回していたが………
「………それじゃあ、僕は資料をコピーしてリーダー達に渡してくる。しばらく2人で仲良くな〜」
Uはそう言うと、メイデンに関する資料を持ってその場を離れてしまった。その結果、その場はミリィとメイデンの2人きりになってしまい………
「(仲良くって言われても………これまでメイデンちゃんとは敵だったし、いったい何を話せばいいのかな………?)」
特にミリィは困った様子を見せていた。そして、それはメイデンも同様らしく、少しして溜息をつくと………
「………Uめ、何を考えているのやら………」
そう言って、思っていた事をダイレクトに口にした。これを聞いたミリィは思わず驚きの声を漏らした。メイデンはミリィへ視線を向けると………
「………別に気にしなくていいわよ。所詮私も貴方と同じ………彼だから乗っただけに過ぎないから」
そう言って、自分自身もあくまでUを信頼している故の判断である事を語った。
「う、うん………」
ミリィはどう返答していいか分からない様子を見せながらそう呟いた。しかし、ミリィにとってこの返答はあまり良いものでは無かったのであった………
3人での協力体制となる中で、ミリィとメイデンは互いに距離感を探るような状況となっていた。果たして、この2人の関係が良くなる事などあるのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ミリィ達3人が外で他のメイデンの捜索を行う中、怪人が2体同時に出現する。3人は変身するが、ミリィとメイデンは息が合わずに連携が組み立てられずにいたのだった………
次回「馬の合わない2人」