リヴィスに対して情け容赦無い強さを見せつけつつも、彼女へ慈悲を残すミリィ。そんな中、更に絶望へ更に堕ちていくリヴィスを慰めるかのように、謎の人物が新たな鍵を渡してきたのであった………
またしても喧嘩別れの形でリヴィスと別れてから数十分、ミリィはまだ浮かない様子を見せていたが、メイデンはそんな彼女の肩を優しく叩くと………
「気にしないでいいのよミリィ。あの女を落ち着かせる為にも貴女の行動は必要だった。貴女の行動は間違いじゃない」
そう言って、彼女を慰める様子を見せていた。メイデンの様子にはUも驚いていたが………
「………ありがとう、メイデンちゃん………」
ミリィが感謝の言葉を口にしたのを耳にすると、Uは2人の関係が良くなっている事を察知し、どこか複雑ながらもその光景を小さく喜ぶ様子を見せていた。そんな中、メイト達の前に小さな花畑が出現する。そしてその花畑には、少女が座り込むと共に1人花を摘む様子を見せていた。
「………? 女の子………?」
ミリィはそこに座り込む少女に対して首を傾げる様子を見せた。だがその直後、メイデンはミリィの腕を突如として掴み………
「待って。あそこにいるのは人間じゃない」
そう言って、そこにいる少女が人間では無い事を指摘する。
「人間じゃない………まさか」
それを聞いたUは、何かに察する様子を見せた。そしてメイデンは花畑の方へと向かうと………
「久しぶりね………ジュノ」
そう言って、その少女の名を口にする。その少女はメイデンの顔を目にすると………
「ゴシック………!! な、なんでここにいるの………!?」
そう言って、メイデンに与えられた名であるゴシックの方で彼女の名を呼んだ。それを聞いたミリィは驚く様子を見せると共に………
「メイデンちゃんをそっちの方で呼ぶって事は………まさか、あの子もメイデン!?」
ジュノと呼ばれた少女がメイデンである事を察知する様子を見せた。その直後、ジュノは腰を抜かしながらメイデンに対して怯える様子を見せた。
「………なんでも何も無いでしょうに。私達メイデンは殺し合う関係のはず。その事を貴女も忘れた訳では無いでしょうに」
その一方で、メイデンはメイデンゲームの事を引き合いに出し、手に持ったメルヘンドライバーを装着すると、ゼンマイを手にしながらゆっくりとジュノへ近付いた。
「………! 近付かないで!!」
ジュノは怯えるようにそう言うと、メルヘンドライバーを取り出し腰に装着。そのまま取り出したゼンマイをセットする。
『マッチウリ!』
ジュノはそのままゼンマイを回す。そして彼女は涙目の様子でゼンマイを回した。
「………変身………!!」
すると、ベルト内部に装備されたプロペラ型のモーターが回転し、ベルトから煙のエネルギーが放出。これがジュノの身体に直撃すると、そのエネルギーはマッチ売りの少女を模した鎧を生成し装着された。
『スチームレジェンド! マッチウリヒストリー!!』
どこか脆くも儚げない鎧を装着したジュノ。その姿はミリィの目から見てもすぐ分かるものであった。
「………! メルヘン………!!」
メルヘンの力によるものである事を………
ミリィ達の前に現れた新たなメイデンもまた、メルヘンの力を持つ人物であった。果たして、ミリィ達の命運は如何なるものとなるだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ジュノが変身したメルヘンへ挑むミリィ達。ジュノの変身するマッチウリヒストリーは幻覚を操るという厄介な能力を持つ姿であり、リヴィスの事を気にしていたミリィはモロにその特性に翻弄される事となったのだった………
次回「幻覚を操る少女」