新たな力でエレガンを一時的に撃破したU。Uは少女の願いを叶えたものの、直後にエレガンが復活した知らせを耳にするのであった………
一方その頃、エレガンは潜伏場所としている洞窟において、ボロボロの姿のまま息を上げていた。
「はあっ、はあっ………あんな男が私をここまで圧倒出来るなんて有り得ないわ………!」
エレガンは2度の敗北でUへの憎しみを強めていた。そんな中、洞窟内において足音が反響する。
「………無様ねエレガン。一時バイタルサインすら途絶える事態になるなんて、いったいどのメイデンにそこまでやられたのやら………」
足音の主は、エレガンを知っている素振りで彼女を嘲笑う言葉をかけた。エレガンは声の主に目を向けると………
「………! ポイズ………!!」
その人物に対して目を向ける。その少女は白いドレスを身に纏いつつも、その表情は不敵なNO.9のメイデン、ポイズ=メイデンであった。しかし、ポイズはエレガンの身体から冷気のようなものを目にすると………
「………おかしいわね。メイデンに冷気を出せる子はいなかったはず………いったい誰にやられたのよ?」
そう言って、エレガンがやられたのはメイデンによるものではない事を察知した。
「………人間の男よ。そいつに氷漬けにされた………」
エレガンは自身の身に起きた事を語る。それを聞いたポイズは一瞬驚く様子を見せたが、直後に笑い出した。
「あはは………!! 無様ね、バイタルサインが8〜9分程度途絶えたから何が起きたかと思えば、メイデンでもない奴に氷漬けにされていたとはね………!! 危うく、1番脱落の理由が間抜けなメイデンになる所だったわよ………!!」
それはエレガンを嘲笑うものであり、それを聞いたエレガンは怒りに震え………
「………! うるさいわね!! あの男と戦ってないから貴方はそんな事が言えるのよ! ………あの男は下手をすればメイデンゲームを壊しかねない危険な存在かもしれないのよ………!?」
エレガンに対して感情任せに反論する。それを聞いたエレガンはそんな彼女を鼻で笑い………
「メイデンゲームを壊す………ね。貴女、そんなふざけた事を言うタイプじゃなかったのに、氷漬けにされて頭がおかしくなったんじゃないの? ………そのまま10分間氷漬けにされてそのまま脱落すればよかったのにね………!!」
エレガンを煽りながらそう言い放ってその場を立ち去った。エレガンは地面に拳を叩き付けると………
「10分間………私達メイデンは10分間バイタルサインが届かなくなると自動的に身体が自爆コードを起動させる………自爆にしろ他のメイデンに殺害されるにしろ………メイデンとしての存在が保てなくなった時、そのメイデンは脱落する………そして私は危うく脱落しかけた………許さない………あの男だけは絶対に………許さない………!!」
エレガンはUへの憎悪を膨らませる事となったのであった………
Uへの憎悪を募らせるエレガンは危うく死にかけていたようであり、そんな彼女を嘲笑うポイズの存在は、エレガンの中でメイデンゲームすら忘れさせる程に憎しみを強めていたのであった………
To Be Continued………
次回予告
アジトに戻ったUとメイデン。メイデンの新たなルールに纏わる話を知った後、メイデンはUが新たな鍵を生み出せた理由を問いかける。その理由は、Uが今回の戦いに関与する以前の大きな戦いで出会った新たな人物が関係していたのであった………
次回「Uの中に宿る魂」