ピンクによるミリィの身体の調査が進む過程で、ミリィの身体に異変を感じる様子を見せていた。それと同時に新たな鍵を作成しており、ピンクはこれをUへ譲渡するのであった………
Uとピンクの会話から少し経ち、Uとメイデンの2人は他のメイデンの捜索に向かっていた。ミリィは健康診断の名目で動けない為、この時は2人きりで動いていた。
「………やっぱり気配を感じないな。あの時戦ったジュノ………ってメイデンを見つけられたのはある意味幸運だったって訳か………」
Uはメイデンが中々見つけられない事に思わずそう呟いた。
「………U、1つ聞きたい事があるの………ミリィの身体について今調べてもらっているとは聞いたけど………何故メイデンを倒せたかについて心当たりはあるの?」
すると直後にメイデンが、ミリィの事についてUに問いかけてきた。
「………そうだね。奇跡が働いたとまずは考えたけど………そんな欠陥仕様ならすぐにケリが着くはずだし、もう少しはメイデンゲームに絡んで来る人間がいるってものだ。正直、僕が考えてる1番の説は………ワンチャン、ミリィもメイデンみたいな存在の可用性がある………ってとこかな」
Uはミリィに感じている万が一の可能性の内容について語り始めた。それは、ミリィがメイデンのような特殊な存在であるというものだった。
「有り得ないわ………私達メイデンは確かに7体。互いの位置を特定する事は出来ずとも、他のメイデンのバイタルサインについては探知が出来る………もしミリィがメイデンなら何かしらのサインは拾えるはずだわ………」
メイデンはこの説を否定してきた。その理由は、メイデンは確かに7体しかいないという理論に基づくものであった。
「分かってるよ。あくまでワンチャン………万が一レベルの話だ。博士が調べてくれるまで本気で考える必要性は無いよ、単なる戯言さ」
それを聞いたUは、あくまで戯言であると語った。
「………そうだといいんだけど」
メイデンは半信半疑な様子でそう呟いた。だが、Uはこの説を間違いだとも考えれておらず………
「(………そうは言ったが、無い可能性も言えないんだよな、この説………もしミリィがメイデンに近い存在であるならば、あの時ジュノを倒せた事にも説明は着く。それに、身体からベルトを出現させるなんて常人には出来ない芸当を見せている以上、そんな答えが出てきてもなんらおかしい話じゃない………時間は要するだろうが………必ず真実を探る………例えどんな結果であったとしても………)」
Uは、ミリィがメイデンに近い存在であったのならば、ジュノを倒せた事への説明が着く事から、この可能性も信じていたのであった………
Uの持っていた、ミリィの身体に対する万が一の可能性。本人は本気で無いとボヤきつつも、その説を本気で信じようとも考えていた。果たして、この説の答えは間違いなのか、それとも………
To Be Continued………
次回予告
メイデン捜索の過程で、U達は幼い少女と出会う。少女は雪が見たいという希望を持っていたが、時期は季節外れであり、その要望が叶う事は有り得ないと断言出来てしまうのであった………
次回「叶わない願い」