鉱石と破壊の戦士達〜鍵の戦士達〜   作:Uさんの部屋

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前回までのあらすじ
エレガンはUを倒す為に、少女を怪人にした事を明らかとする。それに怒りを覚えるUは、エレガンを倒す事、少女の願いを叶える為、新たな力を覚醒させたのであった………


第75話 破壊の氷結打

Uは自身の右手から冷気が小さく放出されるのを目にし………

 

「………本当に氷が操れるようになってしまったか………力借りるぞ………真子」

 

本来の力の持ち主の名を口をすると、ゆっくりとエレガンに向けて歩き出す。エレガンは棘の鞭をUの身体に叩き付けるが、Uの身体にはビクともせず、Uはゆっくりと怪人へ接近していた。直後、怪人がUの背後から襲いかかるが、Uは左手を怪人に向け、それと同時にベルトに差された鍵を1度起こし、再度回した。

 

『ブリザードアタック!!』

 

これにより、左手からとてつもない冷気が放出する。これにより怪人は凍結し、Uは怪人へ視線を向ける。

 

「………まずは君から救う」

 

Uは怪人………いや、怪人の中にいる少女に目を向けると、ベルトの鍵を2回捻った。

 

『ブリザードフィニッシュ!!』

 

Uは右腕にエネルギーを集束させると、鋭いパンチを怪人に叩き込んだ。強烈なパンチが怪人から少女を分離させ、外側となっていた怪人をバラバラにした。そして、怪人のマテリアルはメイデンの方へ吹っ飛び、メイデンは動揺しながらもこれを回収する。

 

「………! (なんというパワー………! でもあの形態、動きはやや遅いみたい………なら接近させなければいい………!!)」

 

エレガンはUの強さに驚いていたが、機動力が低い事に気付くと、両腕の鞭を壁替わりに防御に徹し始める。それを見たUは………

 

「(機動力なら勝てると読んだか………確かに前より身体は重くなってるが………それを補う術は持ってるんだよ)」

 

Uはエレガンが守備に回った事を察知すると、自身の右手に目を向ける。すると、水色の銃ブリザードガンが生成されると同時に、グリップに鍵を差し込める穴が付いた追加パーツが装備された。Uはベルトから鍵を取り外すと、そのままブリザードガンにセットし、これを回す。

 

『ブリザードチャージ!』

 

これにより、銃口に水色のエネルギーが集束する。Uは狙いを定めると、躊躇いなくトリガーを引いた。

 

『ブリザードヘルブラスト!!』

 

ブリザードガンから放たれた氷のエネルギー。これが茨の鞭を貫通すると同時に、エレガンの身体をそのまま貫通し、巨大な氷塊を作りだす事となり、エレガンはメルヘンの鎧を身に纏ったまま凍結していた。Uはその光景を目にしたが、近くで気を失っていた少女に目を向けると………

 

「………まずはこの子の事が気がかりだ。多分死んでないだろうが………メイデンを殺せるのがメイデンである以上、僕にこれ以上の事は出来ない………刺激して悪化する前にここは一旦引くぞ」

 

Uは少女の身柄を優先し、その場を撤退する事を選択する。メイデンは困惑しつつもそれに従う形でUの後を追いかけるのであった………

 

 

 

その後、U達は少女を少し離れた所へ放置すると………

 

「………さて、最後の仕事をして一度帰還しよう」

 

そう言って、手から上空に向かって冷気を放出する。すると冷気は雪へと変化し、地面に向かって降り始めた。直後に少女が意識を取り戻し始めた為、Uはメイデンの手を引いてそのままその場を去ってしまった。少女は気絶するまでの記憶が思い出せずにいたが、空から雪が降ってくるのを目にし………

 

「雪だ………!!」

 

自身の願いが突如として叶った事に喜ぶ様子を見せていた。そして、変身を解除したU達は密かに彼女の様子を目にし………

 

「………なんで身を隠すなんて真似をしたのよ?」

 

そう言って、何故少女の前に出ず、雪が降った事を少女が1人きりの状況にして喜ばせるのか理解できない様子だった。Uは笑いを零すと………

 

「奇跡が起きたのに僕達みたいな奴がいるのは野暮だろ?」

 

そう言って、少女に最大限奇跡を喜んでもらいたいという彼なりの粋な計らいである事を語った。メイデンには理解が出来ない様子を見せていたが、直後、メイデンは突如として何かを察知する様子を見せた。

 

「………? どうした?」

 

それを見たUは疑問を問いかける。

 

「………エレガンのバイタルサインが復活した………恐らく氷から出てきたのね」

 

メイデンが察知したのは、エレガンのバイタルサインだった。

 

「バイタルサイン………? そんなに大事なものなのか?」

 

Uは首を傾げながらメイデンにそう問いかける。

 

「重要なものよ。このバイタルサインが途絶えた時はメイデンシリーズにとって生死の狭間………一定時間以内に戻れなければそのまま死ぬ事になるのよ………」

 

メイデンは、それがどれ程重要であるかをUへ説明するのであった………

 

 

 

新たな力、ブリザードフォームの力でエレガンを一時的に撃退したU。少女の願いも叶い一件落着………となったのも束の間、エレガンが復活した事を知る事となったのであった………

To Be Continued………




次回予告
エレガンは復活後、潜伏場所でダメージに苦しむ様子を見せていた。そんな中、エレガンの前に新たなメイデンが現れたのだった………
次回「生死を賭けたタイムリミット」
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