鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
メイデン捜索に戻ったミリィ達の前に再び現れるジュノ。ジュノは再び幻影を行使する形でU達を閉じ込める中、ミリィはジュノと対話。分かり合う事が出来ない事を察知したミリィは戦いへの覚悟を改めて確認する。そしてミリィは、覚悟に呼応して誕生した新たな鍵を使い、新形態ジャスティングフォームへと変身を遂げたのだった………


第68話 覚悟決意の光ヒーロー

ミリィがゆっくりとジュノの方向へと歩き出すと同時に、彼女の右手に光が集束すると、光の大剣へと変化する。

 

『ジャスティングブレード!』

 

ミリィはジャスティングブレードを手にゆっくりと接近する。ジュノはミリィの姿を目にし、本能的な恐怖を感じると………

 

「う………うあああああ!!」

 

両手から煙を放つ。しかし、ミリィは冷静に煙を引き裂いた。そして、これまで以上のスピードでジュノへ接近すると、ジャスティングブレードによる連続攻撃を叩き込む。

 

「こ、こんな………こんな人間になんか………負けない!!」

 

ジュノは劣勢の中でもそう言うと、ミリィの目の前で膨大な煙を放出する。すると、再びミリィの前にモンスターウォーリアーの姿へ変身したリヴィスの幻影が現れるが………

 

「………そんなまやかし、私にはもう通じないよ」

 

ミリィはそう言うと、光をイメージしたアクリルが付いた鍵をジャスティングブレードにセットする。

 

『キーチャージ!』

 

これにより、ジャスティングブレードの刀身に光のエネルギーが集束。ミリィはそのままトリガーを引いた。

 

『シャインジャスティス!!』

 

これにより、光が周囲の煙や幻影を吹き飛ばした。その効果は絶大であり、煙の中で幻影と戦っていたU達すら解放した。

 

「………! なんなの、あのミリィの姿は………?」

 

煙の中から開放されたU達は、ミリィの新たな姿に驚いていた。だが、Uは唐突に変身を解除すると………

 

「………覚悟が定まったんだな、ミリィ」

 

ミリィの戦いへの意思を感じ取り、嬉しそうな様子を見せた。煙が晴れた直後、ジュノは何が起きたか理解出来ない様子を見せていたが、ミリィはその隙にジャスティングブレードを地面に突き刺し、鍵を一度立てる。

 

『フィニッシュモード!!』

 

ベルトから待機音が鳴る中、ミリィは冷静に鍵を捻る。

 

『ジャスティングストライク!!』

 

目にも止まらぬ速さでジュノの懐に潜り込み、右手に光を纏わせた鋭いアッパーカットを彼女のボディへ叩き込んだ。

 

「うわあああああ!!」

 

これによってジュノは天高く吹き飛ばされた。だが、ミリィは手を休めずに再び鍵を立てる。

 

『フィニッシュモード!!』

 

再びベルトから待機音が鳴る中、ミリィは鍵の上部にある円状の蓋を回転させる。

 

『ジャスティングチャージ!!』

 

ミリィはそのまま地面を蹴り跳躍。ジュノの打ち上げられるスピードを上回るスピードで天高く飛び上がり、そのまま鍵を倒す。

 

『ジャスティングブレイク!!』

 

そして、右足にエネルギーを完全集中させた必殺のキックをジュノに向けて放つ。ジュノはこれをまともにくらうと共に、地面に叩き付けられる。その直後にジュノの身体は大爆発を起こし、彼女が身に着けていたメルヘンドライバーが外れると共に地面へと転がった。少ししてミリィは地面に着地し、間もなく足元へ転がっていたジュノのメルヘンドライバーを拾い上げる。少しして、炎が消えた後、ボロボロのジュノが息を上げながらミリィの方へ視線を向けていた。

 

「………! (やはりメイデンではないミリィでは変身解除に追い込むのがやっとか………!!)」

 

メイデンはメイデンにしか殺せない。その特性を思い出したUは、思わずメイデンへ視線を向ける。メイデンもそんな彼女を倒すのは自分の役目だと考えていた為、トドメを刺す為に身構える………が、その直後、突如としてジュノの身体は崩れ始めた。

 

「えっ………? なんで………? なんで普通の人間の攻撃で私の身体が崩れてるの………!?」

 

ジュノはメイデンで無いはずのミリィの一撃で身体が崩壊しかけている現状が理解できずにいた………それは、U達も動揺であり、直後にジュノの身体が完全に崩壊したのを目にすると、Uとメイデンは動揺を隠せない様子のまま顔を見合せた。

 

「………どうなっている? メイデンはメイデンにしか殺せないはずだろ………?」

 

Uもメイデンに対して思わずそう問いかけた。

 

「勿論よ。私もミリィが出来るのはせいぜい追い込むくらい。そう読んで私がトドメを刺すつもりだったもの………」

 

しかし、メイデンもこの現状には理解出来ない様子だった。互いに理解が追い付かない状況の中、2人はミリィへ視線を向けると………

 

「(………ミリィが強くなってくれたのは嬉しい話だが………いったい何がどうなっているんだ………?)」

 

ミリィに対する疑問の感情を抱くのであった………

 

 

 

ミリィの覚醒によって、メイデンの1体であるジュノを撃破する事に成功する。だが、メイデンにしか殺せないはずのジュノを完全に倒してしまったミリィに対し、U達は新たな疑問を浮上させる事となったのであった………

To Be Continued………




次回予告
ミリィの覚醒に喜ぶ反面、ミリィがジュノを殺せた事に疑問を抱くUとメイデン。そこでUは、ピンクに対してミリィの身体について調べて欲しい事を依頼するのであった………
次回「ミリィの身体の謎」
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