エレガンの狂った力の使い方にリヴィスの姿が重なり、思わず怒りを覚え始めるU。エレガンがこの姿勢を変えない様子を目にした事から、Uはもう1つの形態ディメンションフォームを解禁。エレガンの完全撃破を決意するのであった………
Uは目にも止まらない速さでエレガンへ接近し、ディメンションソードによる鋭い斬撃を放つ。
「うああっ!!」
エレガンは斬撃を受けて姿勢を崩す。
「今度は足が速いみたいね………けれど、私の鞭からは逃れられないわ!!」
エレガンはUのスピードが上がった事を実感するものの、すぐさま両腕の鞭を振るい、Uに向けて飛ばす。
「………それはどうかな」
しかし、Uは目の前の空間を捻じ曲げる。これによりゲートが出現し、鞭はゲートの中へ入ってしまい、Uに届く事は無かった。
「なっ!? (鞭がよく分からない穴に入った………!?)」
エレガンは動揺する様子を見せる。Uはその隙にベルトの鍵を1回立て、すぐに捻る。
『ディメンションアタック!!』
Uはディメンションソードの刀身にエネルギーを集束すると、ゲートの横から姿を見せ、エレガンの鞭を分断し、次にエレガンの懐へ潜り込むと、強烈な回転斬りを放つ。
「うわああああ!!」
エレガンは地面に倒れると同時に、身体に流れる電流に苦しんでいたが………
「私は………ここで負ける訳には行かないのよ………!!」
それでもなんとか身体を起こし、ふらついた足取りでUへ接近する。そんな彼女の様子を見たUは………
「………せめて安らかに眠ってくれ」
Uはディメンションソードを地面に突き刺しながらそう言うと、ベルトの鍵を2回操作する。
『ディメンションフィニッシュ!!』
Uは両手を動かし、エレガンの周囲に無数のゲートを出現させる。Uは素早い動きでゲートの1つに入り込むと、エレガンの背後にあるゲートの1つから姿を見せ、背後からエレガンを攻撃。すぐさま近くのゲートに入ったUは次にエレガンの右正面から姿を見せ、エレガンを攻撃。このようにゲートの出入りを用いたヒットアンドアウェイ戦術でエレガンを一方的に蹂躙する。
「うああっ!! ああっ………!!」
エレガンは身体が動かなくなってしまった。そして、Uはエレガンの真正面にあるゲートから姿を見せると………そのまま軽く跳躍し、右足に紫のエネルギーを纏わせ、キックという形でエレガンの腹部にぶつけた。
「うわあああああああ!!」
この一撃でエレガンの腰からメルヘンドライバーが外れ、そのままUが作り出したゲートの中へと放り込まれた。ゲートの中でエレガンの身体が爆発を起こし、その煙はゲートから漏れ出たが、Uはそのままゲートを閉じる事により、エレガンをゲートの中の世界へと閉じ込めた。その直後、メイデンはエレガンのバイタルサインが再び途絶えたのを感じとり………
「エレガンの反応がまた消えた………」
その事をUに伝えた。Uは地面に転がっていたメルヘンドライバーを拾い上げ………
「………メイデンのバイタルサインも別次元では届かないらしいな………エレガン、お前の復讐劇もこれで終わりだ………」
エレガンを別次元に送った事を口にすると共に、エレガンを止めた事を肌で感じていた。直後、Uはリヴィスに視線を向けると………
「………さて、リヴィス。このまま第2ラウンドやってもいいぞ………でも、これ以降は容赦しない………このままやるなら………殺すぞ」
リヴィスにこのまま戦いを続けるかを問いかける。しかし、続けるのであれば彼女を殺す気でもあった。それを聞いたリヴィスは身体を震えさせる様子を見せると、そのまま逃げるようにその場を去ってしまった。Uは追いかける真似はせず、静かに変身を解除した。メイデンはフラついた足取りでUの傍へ駆け寄ると………
「………追わなくていいの?」
リヴィスの後を追いかけなくて良いかを問いかける。
「………いい、今日は帰ろう」
Uはリヴィスを放置する事に決め、一旦撤退する事を口にするのであった………
そして、別次元に飛ばされてしまったエレガンは、崩壊した世界を彷徨っていた。
「………ははっ、結局復讐は出来ずじまい………ね。折角自分の身を犠牲にしてまで成し遂げようとしたのに………惨め………ね………」
エレガンは自身の目的が果たせなかった事を惨めと称していた。その直後、自身の身体から熱いエネルギーを感じとり………エレガンは自身が直後に辿る末路を察知すると同時に、エレガンの身体は爆散するのであった………
Uのもう1つの形態、ディメンションフォームの力により、エレガンを別次元に送り込む形でメイデンゲームから脱落させる事となった。これにより、メイデンの数は残り5体となったのであった………
To Be Continued………
次回予告
エレガンの脱落から数日。ミリィ達は次のメイデン捜索に動いていた。そんな中、ミリィはメイデンに対して他のメイデンの話を問いかけるのであった………
次回「メイデンのライバル」