ミリィがジュノを殺せた理由を探る為、Uはピンクに対してミリィの身体を調査を依頼する。ピンクはこれを快諾するが、2人の中ではとある予感を感じていたのだった………
第70話 リバーシブルの鍵
それから数日。ピンクはミリィの事を健康診断と称して呼び出す日が続く事となった。ミリィはこれに疑問を感じていたが………
「………人間の世界では普通に存在する習慣だ。この際、どこか身体が悪くないか調べてもらうのも1つの手だと思うよ」
Uが上手い具合にミリィを丸め込んだ事で、ミリィは納得し、協力してくれる事となったのだった………
ミリィの身体の調査後、Uは話をする事となった。
「………んで、ミリィの身体について何か分かったか?」
Uはミリィが部屋を出て間も無く、ミリィの身体について問いかける。
「DNAとか細胞は普通の人間と遜色は無さそう………だけど、年齢相応とは言い難いかな………?」
ピンクはDNA等は普通の人間と変わらない事を口にしつつも、同時に違和感を感じていた。
「………どういうことかな」
それを聞いたUは反射的にピンクの感じた違和感について問いかける。
「………ミリィちゃんって確か16歳って言ってたっけ。でも細胞とかDNAとか身体の情報を調べていくにつれて、16歳にしては発達して無さすぎるというか………確かに16歳くらいならまだ身体が出来上がっていない子はいっぱいいるけど………私の見立てだと12〜13歳位でないと合点がいかないんだよね………」
それは、ミリィの身体の作りが年齢相応とは言い難い程の強い違和感だった。
「………年齢詐称? でも嘘をついているようには見えなかったぞ?」
Uはミリィが年齢詐称をしている可能性を一瞬考えるが、彼女の様子から嘘だとも考えられずにいた。
「まああくまでここまで調べたのは一部だからね。次はレントゲン撮って何か情報出ないか考えてみるよ………それまでミリィちゃんは借りてもいいかな?」
ピンクは次にレントゲン撮影を行う事で新たな調査を行う事を考え、それを行うまでの期間において、ピンクはミリィを近くに置いておきたい意思を語る。
「分かった、僕も正直彼女の身体の事は気になってる。徹底的にやってくれ」
Uはピンクの申し出に頷く様子を見せた。
「ありがとう。その代わりになるかは分からないけど………新しい発明をしたからUくんにこれあげるよ」
ピンクはこれに喜ぶ様子を見せると、近くの机に置かれていた鍵を手にすると、これをUへ譲渡した。
「これは………両側に鍵の錠がある。リバーシブルの鍵か?」
Uは受け取った鍵の新しい特徴に気付き、それについて問いかける。
「そう。とは言ってもまだ力の入っていないブランクだけど………何かいいアイデアが浮かんだら教えてよ、協力は惜しまないから」
ピンクはUに渡した鍵がまだブランクのものである事を語り、アイデアを求めている最中だった。
「………そうだな、考えたら相談する」
Uはその場では答えを出さず、後に思い付いたら相談する事を語り、部屋の扉の前に立つと………
「………じゃあな博士。そっちは任せた」
そう言って、ミリィの事をピンクに任せる事を語ったのだった………
ピンクによってミリィの身体の調査が進んでいく中、Uは新たな鍵を譲渡される事となった。この新たな鍵がUに新たな力を齎すきっかけとなるのだが、その話は少し先の未来の話であった………
To Be Continued………
次回予告
ミリィが健康診断の名目で動けない中、Uとメイデンの2人は他のメイデン捜索に赴いていた。そんな中、メイデンはUに対してミリィの身体に関する万が一の可能性について問いかけるのであった………
次回「万が一の可能性」