Uの覚醒させた新たな力の根源について説明する為、Uはメイデンへ説明を始める。それを説明するのは、Uでは無い別人、真子と名乗る人物であった………
「………私は別世界のユウの娘。お父さんからすればあったかもしれない娘の姿………所謂パラレルワールドの娘って事」
真子は自身の存在について改めて説明を行う。
「娘………Uに娘がいる事は聞いていたけど………意外とUを気にしてるのね」
メイデンは娘の真子が、Uの事を気にしている性格である事を察知していた。
「まあね………1回殺しかけたし」
真子はそれを否定しなかった………それは、過去にUを殺しかけた前科が関係している事が彼女の口から明かされた。
「………え?」
これにはメイデンも困惑の声を漏らした。
「………驚くよね。まあ無理も無いよ。正直私の実力は本気のお父さんと互角くらいにやり合える強さだと自覚してるし………1回本気で殺し合いをした仲なんだよ、こう見えても………その時にお父さんを助ける為にお父さんに憑依する形で力の一部として融合したのが今の私………って所かな」
真子は1度殺しかけた時の事を思い出していた。
「………Uでも死にかける事があるのね」
彼女なりにUの実力を認めていたメイデンは、そんな彼と互角クラスの強さを持つ真子の存在に驚きを隠せなかった。
「そして、さっきお父さんが生み出した新しい力についてだけど………あれも私の力。厳密にはその一端だけど、氷の力を操る形態、ブリザードフォームは鍵の半分側に込められていた私の力がお父さんの変身するソードマンの姿に融合する形で形成されたって訳………ただ、お父さんは氷を操る力は扱うにあたっての相性が悪いのか、どちらかと言うと得意の機動力をあまり活かせてないみたいだけどね」
そして真子は、先程Uが変身した姿、ブリザードフォームは真子の力が融合した為に形成されていた事を語る。そしてそれを実演するかのように、自身の右手から氷の結晶を生成する。
「そうだったのね………ん? 半分?」
メイデンは真子の力がUの新たな力を生み出していた事を知る………が、それと同時に1つ引っかかる様子を見せる。
「………気付いた? 実はあの中にもう半分力が込められていたの。結果として使わなかったけど………あれも私が得意な力の1つで………パラレルワールドの父親………私の本当のお父さんの能力が込められていた。そっちの方はお父さんと相性が良い力だけど………まあ今後分かるよ。氷を操る力だけじゃ多分この先は戦い抜けないだろうし」
真子は先程まで鍵の中にもう1つの力が込められていた事を明らかにする。
「………ま、また何かあったらお父さんを乗っと………いや、介して色々教えてあげるからさ、それまでせいぜい死なない事だね………メイデンちゃん」
しかし、そのもう1つの力についてはこの場では伏せる様子を見せた。その直後、真子はブランクキーを取り出し、Uの身体から紫と水色のエネルギーを放出させる。このエネルギーがUの手にあったブランクキーに注がれ、リバーシブルのブランクキーは、片側に水色、片側に紫の色が着く鍵へと戻った。その直後にUの目は閉じられ、事切れるようにUの頭は俯いた。少ししてUは頭を起こすと………
「………真子の奴め、話すだけ話して満足したな………」
そう言って、真子に対して思わず苦言を呈した。メイデンはそれを耳にし………
「………戻ってきたわね、U」
Uが戻ってきた事を察知する。Uは一度咳払いを挟むと………
「………ま、とにかくだ………これで信じてくれただろ? コイツの事は………」
そう言って、新たな鍵の事について納得して貰えたかを問いかける。
「まあね………あんなの見せられたら嫌でも信じるわよ………」
メイデンは真子の様子を見せられ、それがUの自作自演とも思えなかった事から、嫌でも信じる事しか出来ないのであった………
Uの中に宿る真子によって、Uの新たな力の根源を知る事となったメイデン。そして、真子から示唆されたもう1つのUの新しい力。その力の概要が明かされるのは、もう少し先の話であった………
To Be Continued………
次回予告
アジトの中へ戻ったU達は、ミリィの身体について調査を進めるピンクと会話をしていた。そんな中で、2人はミリィに纏わる衝撃の事実を知る事となったのであった………
次回「ミリィの中に宿る真実」