パラレルワールドのUの娘である真子は、Uの新たな力が自らの力によるものである事をメイデンに対して明らかにする。だが、彼女は鍵の中にはもう1つの力が宿っている事を示唆する形でUに人格の主導権を返したのであった………
Uの新たな力に纏わる衝撃の事実が明らかとなり、2人が『漆黒の支配者達(シャドーインベーダーズ)』のアジトへ戻ると、入ってすぐの位置にピンクが立っており………
「あっ、Uくん………! ちょっと私の部屋で………いいかな?」
Uに何かを伝えたそうな様子を見せていた。
「………分かった」
Uはそれに頷くと、メイデンと共に彼女の部屋へと向かうのであった………
そして、ピンクの部屋へ向かったU達。ピンクはパソコンが置かれている目の前の椅子に腰掛けると………
「………例の話をしたいんだけどいいかな。さっきレントゲンを取ったら意外なものが写ってさ」
そう言ってパソコンを操作し、先程撮影したミリィのレントゲン写真を2人に見せる。
「………! これは………心臓が………マテリアルのような形になってる………!?」
それは、ミリィの心臓部がマテリアルのような未知のものへと変化している写真であった。
「そう、私達が怪人を追うようになったきっかけの怪人と全く同じ………マテリアルが組み込まれている可能性が極めて高いかな」
ピンクはミリィの身体にマテリアルが入っている可能性を口にする。それを聞いたUは、ミリィが体内からベルトを出現させている事実、マテリアルを鍵に変化させる力など人間離れしている力を持っている点から、何処か納得させられる様子を見せていた。
「有り得ないわ………普通、人間にマテリアルを埋め込めばマテリアル側に意識を支配されてしまうはず。もしミリィにマテリアルが埋め込まれているなら何故今の人間状態を保ててると言うの………?」
だがメイデンは理解出来ない様子だった。実際にマテリアルを人間に埋め込んだ経験のある彼女にとって、マテリアルを埋め込まれたミリィが自我を持って動いている事は有り得ないと思いたくなるものであった。メイデンの言葉も嘘では無いと感じたUは、複雑化する現状に首を傾げつつも………
「………この事はミリィには話していないだろうな?」
ピンクに対し、ミリィへこの話はしていないか問いかける。
「そりゃもちろんだよ………こんな事を言って受け止めてくれるとは到底思えないし………」
ピンクはしっかりと口止めをしており、ミリィはまだこの事を知らないと供述する。
「そうか………ならいいんだが………」
それを聞いたUは安堵の声を漏らした。
「………とにかく、今は口外しないように。この事がミリィちゃんに伝わったらどうなるか読めないから………」
ピンクは改めてこの事を口外せず、この場にいる3人だけの秘密とする事を取り決めるのであった………
そして、自身の身体にマテリアルが埋め込まれている疑惑がある事を知らないミリィは、大広間で自身の所持する鍵を目にしながら考え事をしており………
「(………ピンクさん、なんで私の身体の事を色々調べてるんだろう………? 体調なんか何も悪くないのに………)」
ピンクが自身の身体を調べる理由について考えていたのであった。そしてその様子は、まだ自身の身体にマテリアルがある疑惑に気づいていない事を示していたのであった………
一方、どこかも分からぬ城においてエレガンは、玉座の間らしき空間において玉座に座る男性から鍵を渡された。
「………いいのか、No.3。これはお前の身体を壊しかねない禁忌の力だ………それでもこの力を望むか?」
男性はエレガンの事をそう呼ぶと共に、本気でエレガンに渡した鍵を使うのかを問いかけていた。
「勿論です………どうしても殺したい奴がいるので」
エレガンは殺意だけでこれを受け入れる様子を見せ、玉座の間を後にした。そんな彼女の後ろ姿を見た男性はフッと笑いを零すと………
「………馬鹿な奴だな………」
そう言って、どこか嘲笑う様子を見せたのであった………
ピンクが調べていたミリィの身体について、彼女にマテリアルが埋め込まれている疑惑が浮上する事態となった。果たして、ミリィの身体の中には本当にマテリアルが埋め込まれているのだろうか………?
To Be Continued………
次回予告
ミリィの事について気がかりなUとメイデンは、他のメイデンを捜索する過程で、その会話を続けていた。だがそれと同時にU達の前にまたしてもリヴィスが現れる。リヴィスは以前譲り受けた新たな鍵を使った変身を遂げるのであった………
次回「警告の変身」