悲鳴の聞こえた方には、怪人とエレガンの2人がおり、彼女はUとの対決のためにこの場を作っていた。エレガンの性格を知っているメイデンは、エレガンのこの行動に疑問を感じていたのであった………
一方、Uとエレガンの2人が激突しており、Uはソードマンセイバーを、エレガンは鞭を武器に一進一退の攻防を繰り広げていた。
「………メイデンそっちのけで僕に目を向けるのは理解出来ないが………僕を倒すためなんかに怪人を作るなら容赦はしない………」
Uは素早い動きでエレガンの懐に潜り込み、連続で斬撃を彼女の身体に叩き込む。エレガンはダメージに苦しむ様子を見せていたが………
「っ………! 来なさい、私の駒!」
エレガンは、メイデンと戦っている怪人を自身の方へ引き寄せると、Uの背後から襲いかからせた。
「っ………! U!!」
メイデンは声を荒らげるが、Uはノールックでソードマンセイバーを振るい、怪人の攻撃を止めた………だが、Uは奇襲をかけられた事よりも、怪人に視線を向け………
「………1つ聞き忘れたな。コイツの媒体になった人間はどういう人間だった?」
首を傾げる様子を見せながらエレガンに問いかける。
「女の子供だったかしら。まあ、貴方を倒す駒になるならなんでもいいけどね………」
エレガンは怪人の媒体として、少女を使った事を語る。その行動原理もUを倒す事というものであり………
「………そうか。やはりお前は………殺してやる………!!」
それを聞いたUはエレガンへの殺意を明確なものへと変化させていた。Uは、ピンクから譲渡されたブランクキーを取り出し………
「………あまりこういう事の為にあの子から貰った力を使いたくは無かったが………あの子をこんな馬鹿げた戦いに巻き込んでしまった詫びだ………叶えてやるよ、雪を見せてやる………!!」
Uはそういうと、自身の鎧の複眼を青く発光させる。するとUの身体から紫と水色のエネルギーが放出。このエネルギーがUの手にあったブランクキーに注がれ、リバーシブルのブランクキーは、片側に水色、片側に紫の色が着き、これが完成した。Uは紫色のパーツを手にし、これを上げる。そのパーツは鍵を隠す為のカバーであり、紫色のカバーを、対する方にある水色のパーツに合体させる。紫色のカバーの裏は水色であり、これによって持ち手が水色一色の大型の鍵となった。Uはこれをディメンションドライバーの右側の鍵穴にセットした。
『ブリザード!』
すると、ベルトから氷のエネルギーが放出する。少ししてUは無言で鍵を回した。
『ブリザードソードマスター! ブリザードソードマン!!』
これにより生成された氷はUの身体を覆う。少ししてUの身体を覆った氷が爆発。水色かつ透明さを感じさせる鎧が装着された。
「………! 氷のソードマン………!?」
メイデンは、新たな姿へ進化したUに驚いていた。一方、エレガンはUが新たな力を生み出した事に驚いており………
「な、何なのそれは………? どうして貴方が新しい力を生み出せたの………!?」
Uに対して疑問を投げかけた。Uは近くに散らばっていた氷の破片から鏡写しに自らの姿を目にすると………
「簡単な答えだろ。僕は人間とは違う………お前達と同じ化け物さ………」
そう言って、緑色の複眼を発光させながらそう言葉を返すのだった………
エレガンが少女を使って怪人を生み出したのも、Uを倒す為であった。エレガンの手段を選ばない戦術に怒りを強めたUは、新たな力を解放する事で、エレガンの討伐に挑もうとしていたのであった………
To Be Continued………
次回予告
氷の力を操るUは、ソードマンとしての強さを大きく上げるものであった。Uはエレガンと怪人を纏めて圧倒する展開を見せたのだった………
次回「破壊の氷結打」