ミリィとメイデンが互いに役割を分担する形で怪人に挑み、見事撃破に成功する。この事がきっかけとなり、ミリィは仲間と共に戦う事の意義を、メイデンは仲間意識を持ち始める事となったのだった………
その後、怪人を倒したミリィ達は再び他のメイデンの捜索を行っていた。
「………でも不思議だね、他のメイデンの名を持つ人と中々会わないなぁ」
その中で、ミリィは感じていた疑問を口にした。
「メイデンゲームはあくまで最後の1人を決めるバトルロワイヤル。居場所が分かったらゲームにならないもの」
メイデンはその理由について、バトルロワイヤルによるルール故の形である事を語った。
「ま、至極真っ当だわな」
その理由について、Uは納得する様子を見せていた。そんな中、3人の前に人の影が見えた。
「………待て、誰かいる」
Uは人影を目にしそう呟いた。その直後、その人影は近くの木々から姿を現す。その人影はリヴィスのものであり、彼女はUに対してシャドーガンスターの銃口を向けてきた。
「リヴィスさん………」
ミリィはリヴィスの名を呟いた………とはいえ、これは呆れ混じりの声であったが。一方、リヴィスは2人の近くにメイデンがいるのを目にすると………
「………その女とも手を組んだの、ミリィちゃん………?」
そう言って、怒り混じりの声でそう呟いた。
「なんでリヴィスさんにそれを言われなきゃいけないの?」
ミリィは最早嫌になってしまったのか、無表情で言い返した。
「私は………! 全部貴方の為にやってきたのに!! ミリィちゃんはそれを裏切ってそんな奴等と共にいる………!! そんなの許せないわよ!! 私は………私は貴女に助けられて………仲間になりたかっただけなのに………!!」
するとリヴィスは感情的になりながらそう言い返してきた。彼女の様子にミリィは返す言葉も見つからなくなっていたが………
「………呆れた」
そんな中、メイデンが口を開いた。
「ミリィがUや私と手を組んだのは確かにお互いの本来の目的や正体が露呈した上での成行きだった。けれど、私達は共に戦い、ぶつかり合って本音を曝け合った仲であるからこそ仲間だと認識できている………私は少なくともそう思っている、でも貴女の言う仲間は自分勝手な何かでしかない。Uや私に当たり散らしているようじゃ、本当の仲間なんて出来やしない。貴女は永遠に孤独のままね」
メイデンはリヴィスに対して苦言を呈した。その言葉のどれもがリヴィスの心へダメージを与えるものであったが………
「うるさいうるさい!! アンタ達なんてミリィちゃんを誑かすだけの化け物なくせに!!」
リヴィスは耳を塞ぐようにシャドーガンスターへガトリングのアクリルが付いた鍵を取り出すと、すぐさま鍵を捻った。
『ガンマス!』
それにより待機音が起動し………
「変身………!」
そのままシャドーガンスターのトリガーを引いた。これによりシャドーガンスターの銃口部分からエネルギーが発射すると共に軌道がUターンし、リヴィスへ直撃。これによりリヴィスの身体に黒い鎧が形成され、リヴィスの全身を覆った。
『ガンスターオン! ガンマス!!』
リヴィスはモンスターウォーリアーの姿へと変身。Uやメイデンは最早説得を諦めるかのような様子を見せていたが………
「………ふざけないで!! 」
ミリィは身体から光を放出させ、ベルトを出現させると、Uとメイデンの前に立った。
「………! ミリィちゃんどいて!!」
リヴィスは一瞬動揺し、ミリィに対してその場を離れるよう言い放つ。だがミリィは引かず………
「私の大事な仲間を傷付けるつもりなら………リヴィスさんなんか完全に敵だよ!!」
そう言って、大きなボタンが付いた鍵を取り出すとベルト上部にセットする。
『ギガン!』
これにより、ミリィの背丈を遥かに凌駕する高さにまでエネルギーが生成され………
「………変身!」
ミリィはそのまま鍵を捻った。
『アーマーオン!! ………ジャイアントウォーリアー! ギガン!!』
すると、ミリィの身体から生成されたエネルギーはミリィを覆い隠す程の巨大な鎧を生成しミリィの身体に装着されたのであった………
ミリィ達の前へ再び現れたリヴィスは、最早周りの声に耳を塞ぐ程に喚き散らす状況となってしまっていた。そんな彼女に呆れを通り越して怒りの感情を抱くミリィ。ミリィとリヴィスの関係は、更なる悪化を辿る事となったのであった………
To Be Continued………
次回予告
リヴィスが望まない対決において、ミリィは容赦の無いバトルを展開する。これによりUとメイデンの2人は、リヴィスに対して1番怒りを抱いていたのがミリィである事を知る事となったのだった………
次回「一番の怒り」