エレガンは黒い鍵を使い、自身の身を犠牲にする形でUに匹敵する力を獲得する。だが、押されているUの感情は、劣勢になりつつあることへの怒りとは無縁の感情であった………
エレガンはUに向けて追撃のパンチを放つが、Uは左手でこれを止めると………
「リヴィスにしろ、お前にしろ………何か1つ勘違いしているようだから教えてやる………!」
Uはそう言うと、ブリザードガンを持った右手によるパンチをエレガンの顔面にくらわせ、エレガンを大きく吹き飛ばす。
「うあっ!?」
エレガンは咄嗟に受け身を取る事でこの場を凌いだが………
「………力ってのは狂ったままに使うもんじゃねえ。そんなもので振るう力程虚しいものは無いし………見てて腹が立つ………!!」
Uはリヴィスやエレガンの力の振るい方に不満を抱き、思わずそう言い放った。それを聞いたエレガンは狂ったような笑いを零すと………
「だから何よ………! 力ってのは相手を滅ぼす為に使うものでしょう………!? その為に使い方なんて関係は無いのよ………あははは!!」
そう言って、Uの言葉が響いていない様子を見せる。それを聞いたUは無言でベルトから鍵を取り外すと………
「………そうか。ならもうくたばってくれ。お前か生きているだけ、お前は狂う………その前にこれで決着してやる。これはメイデンゲーム攻略云々じゃない………僕とお前の決着だ」
そう言って一度鍵のカバーを元に戻す。そして、紫と水色のカバーの鍵に戻った直後、Uは水色のカバーを起こす。水色のカバーの裏側は紫色であり、持ち手が紫一色の鍵をUはベルトにセットする。
『ディメンション!』
Uはそのままベルトにセットされた鍵を左手で回す。
『ディメンションソードマスター! ディメンションソードマン!!』
すると変身音と同時に、Uの水色の鎧がガラスのように崩壊。するとその下に隠れていた紫の軽量な鎧が出現した。メイデンはUの鎧の変わりように驚いており………
「紫色のソードマン………! (あれが真子って女が示唆していた………もう1つの力………!!)」
それが、以前に示唆されていたUのもう1つの姿である事を察知した。その直後、Uの右手にあったブリザードガンのグリップが動き、ブリザードガンは直線状の形へ変形。その直後に銃口から鋭い刃が出現。ディメンションソードと呼ばれる剣へと変化した。
「エレガン………行くぞ、お前の狂気の連鎖、ここで終わらせてやる………!!」
そしてUは、エレガンをここで完全に撃破する決意を固め、ディメンションソードを構えるのであった………
エレガンの狂いように思わず怒りを覚えるUだったが、エレガンはその姿勢を変えようとはしなかった。Uはもう1つの力、ディメンションフォームを解禁し、エレガントの最後の決着を着けようとしていた。果たして、対決の行方は………?
To Be Continued………
次回予告
Uのもう1つの力は、これまで以上のスピードと次元を操る力を持っていた。Uはエレガンを一方的に蹂躙する強さを見せると共に、必殺の一撃をエレガンへ叩き込むのであった………
次回「狂った人形劇の終演」